JANOGerの皆さま、JANOG56実行委員長の立松(matsu)と川上(yuyarin)です。
JANOG56開催までいよいよあと1ヶ月を切りました。実行委員会では開催に向けて着々と準備が進められ、プログラムや各種イベントなどの全体が浮かび上がってきて、開催の実感が湧いてきました。
このニュースレターでは、JANOG56開催に向けた、実行委員長(以下、SC)の「想い」を、皆さんに(重く? 軽く?)お届けできればと思います。
JANOG56テーマ「縁」
今回のJANOG56のテーマは、「縁(en)」にしました。
開催地である松江は、全国の八百万の神々が集まり、「神議り(かむはかり)」を行う出雲大社に近い、出雲地方の中心地です。神々が集い、縁を結ぶ議論をするという逸話は、多様な議論が交わされるJANOGミーティングと、どこか重なるものを感じませんか? JANOG56ミーティングでは、単なる技術的な議論の場としてだけではなく、参加者の皆さまにとって、人と人、技術と未来を結ぶ「縁」を育む場となることを目指しています。そして、語り合い、新たな「縁」を紡ぎ、今後の成功を可能にする機会(enabler)になればと考えています。 |
matsu: 私は今回が初のSCなので、テーマをいつ・どこで決めるのか、実はよくわかっていませんでした。これまでは、実行委員長の一存でメンバーが顔合わせをする際には既に決めている、あるいはChair陣で相談して決める、といったパターンが多かったようです。個人的には、宍道湖にちなんだテーマを選ぼうと考えていたのですが、なかなか良い案が浮かばず、結局はChair陣で相談して決めることになりました。実を言うと、最初は「なんだかネットワークエンジニアの出会い系イベントみたいだな?」と思っていたのですが、テーマを説明する文章を推敲していくうちに、これは案外深いテーマだと感じるようになりました。ホスト企業であるIIJさんへお披露目した際にもとても好評で、実行委員会としてもテーマに沿ってさまざまな施策を考えられ、非常に良いテーマになったと感じています。
yuyarin: enという言葉は英語では「〜にする」や「〜の中へ」という接頭辞として使われます。さきほど取り上げたenableだけでなく、enhance(向上させる)、enlighten(知識を与える)、empower(力を与える)、enlarge(大きくする)、enrich(豊かにする)、engage(関与する)、enliven(活気づける)といったポジティブな単語に使われています。今回のJANOGミーティングではプログラムや企画を通じて参加者の皆さまに様々な en- をお届けできればと思います。
みんなの「縁」とJANOGerの皆さんに伝えたいこと
今回のJANOG56では、「縁を結べ『JANOGの輪!』」と題して、JANOGerの皆さんに書いていただくバトン方式のブログや、「縁」に焦点を当てたプログラム構成が、すでにJANOG56のWebページで公開されています。また、会期中には、交流をメインとしたランチ会や、「国引きエリア」といった新しい取り組みなど、縁をつなげる企画の準備も着々と進んでいます。
裏側を見ると、今回はNETCON/Hackathonの開催がなく、実行委員会のサイズも小さくなっています。それでも前述のようなさまざまな新しい企画が生まれたり、内部での自動化の取り組みが進んでいたりと、非常に機動的な運営ができています。また、プログラム委員総勢16名中6名が初のスタッフなのですが、飲み会では和気藹々と会話が弾んでいたりと、スタッフ間でも良い縁ができています。
matsu: ここで少し自分語りをさせてください。私がJANOGにスタッフとして参加したきっかけは、JANOG48で発表した後、運営委員であるokadamsさんに「今度はスタッフ応募してみない?」と声をかけてもらったことでした。実際にプログラム委員として、(元)同僚のmostuoさんが楽しそうにスタッフをやっているのを見て、「やってみようかなぁ」と足を踏み入れたところ、良い先輩に恵まれ、ずぶずぶとJANOG沼にはまっていった、という経緯があります。それ以来、JANOGで友人も増えましたし、「この分野なら、この人に相談すればいいんだな」というセレンディピティを生み出したり、JANOGが元のJANOG転職をしたりと、さまざまな「縁」に恵まれてきました。縁というのは、人生を変える力があります。 皆さんも会場(もちろん会期の前でも)で、「縁」を見つけてみませんか! 松江の地で皆さまをお待ちしております!
yuyarin: 私もJANOGがきっかけとなるこ゚縁に恵まれて公私ともに様々な面で人生に大きな影響を受けてきました。みなさん全員にそこまで重い想いは持っていただかなくてもいいかなとは想いますが、せっかく参加いただくJANOGミーティングですので、みなさんの人生やキャリアにとって良い影響が与えられるようなこ゚縁が見つけられるようなJANOGミーティングになるよう頑張っていきたいと思います。松江でお待ちしています!

※JANOG56チェア陣(左から)
・鵜野 直樹(企画編成委員長:株式会社帯広シティーケーブル)
・浅見 莉絵子(企画編成委員長:NTTドコモビジネス株式会社)
・土屋 師子生(プログラム委員長:アリスタネットワークスジャパン合同会社)
・立松 裕將(実行委員長:BBIX株式会社)
・川上 雄也(実行委員長:ソフトバンク株式会社)
・冨永 良明(プログラム委員長:NTT株式会社)