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IPv4枯渇、あなたがお使いのWebサービスは生き残れますか?

時間 2008年07月11日 14:45~15:45
発表者 小山 哲志 (株式会社ビート・クラフト)
佐藤 哲也 (株式会社ドワンゴ)
宮下 剛輔 (株式会社paperboy&co.)
伊勢 幸一 (株式会社ライブドア)
プログラムプロデューサ 波田野 裕一
担当プログラム委員 小山 哲志
一木 宏行
公開資料 小山氏 - PDF 佐藤氏 - PDF 宮下氏 - PDF 
伊勢氏 - PDF 仲西氏 - PDF
アブストラクト
IPv4アドレスの枯渇が現実的なスケジュールとして見えてくる段階になりました。
枯渇後の対策としてIPv6は未だ有力な候補ですが、現実にはなかなか普及が進んでいません。これまでIPv6への移行に関しては、主に基幹ネットワークとエンドユーザへの普及という視点で、様々な議論がなされて来ました。しかし自社で大規模なネットワークを構築せず、iDCなどのハウジングサービスを利用してユーザにWebサービスを提供する中小規模なサービス事業者の、IPv6への移行という視点での議論はこれまであまりされていません。

現在のインターネットでは、このようなサービス事業者がユーザに提供する様々なWebサービスが大きな価値を生んでおり、IPv4枯渇後の世界を考えるにも無視できない存在です。現状では、Webサービス事業者がIPv6に対しての準備を始めようにも、IPv6の接続性を提供しているハウジングサービスはまだまだ少なく、実験環境を用意するための壁も高い状況です。

そこで本セッションでは以下の関係者の方々を招き、Webサービス事業者のIPv6 移行に関する現状、今後の展開などについて議論を行います。

- データセンター・サーバホスティング事業者
- Webサービス事業者
発表者紹介
小山 哲志
(株式会社ビート・クラフト)
【略歴】
 プログラマーとして様々な開発案件をこなしてきたが、2000年頃よりWeb開発がメインとなる。

 いくつかのOSSコミュニティの運営にも参加し、2007年のIPA OSS貢献者賞を受賞。



【略歴】
 2004年 ドワンゴ入社
 各種携帯公式サイトのサーバー設計、構築、運用を行う

 現在は主にSMILEVIDEOのネットワークおよびサーバ設計、構築、運用を担当
佐藤 哲也
(株式会社ドワンゴ)



宮下 剛輔
(株式会社paperboy&co.)
【略歴】
 (株)paperboy&co.技術責任者。 社内ではサーバ周りからアプリケーション開発まで幅広く関わる一方,個人的にはPerlプログラミングを趣味として,サーバ管理用ユニットテストスイート Assurer、サーバ管理プログラミングフレームワーク Punc をオープンソースで公開したり,Shibuya.pm や YAPC::Asia 等の技術系カンファレンスでスピーカを務める。

  また、gihyo.jp にてシステム管理ツール Puppet、システム管理フレームワーク Func の連載や、Software Design誌 2007年12月号でのPuppet特集、共著書の MASHUP++といった執筆活動も行っている。



【略歴】
 大手機械メーカー、SI商社を経て、その後スクエア・エニックスにてシステムネットワーク運用部門の統括を担う。この間、「PlayOnline(プレイオンライン)」サービスの立ち上げを手がけ、国内におけるオンラインゲームの市場を創出。

 2005年4月にライブドア入社、技術担当の執行役員としてネットワーク事業部の技術部門統括を担い、現在に至る。
伊勢 幸一  
(株式会社ライブドア)