6. レイヤ8のためのNMS (13:00-13:30) o 発表者 波多 浩昭(NTTPC Communications,Inc.) o Abstract NOCに設置されているNMSは、主にネットワーク管理者 がネットワークの円滑な運用を目的としたツール として欠かせないものです。 はたしてNMSとは、それだけでいいものなのでしょうか。 現在、安定した経営が難しいインターネットサービス市場環境に おいて、営業、マーケッティグ、経営層(いわゆるレイヤ8層) の必要とするデータ類は、実はNMSの中に蓄積されているものなのでは ないのでしょうか。これからの健全なISP経営においては、 ネットワーク管理者、すなわちNOCから社内に向けて経営情報を 発信することは非常に重要です。 そのために、NMS及び周辺システムの機能をオープンなものに 拡張していくことが望まれます。 本セッションでは、NMSに蓄積されたデータを、ネットワーク管理者 以外のスタッフに供するために加工し、公開するという側面から トラフィックデータの予測分析の事例、及び携帯電話やスクリーン セーバを用いた加工データの公開事例をデモを交えて紹介いたします。