TOP   |   新着情報   |   開催概要   |   会場案内   |   プログラム   |   ホスト   |   アンケート   |   スタッフ
JANOG18 Meeting

我々の支えるネットワークの明るい未来のために、積極的な 意見の交換を行い、今後の方向性を見出すことのできるような ミーティングを開きたいと思います。 出席者全員が議論に参加する、そんなミーティングにすることが スタッフの目指す共通のゴールです。


インタビュー「ほっといたらIPv4運用に影響するIPv6の話」


■ はじめに ■


JANOG18ミーティングではPC自身がテーマ決定、スピーカ集めや発表内容の全てをプロデュースする「プロデューサPC」制度を採用しています。
プロデューサPCの一人、川島さんの持ち込み企画についてスピーカの皆様とスタッフによる事前打合せを実施しました。



■ 出席者 ■

プロデューサPC  川島正伸氏(NECアクセステクニカ)
スピーカ  及川卓也氏(マイクロソフト ディベロップメント)
 國武功一氏(アンカーテクノロジー)
オブザーバ  北口善明氏(インテック・ネットコア)
広報委員長
(PUBチェア)
 田島弘隆氏(ネットマークス)




JANOG18ミーティング本番まで残り2週間を切っての全員そろっての最終打ち合わせです。
数週間前の前回打ち合わせをうけて、さらにメール等で全員の意識をあわせながら作り上げた資料の確認と内容の詰めを行いました。 全員多忙のなか当初の予定時間をオーバーするほどに熱がこもりながら、よりよいものを目ざして内容を練り上げました。

IPv6は多くの場所で徐々に使われ始めています。
移行過渡期の現在ではIPv6が既存のIPv4網の運用に少なからず影響を及ぼす例がいくつか見つかっていますが、この現象が顕在化しているわけではありません。
これはIPv6が一般ユーザまで十分に普及していないためとも言えます。
しかし、今年の年末から年始にかけて発売が予定されているWindows Vistaが一般に出回ると状況が一変する可能性があります。これはWindows VistaではIPv6機能が最初から有効な状態になっているためです。 ネットワークに関わる者として正確な認識を持っている必要があるでしょう。





川島: 今回の議論の軸を確認しますが、あくまでもIPv4の運用に影響する、もしくはしそうな事柄についてを論点にしていきましょう。つまりIPv6固有の課題は扱わないようにするわけです。

國武: そうですね、もしIPv6単体のお話になりかけたら戻すようにしていきましょう。

川島: TCPフォールバックについては地域IP網の実装についてつっこみすぎないようにしましょう。もちろん、運用していく上で問題点があるようならそれを指摘するのは重要ですけど。

及川: まずは不達のメッセージを地域IP網が返すかどうかですが、問題が他にあるかもしれませんしね。

北口: 閉域網のサンプルとして検証事項を紹介しましょうか。検証はうちでもできますから。企業内でも同じ状況が起きるかもしれませんし。

川島: 私も検証できるので、実際に確認してみます。その結果をみて練っていきましょう。




川島: 今回のテーマで論点を6つにしたい(注1)と思ってましたが、かなり盛りだくさんですね。時間枠として90分もらっていて当初長いかなぁと思っていましたが、改めて見直すとかなり厳しいかも。 (注1)具体的な論点は当日のお楽しみ

及川: 思い切ってどれか削りましょうか。

北口: それならOnlink Assumptionは省略するのはどうです?議論というより情報提供的なものですから。

及川: では時間があったらこの点は説明することにしましょう。

國武: せっかく気合い入れて説明用のアニメーション作ったのになぁ(笑)

川島: ごめんなさい、、、でもこれで時間枠に収まりますね。

及川: もし出来なかったら公開資料にだけでも入れましょう。





いかがでしたか?

自分のところはIPv4しか使わないから関係ない、と考えている方はその認識を改める必要があるでしょう。本テーマの議論はネットワーク運用者だけでなく利用者にも必須の知識となること間違いありません。
ぜひ疑問に思う点を当日会場でぶつけてみてください。