概要
多くのネットワークオペレータが抱えるこの切実な悩み。
本発表は、そんな悩みを打開すべく通信事業者(ZTV)・SIer(丸紅情報システムズ)・メーカ(NTTイノベーティブデバイス)の三者が立場を超えて挑んだ一つの解決策です。
既存DWDM網に、100G-ZR対応メディコンを「エイリアン」として投入!
一見「アリなのか?」と思える構成が、低コスト化だけでなく、リプレイス後も機材を継続利用できるという未来まで実現可能となりました。
今回は、まさに「フラットなJANOG」を体現するこの3者から、それぞれの立場で本音を語ります。
・通信事業者の考え:
「なぜトラポンじゃなくメディコン? 更改を控えた現場のリアルな判断とは」
・SIerの腕の見せ所:
「コストだけじゃない! 保守性や長距離伝送、品質管理の壁をどうクリアした?」
・メーカのココだけの話:
「DCO搭載メディコンの可能性と裏側」
この挑戦から見えてきた「エイリアン伝送導入時の注意事項」や「QSFP28-100G-ZRでここまで見える光信号モニタ」、「長距離伝送を支えるEDFAの勘所」など、実践的な知見を共有します。(ビギナー向けにエイリアン伝送や光増幅器のキホンも解説します!)
立場を超えたコラボが生んだ、新しいネットワークに向けた「一歩」。
箱売りソリューションだけが答えじゃない。
皆さんの現場の課題解決に繋がるヒントが、きっとここにあるはずです。
会場で一緒に議論しましょう!
議論ポイント
1.IP over WDMの進化と”運用の壁”
ルータ/スイッチに100G-ZR等を直収する構成はコスト効率に優れる一方、事業者側から顧客側装置のパフォーマンス監視が困難という課題があります。
この「運用の壁」を、参加者の皆様はどのように捉え、対策していますか?
2.「M/Cを挟む構成」の是非
我々が実践した「M/Cを介した100G-ZR実装」は、通信事業者の運用保守性を高める解決策となり得るでしょうか。
あるいは、IP over WDMのシンプルさを損なうデメリットの方が大きいでしょうか。
構成のメリット・デメリットについて、皆様と議論したいです。
3.100G-ZRエイリアン波長実装の実践的ノウハウ
M/C経由で長距離伝送を実現する上で直面した、光増幅器(EDFA)の考え方やOSNRマージン確保の苦労と、その対策について共有します。
4.誰がどこまで見るのか。
M/C構成における新たな責任分界点
M/Cを導入することで事業者側の監視性は向上しますが、これは新たな運用モデルと責任分界点の議論に繋がります。
どのような形が理想的か、参加者の皆様のご意見を伺いたいです。
場所
本会議場2 グラングリーン大阪北館6F 6-1
日時
Day2 2026年2月12日(木) 16:20~17:20 (1時間)
発表者
Takashi Shimizu
Hijiri Nimura
Toshiaki Endo
公開資料
各種情報
| ストリーミング配信 | 実施する |
| アーカイブ配信 | 実施する |
| SNSやSlackでの議論 | 制限しない |
| プログラム種別 | 登壇者から応募のあったプログラムです |
アーカイブ配信
本会議終了後、順次配信予定です
