プレゼンテーション名: JPNIC UPDATE 時間: 10:15-10:35 発表者: 菅原 徹(JPNIC IP事業部) 記録者: 法林 浩之(インターネット総合研究所) ・発表概要 - JPNICの最近の活動を紹介 * IPアドレス関連 * ドメイン関連 * その他 - 特に、IPv6アドレス割り振り基準新ポリシーの施行など、IPアドレス関 連の話題が中心 ・IPアドレス関連 - IPアドレス管理業務に関する話題 - ポリシー策定に関する話題 - IPv6アドレス割り振り新ポリシーについて ・IPアドレス管理業務に関する話題 - JPNICの仕事 * APNICからIPアドレス/ASを割り振ってもらい、指定事業者/一般に 割り振る * whoisへの登録、DNSへの登録 - AS番号割り当てを7月から正式サービス化 - APNICからのダイレクトアロケーションを開始 * /15以上の申請がきたときに審議の上でAPNICから直接割り振る制度 * 2002年1月から実施 * この制度の実施により、JPNICで保持しているIPアドレスプールが 足りなくなる危険性が減る。実際、統計的にもプールが増えている。 - IPv4アドレスの割り振り基準を変更 * これまで/22を割り当てていたのを/20に変更 * ただし、1年後に/21を使うことがわかる計画を提出することが条件 * 従来、条件となっていたマルチホーム要件は撤廃された ・ポリシー策定に関する話題 - IPアドレス割り当てポリシーは、オープンポリシーミーティングで方針 を策定している - オープンポリシーミーティングはAPNICで実施しているが、これにならっ てJPNICでもオープンポリシーミーティングを実施 - JPNICオープンポリシーミーティング * 7/9に中央大学で開催 * 初の単独開催 * 84人参加 - APNICオープンポリシーミーティング * 9月に北九州で開催(日本初) * 参加者、スポンサー募集中 ・IPv6アドレス割り振り新ポリシーについて - 最近は日本がIPv6アドレス割り振りのグローバルポリシー策定をリード している - 日本が策定したグローバルポリシーがAPNICで採用され、2002年7月から 施行されている - 割り振り条件 * エンドサイトでないこと * 2年以内に/48の割り当てを200個行う計画があること - おかわりの条件 * HD-Ratioが0.8以上であること(詳しくは資料参照) - ユーザへの割り当て指針 * 通常は/48で割り当て * ユーザのサブネットが1つしかないときは/64で割り当て - DBには/48単位で登録する ・ドメイン関連 - JPRSへの移管について - ICANN改革について - mDNkitについて ・JPRSへの移管について - 2002年4月に、ドメイン関連業務はすべてJPRSへの移管が完了 ・ICANN改革について - 2002/4/29にJPNICから意見書提出 * 6月のICANN会議で取り上げられて議論中 ・その他 - JPNICのWebサイトを改訂した * whois gatewayをわかりやすい場所に置いた - InternetWeek 2002を開催 * 12/16〜20、パシフィコ横浜にて ・質疑応答 - (質問者) IPv6の割り当て新ポリシーについて ルータ間ネットワークは今まで/126で作ってきたが、 その部分について何かポリシーはあるか? (菅原氏) 詳しくはポリシーを読んで欲しい。 (質問者) サブネットが1つあるようなルータ間ネットワークの接続の場 合、/64の割り当てでもよいか? (菅原氏) よい