14:00-14:50 最近流行りのVLAN技術 プレゼンテーター 吉野 誠吾(NTTデータ) 安藤 雅人(PoweredCom) ログ 松本 順一 プレゼンテーションの概略 (吉野 誠吾) ==ループフリー実現手法とL2SWに関する技術の紹介 =ループは危険 学習していないアドレス宛てのパケットはブロードキャストと同じ 絶対にループは排除! STPは再計算が遅い、メーカー独自の仕様も出て来ている =Spanning Tree Protocol の説明 STP動作の簡単な説明。詳しくはプレゼン資料参照。 TopologyChangeNortificaionBPDUの解説。 STPは再計算に50秒かかる事が問題。 =各社のSTPに変わる技術の説明 各社の持つ、STPに代わる技術の説明。 EAPS(Extreme)UplinkFast(Cisco)Rapid STP(IEEE仕様)その他。 どの方式もSTPよりForwardingになる時間が短い。 =Default Gateway Redundancyの説明 サーバー等のゲートウェイを冗長化させる技術。 HSRP(Cisco)など。IP、PortのMacAddrを仮想で設定。 (安藤 雅人) ==VLAN技術を使ったL2-VPNサービスの構築例、課題と今後 =広域EtherNet 802.1qを使ったTagVlanで構築が多い。POWEREDCOMも。 STPを使ったL2網は、規模が大きいとオペレーションし難くなる。 =L2VRRPの例 メインはPort数で障害検知。 802.1qの使用は4096VLANが限界。VLAN網をエリア毎に分割し、 特定のエリアのVLANが足りなくなったら、そのエリアだけ新しく VLAN網を作成してカバーする。 =課題1 限界VLANでは足りない。SWを増やすのはキャリアの負担増。 Loop発生時は影響大きい。ルーターのリスタート、スタックまでありうる。 ブリッジテーブルの正常性確認が難しい。Pingが通るだけじゃ駄目。 =課題2 アクセスでのQoSの欠如。VoIPでは重要。 加入者設定VLAN間でのMACアドレス重複は不可。 広域Ether内ではDstAddとSrcAdd、事業者TAGしか見ない。 HSRPとかで問題が発生しうる。 =解決技術 MPLSやTunnelLabel等、4096の限界が無い技術を使う。 EthernetをMPLSに載せると、MACと出口Portを関連付けられる。 でもMPLSフルメッシュは大変。 MultiCast先が複数あるとTrafficがn-squareされていく。 Multipoint Ethernet over Ethernetで、PE-WAN AddrでTagDstAddrとSAを確定。 質疑応答 ●会場での質疑応答Log 【Q】L2サービスのUserが使うCPEはL2?L3?? UserがTAGを付ける場合は? 【A】両方まんべんなくいる。UserもTAGは普通につけている。 ● オフレコな(休憩時間中の)質疑応答Log 【Q】tag in tag の構成で、MAC アドレスの重複が問題になるという点、 実際この問題は結構存在するのか? 【A】存在する。 【Q】Ether over Ether はどこで議論がされているのか? 【A】オープンな場では議論されておらず、標準化の話もありません。 【Q】EoMPLS についてはどう思うか 【A】普通の VLAN の仕掛けでは 上限が 4096 だったり、MAC の問題が あったりして面倒くさいという感覚も出て来た。 また、EoMPLSではループが非常に発生しにくいと言ったメリットもある。 しかし、現在サービスのサービス提供価格は、比較的安価な L2 デバイスを 組み合わせている。EoMPLS にするとなると、提供機器のコスト増、運用の コスト増が考えられ、ユーザはサービス価格が上がることを許してくれない 懸念もある。 【C】(その他) STP = loop 回避のためだけのプロトコルと考えており、拡張性を 高めるのに役には立つとは思っていない。 【C】純粋に Ethernet 技術が拡張される方がシンプルで望ましいという 考え方もできる。 L2 frame に TTL があったりするといいかもしれない。