JApan Network Operators' Group

JANOG34 Meeting

【注目プログラム紹介】
ネットワークエンジニアとソフトウェアエンジニアの狭間で

7月中旬の開催に向けて、「JANOG34ミーティング」の注目プログラムをご紹介します。第2弾は川上雄也さん(インターネットマルチフィード)と村木友哉さん(ソフトバンクBB)による、「ネットワークエンジニアとソフトウェアエンジニアの狭間で」です。5月にJANOGのメーリングリストに投稿された「ネットワークエンジニア兼ソフトウェアエンジニアな人あつまれ!」という話題を覚えておられるでしょうか。「バリバリのネットワーク運用の現場の文化を変えてソフトウェアで自動化したい!でもこんな課題やあんな悩みが…」と様々な意見が飛び交いました。JANOG34 ミーティングではこのテーマについて会場で発表されます。どのような議論がしたいのか、登壇者のお二人に語っていただきました。
(聞き手=JANOG34ミーティング 企画編成委員)

川上 雄也さん (インターネットマルチフィード株式会社)

川上 雄也さん
(インターネットマルチフィード株式会社)

---「ネットワークエンジニアとソフトウェアエンジニアの狭間で」というタイトルで発表しようと思ったきっかけは何ですか?

川上:私はIXでネットワークの運用を行っています。サービスを提供するためには様々なオペレーションを行う必要があるのですが、このオペレーションには非常に時間がかかるんです。手作業では一つのオペレーションに4~5時間も要していた場合もありました。私は「人間がやるべきでない単純な仕事は機械に任せて、もっと高度なことに労力や精神力を使いたい」と感じました。なので、過去にソフトウェアエンジニアをやっていた経験があったので、それを活かして自分でソフトウェアを書いて、オペレーションを可能な限り自動化してみたいと考えました。しかし一方でネットワークオペレーションは人間がやらなければいけない部分もあると思うんですよね。例えば重要な設定を投入する時の確認は、人間で行いたいという感覚もあります。そこでこの半年間、現場のエンジニアたちの間で許容できるラインを見極めながら、自動化を進めてきました。この経験を踏まえて、「ネットワークエンジニアとソフトウェアエンジニアの狭間で」というタイトルの発表をしようと思いました。

村木 友哉さん (ソフトバンクBB株式会社)

村木 友哉さん
(ソフトバンクBB株式会社)

村木:私は通信事業会社で仕事をしています。所属する部署は運用システムを作る部署でソフトウェアエンジニアの仕事にとても近いんですよね。しかし、入社してからずっとソフトウェアエンジニアの業務をしていると、ソフトウェアの事には詳しくなるのですが、ネットワークオペレーターの考え方が分からなくなりがちです。そこで、JANOGという場で、「通信事業者に勤務するソフトウェアエンジニア」として発表をして、いろいろな会社のネットワークオペレータの意見が知りたいからですね。

ぜひマイクに立って意見を聞かせてください

ぜひマイクに立って意見を聞かせてください

--どのような議論をしたいですか?

川上:私達が提供した話題を議論の核として、いろいろな人にネットワーク運用の自動化に関する悩みなどを打ち明けていただきたいです。皆で意見交換をすることで、知識を増やすことやノウハウが広まるような議論ができれば非常に良いと思っています。
村木:まず、ネットワークオペレータが運用において、何に困っているのか聞きたいです。そこが新しくソフトウェアの適用できる領域である可能性がありますから!ぜひ皆さんには、「運用のここに悩んでいる」「ある程度は自動化を実現したけれど、まだまだ課題を感じる…」といった率直な意見などをいっぱい持ってきて欲しいです!

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JANOG34は株式会社 STNetのホストにより開催しました。