ライトニングトーク

ライトニングトーク (LT) とは、数名の発表者の方に、5分間の短いプレゼンテーションを入れ替わり立ち替わり発表いただくプログラムです。
このプログラムではプレゼンテーションのみで、議論の時間を設けていません。

開催概要

日時:2025年 8月 1日 (金) 15:15 – 15:45
会場:国際会議場/3F

持ち時間:5分/LT
登壇人数:1人/LT (通訳を除く)

発表内容:指定なし
発表方法:会場での現地登壇。資料投影に使う PC 端末をご持参ください。
発表言語:日本語
※日本語以外での発表の場合は、応募者側で日本語への通訳をお願いいたします。

オンライン配信:本プログラムはライブストリーミング配信、および本会議終了後のアーカイブ配信が予定されています

採用プログラム

LT1: BGP malformed update/attribute list

発表者

土屋 師子生(アリスタネットワークスジャパン合同会社)

発表概要

NANOGのメーリングリストで2025年5月20日不正のBGPアップデートによるBGPのセッションリセットが観測されたとの報告があった。
RFC7606 Error Handling for BGP UPDATE Messagesは2015年に改定されたRFCであり、多くの機器で実装されているが、なぜ
こんな現象が起こったのか。NANOGメーリングリスト,Blog https://blog.benjojo.co.uk/post/bgp-attr-40-junos-arista-session-reset-incident
メーカの情報よりまとめてみました。

応募資料

BGP malformed update/attribute list

採点結果

有益性: 22(平均 4.4)
話題性: 23(平均 4.6)
明瞭性: 22(平均 4.4)
———
Total: 67(平均 13.4)

LT2: 将来光ネットワークにおけるサービス提供形態の検討

発表者

増田 陽(双日テックイノベーション株式会社)

発表概要

2030年以降の光伝送ネットワークにおいて、クライアントインタフェースの高速化やZR/ZR+といった長距離対応コヒーレントオプティクスの普及、さらにはAll Photonics Network(APN)の浸透が見込まれる。
本発表では、これらの技術トレンドを踏まえた将来のサービス提供形態について、特にユーザ拠点からキャリアネットワークへの光波長パスの直接収容(トラポンレス構成)に焦点を当て、2つの提供パターンを比較検討する。
導入メリットとともに、運用上の課題についても整理し、適用領域の考察を行う。
また、IOWN構想やIPoverDWDMの実例も交え、今後のネットワーク設計のヒントとなる内容を届ける。

応募資料

将来光ネットワークにおけるサービス提供形態の検討

採点結果

有益性: 18(平均 3.6)
話題性: 22(平均 4.4)
明瞭性: 16(平均 3.2)
———
Total: 56(平均 11.2)

LT3: ネットワークにおけるサイレント故障対策 ~備えあれば憂いなし~

発表者

佐々木 暢平(KDDI株式会社)

発表概要

高品質のネットワークを提供するに当たり、サイレント故障への対策は大きな課題です。
KDDIではサイレント故障対策について、「開発・設計・運用」の三段階の考え方を定義しています。
本発表では、実際に導入しているサイレント故障対策を紹介すると共に、
「起こり得るサイレント故障へどこまで対策できるか」という議論につなげたいと考えています。

応募資料

ネットワークにおけるサイレント故障対策 ~備えあれば憂いなし~

採点結果

有益性: 19(平均 3.8)
話題性: 16(平均 3.2)
明瞭性: 23(平均 4.6)
———
Total: 58(平均 11.6)

LT4: 水冷スイッチ導入の課題と今後求められること

発表者

内田 泰広(ソフトバンク株式会社)

発表概要

ソフトバンクではAI計算基盤を運用しており水冷サーバの導入も進めている。
水冷サーバに合わせて水冷スイッチの導入も検討しているが、運用面で1社だけでは解決できない多くの課題があることが判明した。
本発表では幅広いエンジニアに直面した課題を早期に共有し、スイッチベンダに期待する事、業界として求められてくることについて発表し、
水冷スイッチ導入のハードルを下げることを目標としている。

応募資料

水冷スイッチ導入の課題と今後求められること

採点結果

有益性: 17(平均 3.4)
話題性: 19(平均 3.8)
明瞭性: 21(平均 4.2)
———
Total: 57(平均 11.4)

LT5: 構造から理解する光コネクタの扱い方 MPO編

発表者

若宮 義志(古河電気工業株式会社)

発表概要

光コネクタの説明書、みたことありますか?どうやって固定されるのか知っていますか?
構造から理解し自信を持って光コネクタを取り扱いましょう。
みんなでファシリティ力向上!MPOコネクタ編。

応募資料

構造から理解する光コネクタの扱い方 MPO編

採点結果

有益性: 24(平均 4.8)
話題性: 20(平均 4.0)
明瞭性: 25(平均 5.0)
———
Total: 69(平均 13.8)

LT6: 商用模擬NW “検証環境構築“の自動化 ~KDDIの検証環境をIIJからの出向者が改善した話~

発表者

川瀬 拓哉(KDDI株式会社)

発表概要

ネットワーク検証における試験は自動化対応で省力化が進みつつありますが、
商用ネットワークを模擬する検証環境の構築は、商用環境の設定や負荷を元にして手動で構築するため、
環境構築に係る工数が検証業務全体に占める割合が大きくなってきました。
そこで、KDDI社内で自動化への活用が進んでいるJupyterを用いて検証環境構築を自動化しました。
その取り組みの流れと成果を紹介します。

応募資料

商用模擬NW “検証環境構築“の自動化 ~KDDIの検証環境をIIJからの出向者が改善した話~

採点結果

有益性: 23(平均 4.6)
話題性: 20(平均 4.0)
明瞭性: 21(平均 4.2)
———
Total: 64(平均 12.8)

LT の応募について

募集期間

募集開始:2025年 6月 2日 (月) 12:00 [JST]
募集終了:2025年 6月27日 (金) 23:59 [JST]

JANOG56の通常ライトニングトーク募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

採用数:最大 6枠
採用通知:2025年 6月30日 (月)までに、応募者宛に電子メールにてお知らせします。

期間中は先着順に選考を行います。採用上限に達した場合、募集は早期終了します。

選考方法

次の3つの観点について、5名の審査員がそれぞれ15点満点で採点を行います。

  • 有益性:技術/運用の観点で日本のネットワークオペレータにとって有益か? (5点)
  • 話題性:ホットな話題や最近の技術動向に沿っているか? (5点)
  • 明瞭性:発表の内容や資料がわかりやすいか? (5点)

各審査項目の平均点が採用基準を超えると、即時採用となります。

審査員

  • 齋藤 脩愉 (JANOG56 プログラム委員)
  • 高橋 翔 (JANOG56 プログラム委員)
  • 鈴木 章 (JANOG56 プログラム委員)
  • 小野 碧月 (JANOG56 プログラム委員)
  • 相原 一輝 (JANOG56 企画編成委員)

留意事項

  • JApanNetwork Operators’ Group Policy に基づき、営業活動が目的と思われる発表はできません。
  • JANOG行動規範 に基づき、あらゆる嫌がらせや誹謗中傷、反社会的行為を含む発表はお断りします。
  • 応募内容に含まれる個人情報は、JANOG56 プログラム募集目的で使用します。
  • ご応募をいただいた時点で、JANOG における個人情報取扱ポリシー に同意いただいたものとします。
  • 会場近くの宿泊施設は空室が少ない模様です。応募の際は宿泊先または交通手段を確保いただくようお願いします。

よくある質問

Q1. このライトニングトークはどういうものですか?
A1. 質疑なし、1人5分間でプレゼンをする一般的な LT セッションです。

Q2. 他のライトニングトークにも応募できますか?
A2. はい、同一人物が複数の LT に応募できます。ただしそれぞれのテーマに沿った応募をお願いします。

Q3. リモートで登壇できますか?
A3. いいえ、リモート登壇の環境を用意していません。現地へお越しの上ご登壇ください。

その他、ご不明な点がございましたら meeting-56[at]janog.gr.jp までお問い合わせください。