構成管理はどこまでやるべきか?ネットワーク運用の未来を見据えた検討と実践

概要

近年、ネットワーク分野では自動化やAI技術の活用が進展しており、ネットワークの正常性を自動的にチェックする仕組みや、AIを活用した運用の高度化が注目されています。
これらを実現するためには、ネットワーク構成情報の体系的な管理が不可欠です。

当社ではこれまで、機器コンフィグの自動生成を目的に、回線単位で構成管理を行ってきました。しかし、この管理手法では特定区間の状態は把握できるものの、サービス提供に必要なEnd-to-Endでの構成管理ができていませんでした。
その結果、特定回線のメンテナンス時に迂回が必要な区間の特定や、サービス影響の迅速な把握に課題があり、運用への直接的な活用には限界がありました。

そこで、ネットワーク運用の品質向上と業務効率化を目的とした、将来のネットワーク運用の理想像を定義し、それを実現するための構成管理の在り方について整理を行いました。
その一環として、オープンソースソフトウェアである Peering Managerを活用し、構成・インベントリ管理のPoCを実施しました。

本発表では、Peering Managerの具体的なユースケースとPoC評価結果を共有し、理想的なネットワーク構成管理の在り方について、参加者の皆様と議論を深めたいと考えています。

議論ポイント

ネットワーク構成情報について、現在どの範囲まで管理できているのか?また、今後どこまで管理すべきなのか?
構成管理のために、どのようなツールや仕組みを活用しているのか?
組織として、構成管理の標準化・共通化はどの程度進んでいるのか?(部署ごとの管理に留まっているのか、会社全体で一元的に管理できているのか?)
構成管理と運用自動化の連携は、どこまで実現できているのか?
人の介在を前提としないシステムを選定・検証する際、どのようなハードルがあるか?

場所

本会議場1 コングレコンベンションセンターB2F ホールC

日時

Day2 2026年2月12日(木) 13:40~14:40 (1時間)

発表者

祐斗
株式会社インターネットイニシアティブ

Yuto Kishi

竹﨑 友哉
株式会社インターネットイニシアティブ

Tomoya Takezaki

公開資料

各種情報

ストリーミング配信実施する
アーカイブ配信実施する
SNSやSlackでの議論制限しない
プログラム種別登壇者から応募のあったプログラムです

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です

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