---------------------------------------------------------------------- プレゼンテーション名:JPNIC Update 時間:15:30〜16:00 発表者:JPNIC 佐藤 香奈枝 記録者:サイタスマネジメント 中冨勝利 ---------------------------------------------------------------------- 概要: JPNICでは、日本国内におけるIPv4アドレスの割り振り、AS番号の割り当て やIPv6 sTLAアドレスのAPNICへの申請エージェントサービスを実施している。 本発表では、JPNICにおけるIPv4アドレスの割り振り、AS番号の割り当ての 状況やIPv6 sTLA申請の状況についてレポートを行う。 また、今後導入を予定している新たな規則やサービス等についての報告を行う。 発表時間:20分(質疑含む) ---------------------------------------------------------------------- 前のクイズが早く終わった為5分早まる IPv4/15以上の割り振りを考えた結果 ダイレクトメンバーアロケーション 具体的内容の紹介 APNICからJPNICへ1度に割り振られるサイズが/12程度なので、大手指定事業 者に対して/15以上の割り振りを行うのは難しかったが、申請の都度APNICか らアドレスを振り出すことにより/15以上の割り振りが可能となった。 #2002/1/15よりサービス開始 JPNICが審議を行うため日本語サポート ○初期割り振り基準の変更 初期割り振りサイズを/20に変更(現在は/22) 指定事業者契約の要件からマルチホームは外す方向 2002年春頃予定 ○最小割り振りサイズの統一 2001年12月のJPNIC Open Policy Meetingの議論を受け、初期割り振り基準 の変更とそれに伴う最小割り振りサイズの統一を検討。今後/20を最小割り 振りサイズとする方向で調整を進めている現在のリザーブ空間は/20単位で 解放割り振りする。 その際、使用の意思表明が必要フィルタリングされないことを確認済み ○小規模マルチホームのためのPIアドレスの割り当て 2001年8月のAPNIC Open Policy Meetingで、APNICが小規模ネットワークへ PIアドレスの割り当てを行うこととなった。JPNICではAPNICへの申請取次を 行う方向で、現在調整中 ○AS番号 非公式サービスだったが正式サービスとして検討中 AS番号のサービス対象者 技術的にも金銭的にも運用可能であること 割り当て条件 BGPを利用して外部の2以上のネットワークと経路情報を交換すること ○IPv6への取り組み 2001年6月の日本でのJPNIC Open Policy Meetingから、各RIRでの議論を経て 2001年12月にInterim Policyが公開された。 翻訳版をJPNIC webで閲覧可能 ○sTLAの割り振り状況 1/18日現在、124件 うち49件はAPNICから、 うち25件はJPNICエージェントサービスを利用しての割り振り 今後、エージェントサービスを拡張し、JPNICで審議を行うことを検討中 ○IPレジストリシステム再構築 ・Webインターフェース トラザクションIF ディスカッションパネル ・情報提供 ステータス 2002年5月上旬より新システム稼働予定 ○ドメイン名管理業務 ・JPRS設立 これまでに、JPRS設立、JPRSにて汎用JPドメイン名管理業務を行う 2002年4月以降、ほぼ全てのJPドメイン名登録管理業務をJPRSにて行い、JPNICは ドメイン名紛争解決とJPRSの公益性・公共性チェックなどの業務に特化する ○エンドースメント 政府がICANNに対してJPドメインの管理をJPNICで行う事を指示すると表明する *ここで言うエンドースメントとは、政府とJPNICは、JPドメイン名の管理を JPRSが行うことを支持する立場をとるということ ○日本語ドメイン名の取り組み この一年間、IETFへの積極的参加、国際化ドメイン名ツールキットの開発、 日本語ドメイン名協会の設立等の活動を行ってきた。 1両日(1月25日頃)中に多言語ツールキットの最新版(Ver2.2.3)が出る ○質疑 Q:DNP クロエ氏 /21の割り振りを受けており、/19がリザーブされているが、意思表示により /20までの割り振りを受けられるか。すでに割り振られているアドレスを返却 しなければならなくなることはあるか。 A:基本的にはOKである。リザーブされている/19のうち後半の/20はリザーブが 解放される。その後他の組織に割り振られる可能性も出てくる。 本発表されるまでしばしお待ちください。