表題:MPLS 発表者:永見健一(東芝) 時間:13:35〜14:05 ●アジェンダ  ・ラベルスイッチ技術の歴史  ・動作概要   ・設定開放トリガ   ・配布プロトコル  ・応用分野  ・WGの現状と今後 ●歴史  1995:BOF(原型) 一度途切れる  1996.5:イプシロンIPswitch 新しい技術として注目される  1996.12:IETF  1997:WG ●LSRとは  ・ラベルスイッチを実装するルータ ●特徴  ・パケット処理をカットスルー ●LSRの構成  ・IP転送部+ラベル転送部  ・ラベルを使っている場合、IP転送部に行かない ●パケット転送  ・通常はIPでHop-by-hop  ・LSRでは最初のルータでラベルを付与、次のルータからラベルで転送  ・IPを見ない経路はLSP(ラベルスイッチパス)  ・しかし、制限がありどんなIPアドレスを流すか通知しなくては行けない ●LSP制御とパケット転送  1、LSPの設定・開放トリガ   ・トラフィックドリブン     パケットが来たら設定、来ないと開放   ・トポロジドリブン     あるルーティングエントリがあったら設定、経路エントリがなくなったら開放   ・リクエストドリブン     帯域要求(RSVPなど)によって設定、開放  2、LDP(ラベル配布プロトコル)   ・TCPでメッセージ交換(紛失がない!)   ・Helloによる通知   ・ラベルとパケットストリーム対応・解除   ・Label mapping    0、IPによるhop-by-hop転送    1、ルータ間でラベル情報の交換をする     ※ルータ間でしかラベルを使わないので、グローバルである必要はない!    2、パケットを転送 ●ラベル  ・それぞれのデータリンク層に決められる  ・データリンク層とネットワーク層の間にはいる  ・ATMではVPI/VCI、FRではDLCIがラベルになるので、他とちょっと違う ●LSE(ラベルスタックエントリ)  ・ラベルスタック:4ビット  ・ラベル:20ビット  ・exp:実験用予約  ・Sビット:ラベルスタックの階層化用、Sビット=0だと次があり、1だと最後 ●LSRの特徴  ・高速・低遅延パケット転送(MPSLだけでない)  ・Explicit Routing(トラフィックエンジニアリング)    ・経路分散    ・CR-LDPとRSVPがある  ・VPN    ・プライベートアドレスの使用  ・QoS/CoS    ・レイヤ2でのスケジューリングが可能 ●WGの状況  ・ユニキャストは基本仕様完了  ・Informational RFCは出来ている  ・など ●WGの今後  ・LSRのリカバー  ・OAM(維持管理)  ・シグナリング  ・光クロスコネクト ●Q&A  別に速くもない  ・なぜRFCが出ないのか  ・RSVPとCR-LDPのどっちがいいと思うか(個人的に)   →ユーザが決めること  ・ATMをRSVPなどで使う場合のマッピングは?   →ルータに閉じた話なので、WGでやってない。システムとしては考えないといけない  ・10Gの何本のLSPが張れるか?   →ユーザしだいで、ターゲットはない。プロトコル的制限はないので、やって見ないとわからない  ・インタオペラビリティテストは?   →米国インタロップでは数社でやっていた  ・PCなどへのフリーな実装はないのか?   →Linuxはあるがちゃんとうごくかわからない