■ MEDって曲者? 〜BGPベストパス選択の実際〜 ■
■日時
•1月26日 11:15 〜 12:00
■スピーカー
•堀 優 (株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ)
■担当PC
•河野 美也 (Cisco Systems)
•東村 誉 (株式会社ブロードバンドタワー)
■ABSTRACT
AS内のすべてのBGPスピーカで、同一のベストパス選択アルゴリズムを使用しないと、ルーティングループが発生する可能性があることは、よく知られていることと思います。
しかしながら、同一ベンダー/同一BGPベストパス選択アルゴリズムを使用した場合は、ルーティングループを起こす可能性がないかというと、現実には違います。
例としてCisco社のルータでは、デフォルトのBGPベストパス選択アルゴリズムの動作を正確に理解しないままNWを設計/構築してしまうと、隣接ASの差異によってベストパスかどうかの評価をしたり/しなかったりするMED属性が起因して、ルーティングループを引き起こすことがあります。
このデフォルトのBGPベストパス選択アルゴリズムの動作から、MED値の評価の方法を変更する"bgp deterministic-med"や、"bgp always-compare-med"を、同一AS内のすべてのBGPスピーカで有効にした場合は、ルーティングループの発生を防ぐことが出来ますが、それらのコマンドを有効にした場合の挙動は、BGP運用者/設計者が求めるASのポリシーを適切に反映しているものでしょうか?
実際に現場で発生したルーティングループの事象と、それを解消させるまでの経緯を、BGP運用者が意図していた動作に対して、実際の機器の振舞がどうだったかを本プログラムで紹介するとともに、BGPベストパス選択アルゴリズムの理想と現実について、BGP運用者/実装者等の間で議論したいと思います。
■資 料
•事後資料
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•「MEDって曲者?」 を聞く前に
•About the Presenters
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