JApan Network Operators' Group
JANOG44は株式会社アット東京のホストにより開催します。

世界・アジア・国内の番号資源管理の現状

概要

インターネットを円滑に運用するためには、国境を超えて「資源」を一意に管理しなければなりません。この資源は、「番号資源(IPアドレス・AS番号)」、「ドメイン名」、「プロトコルパラメーター」の3つに分類されています。これらの資源は、仮に重複して分配されてしまうとインターネット全体が大混乱してしまいます。それを防ぐためには正確な管理や分配方法のルール決め、ルールに則った分配等の実務が必要となります。

本セッションの前半においては、これらの重要な資源がどのような組織でどのように管理されているのかについて、体系的に概要を共有します。更に、3つの資源のうち日本(JPNIC)の「番号資源」に関するルールが、具体的にどのような場でどのような仕組みで策定されているか、また、ルール策定の場への参加方法などについて共有します。

後半、アジアや国内における最近の「番号資源」に関するルール変更の最新動向についてご紹介します。今回は IPv4アドレス及び AS番号の分配及び、JANOG43でご紹介した「WHOIS登録の正確性向上」のその後の最新動向を共有します。
(参考)  https://www.janog.gr.jp/meeting/janog43/program/whois

本セッションにおいては、キャッチーなキーワードも無く、最先端の技術や運用を追いかける話もありませんが、インターネット維持のためには重要と考え、少しでもインターネットの維持に貢献できれば、と思って応募しました。

発表者

中川 あきら (JPOPF運営チーム / 日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX))
鶴巻 悟 (JPOPF運営チーム / BBIX株式会社)

資料

世界・アジア・国内の番号資源管理の現状

最近のIPv4アドレスの分配・ASの分配  そしてWHOIS登録