DS-TEの導入に向けて
13:30-14:00
石井 秀雄 (アジアグローバルクロッシング)

記録者 兼松宏明 (Cisco Systems)


<アウトライン>
DS-TE の「導入に向けて」であって、「導入」ではありません。
IP ネットワーク上で帯域保証型サービスをするうえでのチャレンジを提示してみる

AGC の IP ネットワーク構成は階層構造になっていて、IP から MPLS に渡す層で
帯域確保してあげよう、と言う考え
一つの MPLS コアルータから全てのコアルータに対してフルメッシュで LSP を張っている
C 社と J社のマルチベンダネットワークであり、これで DS-TE を動かすのは
ちょっと面倒なところもある

モチベーションは今運用している MPLS TE の上に機能を追加していきたい、ということ

ルータのキューとスケジューラの動作確認が前もって必要
キューの深さによりどれくらい遅延が発生するかなど..

RFC3270 の概要

数ヵ月後の AGC のネットワークには遅延の低い、帯域を確保して欲しいお客のための 
LSP が更に追加されていることだろう。

導入に向けてのさまざまな課題の提示


<質疑応答>
[Q]河野)EF/AF/BE のクラス分けは何に基づいて決めたか?
[A]リソースアロケーションは仮のものです。

[Q]リソースとは、バックボーンの帯域のこと?
[A]そうです。

[Q]クラスが3つなのはなぜ?
[A]3つと言っていますが実は2つです(EFはやらない)。
   シンプルだし、クラスを多く作ってもお客からのリクワイアメントがない。

[Q]クラスが二つだとすると EF と BE かと思っていましたが..
[A]EF にはまだ問題がある。

[Q]uniform mode を使うのはなぜ?(お客がつける TOS を信じる)
[A]TOS の rewrite はします。

[Q]ということは、CEで受信する際も、書き換えられたTOSを受信してしまうが?
[A]TOSは、Service Providerへの制御用として使い、Customer Site では
   使用しない、という前提。

[Q]鈴木)プレゼンにあった遅延の値はは何ホップ分?
[A]単にラボでの検証結果であり、実網の測定結果ではない。今後の検討の余地あり。