プログラム紹介「LLMでネットワーク構築運用支援実験@Interop Tokyo 2025 ShowNet」毘沙門天

こんにちは!JANOG56企画編成委員の鵜野です。今回のプログラム紹介は、

  1. 発表/議論を通して気づきや発見を得ることができるか?

の項目の点数で6位のプログラム紹介です。前回に引き続き、七福神にかけて紹介していきますね。

ちなみに、今回ご紹介するプログラムの総合順位は4位🎉で、各項目の順位は次のとおりです。

  1. 技術/運用の観点で日本のネットワークオペレータにとって有益か? (2位)
  2. 議論のポイントが明確であるか? (11位)
  3. 発表/議論を通して気づきや発見を得ることができるか? (6位✨)

今回の神様は毘沙門天(びしゃもんてん)です。商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を授けてくださる神様ですが、戦いや勝利の神とも知られてますよね。下図だとどの神様か分かりますか?今回のプログラムとどのように関連しているかは紹介文章を読んで推理してくださいね!

それではプログラム紹介をプログラム委員のとみたさんにお願いしています。とみたさんお願いします!

プログラム紹介

JANOGerのみなさんこんにちは!JANOG56 プログラム委員のとみたです。
Day1(2025年7月30日)17:15 ~ 18:00に大展示場1/1Fで行われるプログラム「LLMでネットワーク構築運用支援実験@Interop Tokyo 2025 ShowNet」にご登壇いただく、
東京大学 中村 遼さんにお話を伺いました。

今回登壇者の中村さんとミーティングを行った場所はまさにこのプログラムの生成 AI 運用実験が行われる会場(幕張メッセの ShowNet HotStage)でした。
まだ実験の途中というタイミングでしたが既に新しい発見もあったそうで、中村さんのわくわくしている様子が伝わってきました。
お話を聞いていると ShowNet においても JANOG においても、今回の実験をさまざまな属性の人の視点で見ることで、生成 AI の新しい活用先や活用方法が見つかるのではないかという期待感が膨らみました。ミーティング中に聞くことができたお話の一部をこれから皆様に紹介させていただきます!

左:中村さん

応募のきっかけ・このテーマを選定された理由を教えてください

まずテーマ選定の理由ですが、生成AIをどう使うかは今の注目トピックであり、新しいことを試す ShowNet の場で生成 AI で何かやりたいと思っていたのがモチベーションです。
今回はチャットボットを用意して、バリエーション豊かな装置とエンジニアが集まる環境で、どう使えるのか試すことにしました。
これを JANOG に応募したきっかけですが、一つは皆さんが注目している生成 AI のテーマでコミュニティに対して情報提供や刺激になればいいなと思ったのが理由です。
もう一つは、実際にチャットボットを実装してみて、自分でも思いもよらない使い方がありました。ShowNet でやったことを JANOG で発表したらきっとさらに新しい使い方が生まれる気がするんですよね。そうなってくれたらいいなと思って応募しました。

議論のポイントを教えてください

まず一点、生成 AI の活用方法というのは今業界の皆さんが探っている段階だと思います。
このプログラムでは ShowNet で生まれる一つの使い方をお見せすることになりますが、それがどこでも使えるわけではないはずです。
JANOG でプログラムに参加した皆さんに「うちではこう使えそう」、「うちはちょっと違うから使えなさそう」みたいな議論をシェアしてもらえれば良いかなと思っています。
もう一点が、MCP (Model Context Protocol) です。AI に何を繋ぐかというのが今とても流行っています。
ShowNet では装置の CLI、チケットシステムと繋ぐというのをやりましたが、他にも繋げたら面白いものはいっぱいありそうな気がするんですよね。
この業界のいろんな人たちがこういうのをネットワーク運用で AI につないでみたらいいんじゃないかみたいな議論の呼び水になればいいかなという風に思っています。

特に聴講いただきたい方・ターゲット層について教えてください

基本はやはりオペレーターさんですね。
今回の AI の活用では、キャリアとかデータセンターとかエンタープライズとか限定しないので、オペレーターであれば小規模から大規模までの皆さんが聞いて面白がってくれるかなと思って。
そういう意味では広く皆様にターゲットできればなと思っています。

意気込み・JANOGerへのメッセージをお願いします!

意気込み
今、この話をしているタイミング(6/3)はまさに実験中で、結果は誰にもわからないです。
これを JANOG にもっていって皆さんに楽しんでもらえる内容になるよう、意気込み満タンで実験頑張ります!

JANOGer へのメッセージ
やはり生成 AI の利用はある種逃れられない波になります。
今回のプログラムに参加して、活用のしかたはいろいろあると思うので、
ぜひ自分たちだったらどう使えるかなと考えるきっかけにしていただけると幸いです!

七福神紹介

とみたさん、ありがとうございました!ShowNetネットワークでの生成AI活用楽しみですね。皆さんもInteropで成果を確認してみましょう!

正解はこの神様です!

本会議場でのプログラムに参加したら毘沙門天の様々なご利益を授かりに行きましょう。毘沙門天が祀られているのは西光院(さいこういん)です。松江駅からは山陰本線で荏原駅まで行き、そこから徒歩で3.6km(50分)ほどかかります。

住所:島根県出雲市斐川町三絡1063

歩きながら少し歴史を調べてみました。

「天正16年(1588)安芸の国の武将、毛利元就の重臣で月山富田城の城代を務めた天野隆重の三男天野雅楽一族が、父の戦功によりこの地に建立した」と言われているそうです。

なるほど、それで勝運の神でもある毘沙門天を祀っているのか。

歩いた先に、ようやく看板が見えてきました。「出雲国七福神 精進料理 西光院」。このお寺では精進料理を食べることができるみたい。今回は時間がなくて断念しましたが、精進料理は食べたことないので気になりますね。

ここから更に100m近く歩くと境内入口に到着です。着いた!

右手の釣鐘櫓を見ながら中に進んでみましょう。

本堂に近づくと額縁が目に留まります。何だろう?

そうです。七福神が描かれていました!神々は笑顔ですが、あれっ?一番右が毘沙門天ですよね??笑顔ではない?どうして?

謎は尽きないですが毘沙門天を探します。

毘沙門天はこの本堂ではなく、(写真では見えてませんが)本堂横にある堂に祀られていました。

JANOG56の成功を祈願してみました。きっと心願成就しますね!

さて今回の七福神紹介はここまでです。残り5つのプログラムと七福神も紹介していきますので、ご期待ください!!次は何だろう~?