JANOG Comment 9 JANOG運営委員会 2005/07/25 JANOG Comment の運用について 1. 概要   JANOGでは、JANOG Commentとして文書管理を実施しています。本文書で  は、このJANOG Commentの位置づけとその運用方法について定義します。 2. 文書の分類 JANOGでは、管理する文書を以下に示す2つのカテゴリに分類します。   1) JANOG運営関係文書    JANOG運営関係文書は、JANOGを運営するに当たりJANOG運営委員会が    円滑なコミュニティ運営を行う為に明示的に示す必要のある事柄につ    いて文書化したものです。   2) 技術文書     ここでいう技術文書とは、インターネットの運用等に関連する技術    的文書であって、これら文書に記載されている内容は、JANOGコミュニ    ティでコンセンサスが得られていことが期待されています。 3. 文書の管理   JANOG Commentは、以下に示す場所で公開されているものを正として、 JANOG運営委員会により番号が付与されて管理されます。  = 公開場所    http://www.janog.gr.jp/doc/janog-comment/ なお、番号は以下の通り管理します。   1〜999 JANOG運営関係文書   1000以降 技術文書 4. 文書の発行手続き   JANOG Commentの発行は、2つの方法によって発行でき、それぞれ発行  手続きが異なります。   1) 運営委員会提案   2) メンバー提案 4.1 運営委員会提案文書の発行手続き   運営委員会提案文書は、運営委員会がJANOGコミュニティの運営に必要と  判断した場合に、運営委員会およびその協力者の共同作業によって文書を  作成し、発行することができます。技術文書を運営委員会提案文書として  発行することはできません。   文書発行に当たっては、運営委員会の2/3以上の賛成が必要で、発行後速  やかに、janog@janog.gr.jpメーリングリストにてその発行を報告しすると  共に、直近のJANOG Meetingで内容について説明しなくてはなりません。   さらに、発行後JANOGメンバーからのコメントは随時受け付けるものとし、  問題が発見された場合には、JANOGコミュニティでのコンセンサスにより、  修正・廃止が可能とします。 4.2 メンバー提案文書の発行手続き   メンバー提案文書は、JANOGコミュニティからjanog@janog.gr.jpメーリン  グリストに対して、JANOG Commentの発行の提案を行います。   提案を実施する際には、最低限以下の条件を整える必要があります。    - 提案文書が、インターネット上で一般に公開され、誰もが参照可能な     状態にあること。 - JANOG Policy(JANOG Comment 1)に反しないこと。    - 提案者が明確であること。   提案された文書は、その内容・適正について引き続きJANOGコミュニティ  で議論されることが期待され、議論の結果を反映したものを直近のJANOG  Meetingで説明しなくてはなりません。JANOG Meetingでの説明を実施する  際には、JANOG Meetingの通常のプログラム応募要領に沿って、提案者自身  が応募する必要があります。   JANOG Meetingでの説明を実施し、ミーティング参加者により該当文書の  JANOG Comment化について賛否を問います。この結果賛成が参加者の約半数  以上得られた場合は、そのステータスを運営委員が確認し、その文書を提  案最終文書としてLAST CALLの状態とします。   LAST CALLの状態になった文書は、運営委員会よりその旨をjanog@janog メーリングリストに通知し、通知日より1ヶ月以上の猶予期間をおき、その  後、特に問題がなければ、そのままJANOG Commentとして採番し、文書発行  手続きを実施します。この際、文書にいくつかの問題が発生し修正が必要と  判断される場合は、提案は却下され、必要であれば、提案者は再度提案の  手続きを始めなくてはなりません。 5. 文書の形式 JANOG Commentとして発行される文書の形式は、原則テキスト形式としま  す。ただし、図等の補足説明のためPDF形式も認めます。   文書内容の記述形式は、章立てにより論理的に説明された文書を主体とす  る形式で記述されていなければなりません。プレゼンテーション形式のファ  イルをPDF化した程度のものなどは、記載される事柄に対する解説が不十分  になりがちで、読者の判断により不用意に多くの解釈がされる可能性がある  ため原則認めません。 6. 発行文書の権利等   JANOG Commentとして発行される文書の権利等は、著作者に帰属するもの とします。   ただし、JANOG Commentとして発行された文書は、記載内容を変更せず、  その参照元を明らかにすることで、転載、引用は自由でなくてはなりませ  ん。   この条件が満たされない場合もJANOG Commentとしての文書の発行はでき  ません。 7. 文書の変更等   JANOG Commentとして発行された文書で、その記載内容のうち著者のメー  ルアドレス、句読点等の使用間違い、誤植などの軽微な間違いの訂正・変更  が必要となった場合は、運営委員会の許可の元、文書の差し替えが可能です。   差し替えが実施された場合には、その内容についてjanog@janog.gr.jpメー  リングリストにて、運営委員会よりその変更を通知します。   軽微な変更以外の場合は、新文書を提案する手続きと同じ手続きを必要と  します。新文書が提案が採択された場合は、その新文書に新しい番号を採番  し、更新元となった文書には、新文書に置き換わった旨の記載を追記します。  なお、更新元文書への追記は、運営委員会によって行われます。   文書の廃止は、janog@janog.gr.jpメーリングリストにて廃止提案を行い  提案手続きと同じ基準で賛否確認作業を行い、廃止を行うことができます。 以上