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プログラム
1日目 / 2日目

Abstract
1日目
Abstract
2日目 午前
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2日目 午後

JANOG16 STAFF
プログラム Abstract - 1日目 / 2日目 午前 ・ 午後
 2005年 7月29日(金) 2日目 午後

IPv6は今?
- アドレスポリシー・運用・標準化の現状と,今後への期待 -

発表者

 藤崎 智宏 [NTT情報流通プラットフォーム研究所]
 穂坂 俊之 [JPNIC]
 石原 清輝 [KDDI株式会社]

 概 要:
 このところ、IPv6のアドレス配布ポリシーに関係する議論が、世界的に再燃している.

  配る側から:
   - 初期アドレス配布サイズ.すごく大きなアドレスとってて大丈夫?
   - /48 ってば、大きすぎない? 小さくしない?

  ISP的観点から:
   - アドレスほしいけど、規約が厳しすぎる.簡単によこせ.
   - 複数のアドレス使ったマルチホーム.ingress フィルタする?

  ユーザ的観点から:
   - IPv4的マルチホームしたい.PIがほしい.

  標準化的観点(?)から:
   - そもそも 64+64 が間違っている.変えるべき.
   - もうすぐ ULA ができます.ISPには関係ない?

 問題は,このあたりの議論が欧米で盛んだが(欧州は実際に使っているところも多いのでまだましですが)アジア地域ではほぼ皆無なこと.この中で,ISP的観点,ユーザ的観点について議論し,IPv6コミュニティに対して,意見を言っていく土台にしたい.

 発表テーマについて活発に議論をしたい論点:
 - IPv6でのマルチホームについて,PIって,必要か.
 - もう日本ではアドレスほしいけどとれない人いない? (取得要件の緩和は必要ない?)
 - もし,いまさら 64+64 を変えよう,なんて話になったら困る?(これは機器メーカ?)


個人情報保護 Session

JANOGの個人情報保護対策WGの活動報告

発表者

 池尻 雄一 [JANOG運営委員/エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]

 概 要:
 2月中旬より3月31日まで主に活動を行ったJANOGの個人情報保護対策WGの活動内容を報告するとともに、現在のJANOGの取り組みについて、参加者と意見交換を行う。

 発表テーマについて活発に議論をしたい論点:
 今回の取り組みに対する意見を聞きたいのと、もっとこうしたほうがよいのでは、という点について、議論するとともに、フィードバックをもらい今後のJANOGでの本テーマに関する活動の参考としたい。

JPNIC WHOISにおける個人情報保護

発表者

 サトウススム [JPNIC]

 概 要:
 JPNICでは2005年4月から本格施行の個人情報保護法への対応を含め、 2005年3月よりWHOISの表示形式の変更や情報の追加など、大幅な仕様変更を行いました。この仕様変更により何がどう変わったか、どうして変更したかの解説を行うとともに、今後のWHOISでの情報公開のあり方について、ネットワーク運用のための情報公開と個人情報保護という2つの側面からの課題を検討します。


 発表テーマについて活発に議論をしたい論点:
 ・ネットワーク運用に必要なWHOIS情報の公開と個人情報保護のバランスをどのように取っていくべきか
 ・現在のJPNIC WHOISに対するご意見ご要望について


NSP-SEC-JP 活動報告

発表者

 水口 孝則 [NSP-SEC-JP/NTT.net]
 吉田 友哉 [NSP-SEC-JP/エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]

 松崎 吉伸 [NSP-SEC-JP/株式会社インターネットイニシアティブ]

 概 要:
  nsp-security-japan[NSP-SEC-JP]は、有志によるインシデント対応メーリングリストで、ISPやNSPが相互に連絡を取り、侵入の疑いがあるシステムや脆弱性を突く活動、ネットワークに影響を及ぼすような活動を実効性のある時間で追跡し、対応することで、ネットワーク全体を維持する事を目的にしています。
 JANOG15以降のupdateや、今年発生した政府系サイトへのDoSの例を用いながら対DoSの手法に関わるtopicを発表する予定です。


箱屋のから騒ぎ

発表者

 麻野 克仁
 進藤 資訓
 兼松 宏明
 近藤 邦昭
 根本 直樹
 兵頭 弘一
 藤本 幸一郎
 森田 和正

 概 要:
 最新の通信機器を開発するためには最新の技術と共にそれを実現するための資金や枠組みが重要である。低レベルな箱のインプリは、技術的要因よりもそれを実現するだけのコストがかけられない事の方が多い。
 例えば40Gの光インタフェースは依然高価で10Gを工夫して使う事になるのだが、コストさえ合うのであれば、100Gだって開発できる。また、機能面に目を移せば、多くのエンジニアを投入し、VLSIを力業で開発し、「仕様です」と言い訳しなくても良い箱を出すこともできる。
 しかしコスト面からは実現しないため、手持ちの資金でいかに妥協をしながら作るかという苦渋の選択をしているのが現実である。そうした最先端に技術開発に携わってきたエンジニアが、理想と現実のギャップを少しでも埋めていくために、使い手との議論を展開する。
 また、日米の開発体制の違いやベンチャー企業に関わる市場環境の違いも把握した上で議論を展開する。
 お金の話は悪ではない。お金のバランス感覚も技術の一つであるとも。

 発表テーマについて活発に議論をしたい論点:
 本セッションでは箱をどう考えて作り、使う人とのより良い関係を築いていくための議論を行う。


DNSの逆引きはなぜ遅いのか

発表者

 民田 雅人 [株式会社日本レジストリサービス]

 概 要:
 多くの場合において、DNS の逆引きは遅い。この問題は従来はLAME delegation、つまり正しくないネームサーバの設定が引き起こしていると考えられていた。

 しかしながら、この内容について調査したところ、逆引きのネームサーバの設定方法の本質と BIND 8 までの BIND の挙動に主な原因があることが判明した。

 本発表では、逆引きの DNS 検索が遅くなるメカニズムについて解説し、問題を解決するネームサーバの設定方法について示唆する。
 さらに示唆した設定方法についてのデメリットにも触れる。


プロ野球配信の実際(仮)

発表者

 菊地 頼 [プロデュース・オン・デマンド]
 石山 達彦 [テレビ朝日映像株式会社]
 鶴巻 悟 [ソフトバンクBB]
 濱田 修[株式会社ショウタイム]
 原田 卓也 [千葉ロッテマリーンズ]

 概 要:
 放送と通信の融合が巷間の話題となっている昨今、放送における一大メジャーコンテンツであるプロ野球のインターネット配信がいよいよ本格的に開始され、その動向が注目されている。
 本セッションではインターネット配信における技術的な現状と課題、放送を前提としたコンテンツをインターネット上に配信することによって発生する様々な障壁や問題点、ビジネス面を含めた今後の方向性などを、プロ野球団の担当者や配信事業者を交えて議論したい。

 発表テーマについて活発に議論をしたい論点:
 技術的な方法論に留まらず、ビジネス面、著作権問題などインターネット配信が故の問題点や課題を浮き彫りにし、ネットワークオペレータの皆様と課題と解決策、今後の方向性などを議論する場としたい。

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