タイトル:
  インターネットの安定化のための経路制御−−経路認証のための二つの方式

1)IRRの利用と実例

   発表者: 笹木 一義(SASAKI KAZUYOSHI)
           国際ディジタル通信株式会社

2)DNSによる経路認証の実際
   発表者: 石黒 邦宏(ISHIGURO KUNIHIRO)
	   株式会社デジタルマジックラボ

3)討論 「経路認証方法の比較」

   発表者: 小畑 至弘(OBATA YOSHIHIRO)
   (司会)  国際電信電話株式会社

   発表者: 笹木 一義(SASAKI KAZUYOSHI)
	   国際ディジタル通信株式会社
   発表者: 石黒 邦宏(ISHIGURO KUNIHIRO)
	   株式会社デジタルマジックラボ
   発表者: 水越 一郎(MIZUKOSHI ICHIRO)
	   日本電信電話(株)
   発表者: 近藤 邦昭(KONDO KUNIAKI)
	   株式会社インターネットイニシアティブ

セッション要旨:

 インターネットバックボーンのルーティングを安定的に運用するために、各
ネットワークが持っている経路に関する情報を一元的に管理するために
Internet Routeting Registry(IRR)が用いられてきた。しかしながら、本デー
タベースへの登録は必ずしも強制されている訳ではないこと、ルーティングが
階層的に行われる傾向が強まっているのにたいしてIRRデータベースは平面的
な構造を持っていることなどにより、IRRデータの信頼性が必ずしも高くない
状況である。そのために、最近IETFやNANOG等においてDNSを利用して経路情報
の認証を行う方式が提唱された。
 本ミニパネルでは、IRRとDNS経路認証の両方式についての紹介を行った後に、
それぞれの方式の利点や欠点、導入にあたっての障害等について両方式の比較
を行いながら討論を行う。