Presentation Abstruct 発表者(その1): 梶田 将司 KAJITA, Shoji e-mail: kajita@media.nagoya-u.ac.jp 発表者(その2): 結縁 祥治 YUEN, Shoji e-mail: kajita@media.nagoya-u.ac.jp 所属: 名古屋大学情報メディア教育センター Title: NAT による準マルチホーム化技法 発表趣旨: 本発表では,ネットワークの基幹に属さない任意の規模のネットワー クが局所的なポリシーに基づいて複数のインターネット接続を行う方 法について述べる.本手法では, NAT(ネットワークアドレス変換)を 用いて複数の外部ネットワークをプライベートネットワークにマッピ ングすることによる複数接続を実現する.本技法によるマルチホーム 化は,ネットワークが異なる複数のグローバルアドレスを用い,接続 する側が通信先に応じて経路を選択することで一方的に信頼性,効率 の向上を目的とするため,通常のマルチホーム化と区別し,準マルチ ホーム化と呼ぶ.準マルチホーム化によって,複数の対外接続を局所 的なポリシーに基づいて制御することができるようになるため,実際 の運営形態に応じた柔軟な負荷の分散と接続の確保が可能になる.最 後に名古屋大学情報メディア教育センターにおける実現を示す.