Title: IGP現状と未来(ISIS WG報告+α) コーディネータ: 荒野 高志(NTTコミュニケーションズ) パネリスト: 中川 郁夫(INTEC) - IGP実装の問題点 石井 秀雄(Global One) - OSPFのalternativeとしてのIS-IS 友近 剛史(NTTコミュニケーションズ) - Static経路のBGPへのredistribute 前村 昌紀(NEC) - confederationの利用 時間: 1999年7月9日 10:10- Logger: 岡本 健(IDC) --- コーディネータ 荒野 高志(NTTコミュニケーションズ) 今回の趣旨 ISIS-WGの結果報告 IGPの問題などに関するdiscussion NANOGでIGP scalabilityの話題が2年前にでている。 そろそろ日本のネットワークでも同様の問題が出て くる時期ではないか。 NANOGよりもつっこんだ議論を行いたい。 IGPにはOSPF,IS-IS,RIPなどがある。 OSPF: 10年前にプロトコル設計されたものである、アルゴリズム はさらに古いものである。 ネットワークが小さかったころの設計である。 現在の大規模なネットワークでも耐えられるのか? scalability問題 ルーター数の増加に対応できるか。 トポロジーが複雑化した場合に対応できるか。 問題の観点 ルータの負荷 CPU/Memory Memoryは可能な限り実装するのが常識の時代なので CPU負荷に問題が発生する? ルーティング処理の内容 hello flooding route計算 実装面から考えた場合 flooding or route計算のどちらがスケーラビリティに影 響するのか? 問題点となるのはノード数? リンク数? 隣接ノード? 等が考えられる。 インプリの良し悪しに依存する場合もある。 上記の議論により、何がキーファクタかわかれば、これをネットワ ークのルーティング設計に生かすことができると考えている。 スケーラブルなルーティング設計を行う方法: 設計者の立場としては 地道な設計 階層化、問題の局所化、シンプルなポリシー プロトコルの選択の観点からの議論 OSPFでなく、米国主要ISPが使っているIS-ISを選択すると いう方法も考えられる。 Static経路の扱いに関する面からの議論 ISPによってはstatic経路が大きくなってきている。 BGP confederationの利用の実際に関して