プレゼンテーション名:MPLS最前線 〜IPv6 Traffic Engineering Tunnel 時間:16:00 - 16:30 発表者:AGC 石井、NEC 石橋 記録者:JT 松嶋 ----------- (石井さん) それではMPLS最前線、どんな議論するか? MPLSJAPANの話しはこかったがジェネラル?だったので、今日はIETFへ SubmitしたIPv6 TE MPLSについて話す。 (時間が5分プラスされました) これについて、動機、メリット、インプリ、今後の課題、これは次のIETFで 機能を追加した形でUpdateし発表したい。 実際にIPv6ネットワークを作っている人がいると思うが、たぶん皆トンネリング。 IPv6はIPv4のトラフィックにかなり影響されてしまう。だからv6でもTEしたい。 IPv6ネットワークを新たに作るか?ネイティブIPv6ネットワークはこの世に 一つもない。 必要性について。 じゃIPv6 RouterにIPv6をインストールしてv6でTEする。実際にこれだけの Routerをset-upするのは現実的でない。実際にネットワークをv6化して MPLS-TEするのは莫大なコストが発生。もうお金もかけれないし。 新規構築になるので、インストール作業に費やされる時間も無駄にできない。 実際に稼動しているMPLSネットワークとマージしたいと考えると影響が大きい。 実際にMPLS網をIPv6で利用するメリット。既存のMPLS網があればエッジが MPLS、IPv6がしゃべられれば、既存のMPLSネットワークをいじる必要がない。 安定稼動しているMPLS網に最小限のインパクトで構築できる。 結論としては、こおいうネットワークを作りたかった。 現状はIPv4でMPLS。エッジルータ間でRSVP-TEパスをはる。大きなポイントは エッジのIPv6ルータだけど、RSVP DestinationはIPv4。IPv4でパスを確立して 確立したLSPにv6を載せる。これで既存のIPv4ネットワークをいじることなく IPv6をTunnelしてパケットを運ぶことができる。それはこのあとの石橋さん から。 (石橋さん) これにより色々な事が実現できる。Priorityをv6とv4で変えてみるとパスを いじれる。IPv4のクオリティをキープしつつ、v6をやる。C社の6PEとかある が別に悪くないんだがエッジ,エッジ間でごっちゃになる。IPv4,IPv6混在で どうなるか? (v4,V6で)色分けることを目的に今回のI-Dを書いた。 NECの石橋さんからインプリについて説明する。 さっき説明があったが前回IETFでIPv6 over TE Tunnel Routerの実装面から見て どうみえるか? RSVPで張ったTEパスをトンネルをロジカルインタフェースとして見せている。 このアイディアの特徴は、IPv6 over TEを実装しているルータ間で好きな ルーティングプロトコルを走らせることが出来る。 このI-Dの大きな特徴、アピールしたい点は、IPv4とIPv6を別々にTEできる。 必要に応じて、IPv6、IPv4の優先度を自在に操れる、というところ。 1-hop TTLとして反対側のルータまでは1hop-awayとして見せられる。 実現方法。(図) これがこのアイディアを説明しているルータ。セットアップしたLSPに IPv6パケットを貼り付けて送る。フォーマットは普通にShim Headerの中に IPv6パケット。 この特長として、IPv4,IPv6で別々にTEできる。IPv4用のLSPを張り、IPv6用の LSPを張り、ビジネスで大事なIPv4のパケットを守りつつIPv6のパケットを 運べる。1つのLSPの上に、IPv4,IPv6のパケット両方をのせることも可能。 運用者が好きにできる。 IPv6のドメインルーティング。(図) ASの端っこでeBGPでAS2000とお話。AS内ではiBGPで、IPv6パケットはIPv4上で 張ったLSP上に流す。1つのおっきなエリアとして見なすことも出来る? 今後の課題 RSVP-TE上でLSPを設定するがegress側は、現時点では手動でIPv6を受けるのか IPv4を受けるのかを設定しないといけない。これを自動で認識できるように したい。入ってきたパケットを自動でなんなのか判別させたり、セットアップ 時にネゴシエーションさせたい。これにより運用が軽減される。 LSPを設定する時に必要なメッセージ。RSVP-TEを張ったはいいが、 IPv4しゃべれないとかIPv6しゃべれないとかある場合、受けられないパケット が来ると困る。エラーメッセージを持たせることが重要だ。 事前に知らせる機能。このI-Dは発表しているからには動いているものがある から発表してる。参考にAuthorは、ここの石井さんとNECの面々。前回のIETFの 時に説明不足の点も多くて、次のIETFでもっと分かりやすくUPDATEした形で やりたい。 Q&A. (石井さんから) 私がこれを考える時に、世界中にIPv6ネイティブバックボーンは存在しない。 これであれば仮想的だけどネイティブができる。楽しい。 この思想のもとNECさんとやってきた。うごくルータはある。某N社。:-) 某C社もコアとして使える。おもしろいかどうかは個人の判断。日本にあまり MPLSネットワークないので? このなかでMPLS JANAPNにいった人、いる?おーいるな。 MPLS JAPANはこかったよね。 (永見さん) しつもーん。 Q. まず1つめ。 I-D見たけど概要しかない。パケットフォーマットもどうなってるか 分からない。 A. 3日で作ったドラフトだからしょうがない。次でUpdateする。(石井さん) 石橋さんががんばってくれた。4時間で作った。(石橋さん) Q.2つめ。 IETFいけなかったのでminuteみたら、ng-transにまわったようだが? A.IPv6に関わったらとりあえずng-transみたいだ。最初はMPLSで発表したが これはアプリケーションであり、MPLS WGの範囲外だ。 だからng-transいけ、といわれた。 じゃあng-transにいったら、これは単にMPLSを走らせるだけでIPv6への移行 をどうするかというものじゃないのでng-trans範囲外。sub-ipへいけと 言われた。sub-ipのエリアディレクタにどこにいけばいいか聞いてみる。 なににフォーカスしたのか曖昧だったのでたらい回しにされたみたい。 TEにとっかするのであればおもいっきりその色を出す。 まずはエリアディレクタに聞いてみるかなあ。。(石橋さん) Q.3つめ。技術的に。 既存RFCでできないのか?LSP_TUNNEL_IPv6というobjectがある。 これでできる? A.その時点でのセットアップがv4ベースなのでRFCになってる。その後LSP 張ったがIPv4がしゃべれないルータです、というのを知らせるところを 次にやりたい。(石橋さん) LSP_TUNNEL_IPv6(Tunnel−ID)は使うの? 使わない。(石橋さん) 以上