全反射減衰量と区間損失を用いた光ファイバ瞬断箇所の推定手法とその現実

概要

 「原因不明の瞬断」は、今も昔もネットワーク運用者の悩みの種です。特に光伝送網において、現地調査を行っても異常が見つからず、根本原因の特定に至らないケースは少なくありません。
本発表では、この課題に対する一つの試みとして、「全反射減衰量」と「区間損失」のデータを用いた大まかな故障箇所の切り分け手法を提案します。
この手法は、故障箇所をピンポイントで特定する「銀の弾丸」ではありません。現実的には、故障がTxポートの「近端か、それ以外か」を推定する程度に留まります。しかし、この情報だけでも、故障対応の初動における調査の方向性を絞り込む一助となり得ます。
本セッションでは、この推定ロジックの原理と計算方法、「測定誤差」や「推定精度の限界」といった現実的な課題を包み隠さず共有します。
100点満点の解決策ではありませんが、現場の泥臭い故障対応に新たな視点を提供する、現実的な一手としてご覧いただければ幸いです。

議論ポイント

・皆様はどのような取り組みをされてますか?
・「原因不明」と、どこで折り合いをつけているか?
・この推定ロジック、みなさんのネットワークでも「使える」と思いますか?

場所

本会議場1 コングレコンベンションセンターB2F ホールC

日時

Day2 2026年2月12日(木) 11:40~12:20 (40分)

発表者

一樹
ビー・ビー・バックボーン株式会社
Kazuki Sumi
中村 海音
ビー・ビー・バックボーン株式会社
Kaine Nakamura

公開資料

各種情報

ストリーミング配信実施する
アーカイブ配信実施する
SNSやSlackでの議論制限しない
プログラム種別登壇者から応募のあったプログラムです

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です

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