レイヤ8のための NMS 機能拡張 13:00-13:30 波多 浩昭 (NTTPC Communications,Inc.) 記録者 兼松宏明 (Cisco Systems) <アウトライン> レイヤ8な人々...経営者・マーケティング・営業など こういう人たちにむけて、NMS の情報に基づいたプレゼンテーションができないか。 ->MRTG の生データだけでは足りない - データの加工方法を考え直してみよう - web で公開する点については進化がないので工夫をしてみよう データ加工について レイヤ8が望むもの..過去及び現状のデータに基づいた将来予測ができないか? ロジスティック曲線の例...縦軸(z)が0になった時の横軸(y)の値(y切片、 伸びが止まったところ)が重要。 或いは変曲点を探す方法も有効。 主成分分析だと..新しい軸を見つけて、そこから外れたものを異常と見なす。 データの公開方法 いまはメール(強制的に送りつける)とweb(情報を取りに来てもらう)が中心 故障時などの突発的なメールはオペレータ向け 定期配信メールは営業・マーケティング向けに重要 web 以外の方法で工夫した例..携帯の画面でグラフを見られるようにする、 PC のスクリーンセーバにする 考慮すべきこと.. 測定自体は妥当? MRTG のデータはどこまで信用できる? など <質疑応答> [Q]近藤)危険の事前回避に使えるだろうか? [A]過去のデータがどれだけ体系立てて蓄積されているのかにもよるが NMS では 限界があるかもしれない。どうしてこうなるのか、という故障のメカニズム自体は 度外視して、事象に着目して相関関係を見つけるアプローチは可能性があると思う。 [Q]松嶋)バックアップにかけるお金を経営者に理解させたいが? [A]ポリシーを固めて同意を得ていくのが重要ではないか。 [Q]衣川)相関関係は時々刻々変わっていくが、そのパターンがいつまで有効だろうか? [A](理想を言えば1サンプルごとだが)学習範囲を1週間という 忘却型学習とするのであれば、1日ごとで十分と思われる。一週間単位くらいで 移動させながら、直前に学習したものを重み付けする、などが有効かもしれない。 [Q]橘)レイヤ8の人たちにとって何が嬉しいか、という点で.... レイヤ8の人たちはどのような情報が価値が高いと思っているか [A]今の snapshot より先を読むためのデータを提供することが経営者に対しては重要。