JANOG56 配信チームのご紹介:IIJ × Jストリーム × 学生チームで挑むライブストリーミング

企画編成委員の鵜野です。今回のニュースレターは配信チームの高田さんから、当日のライブ配信に向けた取り組み、準備状況を話して頂きましたので是非ご覧ください!

はじめに

島根県松江市で開催される「JANOG56」。今回のホストを務める株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の配信チームでプログラムのライブストリーミングを担当します。
本配信は、IIJのライブ配信チームを中心に、株式会社Jストリーム、そして学生協力者による合同チームで構成。経験豊富なエンジニアと若手・学生が一体となり、技術と情熱を融合させながら準備を進めています。

技術者同士のコラボレーションから生まれた配信体制

IIJとJストリームは、1990年代からストリーミング技術に取り組んできた国内の老舗企業。今回のJANOG56では、「せっかくのJANOGだから、両社で面白いことをやろう!」という現場エンジニアの声から、協力体制が実現しました。
この取り組みは単なる技術支援にとどまらず、配信技術に興味を持つ若手・学生にとっての学びの場でもあります。次世代の技術者育成という観点からも機会を生かしたいと考えています。

JANOG56ストリーミングの概要

JANOG56では、大展示場、多目的ホール、国際会議場の3会場で行われるすべてのプログラムをライブ配信予定です。IIJの「IIJ Media Sphereサービス」をメイン配信プラットフォームとして使用し、Jストリームの「マルチアングルライブ」技術も活用。複数会場の様子を一画面で視聴できる構成を目指しています。
マルチアングルライブの1chとして、大展示場のプログラムの一部についてSlackでの議論の様子を字幕スーパーとして重ねることをも検討しています。

Hot-Stage:本番に向けた事前検証

6月には、東京・飯田橋のIIJ本社「IIJ Studio TOKYO」にて、配信環境の事前検証「Hot-Stage」を実施しました。これは、実際の機材構成を再現し、動作確認や操作習熟を目的とした重要な準備工程です。
IIJ・Jストリームのエンジニアに加え、学生協力者2名も参加。機器の接続方法や配信の「お作法」を学びながら、ライブシステムの構築を体験しました。最終的には、配信プラットフォームへの送出テストも無事成功し、安定した配信環境の確保に手応えを得ました。

※実施内容:

  • 事前設計した構成の動作確認
  • 機材の並べ方の確認、ケーブルの接続方法から必要本数の確認
  • 映像・音声のルーティングと合成のテスト
  • 配信プラットフォームへの送出確認
  • 配信不可プログラム時などの映像蓋(フタ)操作のテスト
  • 若手・学生メンバーへの技術指導と実践トレーニング

特に印象的だったのは、若手・学生が主体的に構築を進める姿勢。ベテランのサポートを受けながらも、自ら考え、手を動かすことで、現場力が着実に育まれている様子が見られました。

快適な視聴環境を目指して

JANOGという技術者コミュニティの重要な場を、より多くの方に届けるために。そして、未来の技術者たちが育つ場を支えるために。
「100万人の視聴にも耐えられる配信」を目指し、配信チーム一同、日々準備を進めています。ぜひ、JANOG56のライブ配信にご期待ください。
そして、現場で活躍する若手技術者たちの姿にも、ぜひご注目ください。


いかがでしたでしょうか?JANOGが配信技術に興味を持つ若手・学生にとっての学びの場になることは素晴らしいですね!私もJANOG55では配信チームで参加しましたが、安定したライブ配信とチャレンジする部分の両立を現地で確認してみたいと思います!