仮想化基盤収容NWにおけるOSアップグレードの“実態”と“苦労”〜装置単体は数分?商用環境での実務は現場の闘いだった!〜

概要

携帯電話でインターネット通信や音声通信を利用するためには、無線・コアネットワークを経由する必要があります。
その中でコアネットワークを構成する装置は専用HW上で動作していましたが、ドコモでは仮想化技術を導入することで汎用HWの利用を実現し、現在では80%の装置が仮想化されています。
ドコモでは仮想化された装置を収容するNW機器群を「仮想化基盤収容NW」と呼称し、L2機能を担うLeaf-Spineネットワークおよびこれを制御するコントローラからなるSDN装置群と、L3SWで構成しています。
OSアップグレードは、単一機器レベルでは短時間で完了する作業と思われがちです。しかし、私たち通信キャリアの商用環境における実際のアップグレード作業は、想像を超える時間と複雑さを伴います。
本発表では、オペレータが直面する作業時間の実態と、その背景にある複数装置の管理、フェイルオーバー対応、影響範囲の調整など商用環境特有の苦労を共有します。
当日は、同様の苦労を抱えているオペレータの皆様や、その他、様々な立場の皆様と議論したいと思っています。以下例です。
1.OS更改(アップグレード)にどのくらい時間・期間をかけていますか?
2.何かコツや工夫していることは?
3.OSダイレクトアップデート(OS ver飛ばし)は検討しているか?

議論ポイント

装置単体のアップグレードが“数分”に見えても、現場では“数時間の調整と準備”が必要になる理由を共有し、JANOGコミュニティと共に現実的な対応策を探ることが本発表の狙いです。よって以下の点を議論のポイントとしていく予定です。
1.装置単体でのOSアップデート作業は簡単かつ短時間で完了するイメージを持たれるが、オペレータでの仮想化基盤収容NW機器における商用作業の実態として、OSアップデート作業がどれくらいの時間がかかる作業なのかについて現状を説明
2.他社様からもご意見を伺い商用作業での苦労をお寄せいただき、OSダイレクトアップデート含めた解決策を模索

場所

本会議場2 グラングリーン大阪北館6F 6-1

日時

Day2 2026年2月12日(木) 15:00~16:00 (1時間)

発表者

杉崎 克哉
株式会社NTTドコモ
Katsuya Sugizaki
豊増 和博
株式会社NTTドコモ
Kazuhiro Toyomasu
小林
株式会社NTTドコモ
Yuu Kobayashi

公開資料

事前資料

各種情報

ストリーミング配信実施する
アーカイブ配信実施する
SNSやSlackでの議論制限しない
プログラム種別登壇者から応募のあったプログラムです

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です

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