概要
前回のJANOG56では、AIエージェントがアラート対応を自動化する取り組みについて紹介しました。
しかし、NOC業務全判をAIエージェントに置き換えるためには、これらのアラート対応業務だけでは不十分です。
特にNOC業務は自然言語ベースのコミュニケーションが多く、これをシステマティックに実装することが難しかったため、AIを活用して必要なタスク群を実装しました。
NOC業務の置き換えにあたり不足していたタスク
・エスカレーション順番変更/黙認依頼など、口頭ベースの依頼
・エスカレーション順に沿った担当者アサイン
・黙認期限切れ時などのログ爆発への対応
・アラート発生時の手順書に基づく対応の自動化
・深夜・土日祝のエスカレーション調整
・より高度なアラート/ログのグルーピング
・基盤の冗長化/堅牢化
・プロンプトインジェクションを防ぐ仕組みづくり
これら〈NOC業務のAIエージェント化〉×〈アラート対応AIエージェント〉の掛け合わせにより、NOCの業務をAIに置き換えることができるようになりました。
本セッションでは、この置き換えにあたり開発時に直面した課題や設計、試験導入で見えてきた課題と結果を共有し、AIエージェントがNOC業務に取って代わることは可能かについて議論します。
あわせて、NOC業務移管に際して特に重要となる基盤のフェイルセーフ実装についても、皆さんと議論したいと考えています。
議論ポイント
- アラート監視へのAIエージェント導入事例と現状
- アラート監視においてAIにどれくらい裁量権をもたせるべきか
- AI活用でどれくらいコスト削減できているか
- AI監視業務実装のベストプラクティスとは?
- 緊急時のエスカレーションをAIに任せるべきなのか?
場所
本会議場3 グラングリーン北館5F 5-1
日時
Day1 2026年2月11日(水) 16:00~16:40 (40分)
発表者
宮城 勝
LINEヤフー株式会社
Miyagi Masaru
公開資料
各種情報
| ストリーミング配信 | 実施する |
| アーカイブ配信 | 実施する |
| SNSやSlackでの議論 | 制限しない |
| プログラム種別 | 登壇者から応募のあったプログラムです |
アーカイブ配信
本会議終了後、順次配信予定です
