誰でもわかる影響可視化Dashboardの構築と自動E2E監視で目指す、モバイル/固定コアのTMForum Lv.4に向けた取り組み

概要

私たちソフトバンクでは、「モバイル音声サービス(VoLTE/VoNR)」「固定音声サービス」「パケット通信サービス」などの監視を行っています。

音声サービスは、緊急通報を含むため非常に厳しい基準での異常検知・復旧対応と、速やかなユーザー告知が求められています。
今回は、それらに対する2つの取り組みを紹介し、皆様がどのような取り組みをしているのか議論できればと思っています。
これらの取り組みはTM Fourumが提唱するAutonomous Networks Levelsのレベル4に向けても重要なパーツです。
■E2E監視自動化
しかしながら、多数のアラームから、「このアラームが、ユーザーに影響を与えているのか」を判断するのは容易ではありません。
音声交換機を狙い撃って試験をするには時間や工数がかかり、NOC監視員への負荷も大きくなっています。
固定音声サービスのE2Eテストコールシステムは高価。モバイル通信サービスのE2Eサービスは、スマホを使うため、毎年バッテリーが膨張して壊れる始末。
そんな課題を内製開発し、さらに監視誤検知を減らす取り組みを紹介します。
■影響可視化Dashboard
上記のE2E監視の自動化、KPI監視、ヘルスチェックスクリプトなどを用いて、大量にあるプール構成の設備の中から「どの設備が悪いか」「どのくらいの人数に影響を与えているか」などを一目でわかるDashbordを構築しました。
さらに、NOC監視員以外(Webサイトに障害通知をする社員など)でも、どんな影響があるかをさくっとみることができる画面を構築しています。
これらは、固定音声とモバイル音声、モバイルパケットサービスの稼働状況を一目で判断することができます。
■TMF ANL4に関する取り組み
TM Forumが定める「Autonomous Networks(自律型ネットワーク)」の「IP Fault Management」シナリオにおいて、2025年10月10日に国内で初めてレベル3(条件付き自律)の認定を取得しました。
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20251125_02/

議論ポイント

みなさんはユーザー目線のEnd to Endでの監視はどのようにやっていますか?
NOC要員以外でも影響がリアルタイムに見れるような取り組みはしていますか?
DashbordなどでOK・NGの複合判定などはしていますか?それはどんな仕組み?
TM Forum Lv.4に向けてどんな取り組みをしていますか?

場所

本会議場3 グラングリーン大阪北館5F 5-1

日時

Day2 2026年2月12日(木) 10:20~11:20 (1時間)

発表者

石島 貴市
ソフトバンク株式会社

Kiichi Ishijima

鈴木
ソフトバンク株式会社

Shin Suzuki

北崎 恵凡
ソフトバンク株式会社

Ayachika Kitazaki

公開資料

各種情報

ストリーミング配信実施する
アーカイブ配信実施する
SNSやSlackでの議論制限しない
プログラム種別登壇者から応募のあったプログラムです

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です

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