このプログラムは、ネットワーク業界に入りたての方や技術職ではない方に向けたライトニングトークで、話を聞き終わったときに「なんとなく理解できる」「分かった気になってもらえる」ことがコンセプトです。
このプログラムでは、全員のプレゼンテーション終了後に 15分程度の議論の時間を設けています。
ネットワーク初心者に向けての発信であれば、どのようなテーマでも大歓迎です。「わかりやすさ」を大切にした LT をお待ちしております。
例)「L3スイッチとルータって何が違うのLT」「サーバエンジニアとNWエンジニアの違い」「BGP って何?」など
開催概要
日時:2025年 7月30日 (水) 17:15 – 18:00
会場:国際会議場/3F
モデレータ:小野 碧月 (JANOG56 プログラム委員)
持ち時間:5分/LT
登壇人数:1人/LT
発表内容:ネットワーク初心者に向けた内容。
発表方法:会場での現地登壇。資料投影に使う PC 端末をご持参ください。
発表言語:日本語
※日本語以外での発表の場合は、応募者側で日本語への通訳をお願いいたします。
オンライン配信:本プログラムはライブストリーミング配信、および本会議終了後のアーカイブ配信が予定されています
採用プログラム
LT1: Peeringの世界へ飛び込もう!
発表者
熊本 豊 (ミテネインターネット株式会社)
発表概要
インターネットを支える“舞台裏”に興味はありませんか?
私たちが毎日使っているインターネット。その裏側では、無数のネットワーク同士が「Peering(ピアリング)」という仕組みでつながり、情報がスムーズにやりとりされています。
でも、その世界はまだまだ謎に思われがちで、とても遠く感じられるかもしれません。
このライトニングトークでは、「トランジットや、IXを使ったパブリックPeer、PNI(Private Network Interconnect)などの違い」「その先に何があるの?」といった事をお伝えして、実際にこの世界に飛び込んだ経験や、“この世界の面白さ”をお届けします。
応募資料
採点結果
入門性: 21(平均 4.2)
明瞭性: 18(平均 3.6)
———
Total: 39(平均 7.8)
LT2: トラフィックグラフはどう作られる? 〜sFlow/NetFlowを使ってみる〜
発表者
外山 結月 (BBSakura Networks株式会社 / BBIX株式会社)
発表概要
ネットワーク運用に欠かせないトラフィックグラフ。「これってどうやってできてるんだろう?」そう疑問に思ったことはありませんか?本LTでは、このグラフが単なる“絵”ではなく、その裏側でNetFlowやsFlowといった技術が動いていることをご紹介します。
SNMPとの違いにも触れながら、NetFlow/sFlowがネットワーク機器からコレクターへ、どのようにトラフィック情報を”報告”しているのかを分かりやすく解説します。さらに、Cisco Modeling Labs (CML) を用いた、実際の機器設定やトラフィック取得の様子をお見せします。この5分間で、トラフィックグラフの正体を知り、NetFlow/sFlowの手軽さと面白さを感じていただけるはずです。
応募資料
トラフィックグラフはどう作られる? 〜sFlow/NetFlowを使ってみる〜
採点結果
入門性: 17(平均 3.4)
明瞭性: 17(平均 3.4)
———
Total: 34(平均 6.8)
LT3: R(outing)-1 グランプリ 〜ルーティングプロトコルを運用者視点で戦わせてみた〜
発表者
稲垣 勇佑 (シスコシステムズ合同会社)
発表概要
ネットワークの中でデータを送り届ける「道案内人」、それがルーティングプロトコルです。それぞれが得意分野を持ちながらも、運用現場ではその「個性」が諸刃の剣になることも。今回のプレゼンでは、代表的なルーティングプロトコルたちを集めて、それぞれの特徴や実力を運用者視点で徹底比較します。
スケーラビリティ、収束速度、リソース効率、管理のしやすさ、そして互換性…。これらの評価ポイントをもとに、いったい誰が「最強の道案内人」の称号を手にするのか?
しかし、どんなに優れたプロトコルでも、運用現場では思わぬ弱点が見えてくるものです。このプレゼンでは、単なるプロトコルの優劣だけでなく、プロトコル選択の裏に隠された「運用上の真実」や「どのプロトコルがどんな環境に適しているのか」についても解説。初心者でもプロトコル選びの奥深さを感じられる内容となっています。
応募資料
R(outing)-1 グランプリ 〜ルーティングプロトコルを運用者視点で戦わせてみた〜
採点結果
入門性: 21(平均 4.2)
明瞭性: 18(平均 3.6)
———
Total: 39(平均 7.8)
LT4: 光ファイバ伝送技術の基礎 〜変調方式をやさしく理解する〜
発表者
増田 陽 (双日テックイノベーション株式会社)
発表概要
本発表では、ネットワーク初心者の方向けに「光ファイバ伝送技術」の基礎をやさしく解説します。
特に、データを光に乗せて送るために欠かせない「変調方式」に焦点を当て、振幅変調・位相変調などの基本的な仕組みを図解を交えて紹介します。
また、より多くのデータを送るための「高多値化」や「高ボーレート化」といった工夫についても触れ、実際の通信技術がどのように進化しているのかを直感的に理解できる内容を目指します。
「変調って聞いたことあるけどよくわからない…」という方にこそ聞いてほしい、5分でわかる光伝送の世界です。
応募資料
採点結果
入門性: 18(平均 3.6)
明瞭性: 15(平均 3.0)
———
Total: 33(平均 6.6)
LT5: ネットワーク始めたけど何からすれば…な人へ贈る話
発表者
鷲津 光貴
発表概要
ネットワークに興味があっても、右も左も分からなかった文系学生が、業務用ルーターを買って楽しさに気づきました。「何となく参考書をやってるけど…」いまいちピンと来てない方、ネットワークを学びたくても何をすればいいか分からない方へ、私が楽しくなっちゃってるものを紹介します。
応募資料
採点結果
入門性: 21(平均 4.2)
明瞭性: 15(平均 3.0)
———
Total: 36(平均 7.2)
LT for Network Beginners への応募について
募集期間
募集開始:2025年 6月 2日 (月) 12:00 [JST]
募集終了:2025年6月27日 (金) 23:59 [JST]
JANOG56のLT for Network Beginners募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
採用数:最大 5枠
選考方法
次の2つの観点について、モデレータ及びモデレータが指名する審査員がそれぞれ10点満点で採点を行います。
- 入門性:ネットワーク初心者が興味を持ちやすいタイトル・内容か? (5点)
- 明瞭性:ネットワーク初心者でもわかりやすい内容か? (5点)
採点結果の高い順に採用を決定します。
審査員
- 高橋 翔 (JANOG56 プログラム委員)
- 小野 碧月 (JANOG56 プログラム委員)
- 田中 希和 (JANOG56 プログラム委員)
- 青木 萌笑 (JANOG56 企画編成委員)
- 川上 雄也 (JANOG56 実行委員長)
留意事項
- JApanNetwork Operators’ Group Policy に基づき、営業活動が目的と思われる発表はできません。
- JANOG行動規範 に基づき、あらゆる嫌がらせや誹謗中傷、反社会的行為を含む発表はお断りします。
- 応募内容に含まれる個人情報は、JANOG56 プログラム募集目的で使用します。
- ご応募をいただいた時点で、JANOG における個人情報取扱ポリシー に同意いただいたものとします。
- 会場近くの宿泊施設は空室が少ない模様です。応募の際は宿泊先または交通手段を確保いただくようお願いします。
よくある質問
Q1. 登壇の対象は社歴でいうと何年くらいでしょうか?
A1. 登壇対象に制限はありません。入社歴の浅い方はもちろんベテランも大歓迎です。入門者に向けた発表であることを重視しています。
Q2. 他のライトニングトークにも応募できますか?
A2. はい、同一人物が複数の LT に応募できます。ただしそれぞれのテーマに沿った応募をお願いします。
Q3. リモートで登壇できますか?
A3. いいえ、リモート登壇の環境を用意していません。現地へお越しの上ご登壇ください。
その他、ご不明な点がございましたら meeting-56[at]janog.gr.jp までお問い合わせください。