モバイル運用における生成AIの現場実践 〜基地局保守・コア保全から事故統制まで〜

概要

通信インフラの運用現場では、障害発生時の迅速な状況把握と復旧対応、過去知見の活用、対応品質の均質化が継続的な課題となっています。一方で、生成AIを活用した取り組みは各所で進みつつあるものの、PoCにとどまる、または本番導入後に現場で定着しないといった課題も少なくありません。

本発表では、ソフトバンクのネットワーク運用領域において、生成AIを実運用に組み込み、現場で継続的に利用されている事例を紹介します。基地局保守領域では、生成AIを搭載したオンサイトシステムを全国の保全会社の作業員に展開し、アラームの解説や過去の対応履歴要約、被疑箇所推論といった機能を提供することで現場での自己完結的な対応をサポートしています。また、モバイルコアの保全領域では、AIが過去の障害チケットやログを自律的に読み解き、インシデント発生時の初動対応を支援することで、属人化の低減と対応時間の短縮を目指しています。

さらに、大規模障害時の音声会議に含まれる状況共有や判断内容をリアルタイムに構造化し、要約・影響整理・タスク抽出し、AIが事故統制をサポートする取り組みも進めています。これらの事例を通じて、生成AIを単なる検証に終わらせず、運用現場に定着させるための工夫と課題を共有します。
これらの取り組みは、特に新規メンバーからの評価が高く、NOCの人材育成という観点でも貢献できているものと考えています。

議論ポイント

・PoCから本番に進まない最大のボトルネックはどこにあると思いますか?(技術/コスト/組織)
・AIツールは“現場に使わせるべきもの”か、“使う人だけが使えばよいもの”か?利用率が上がらないAIツールは失敗とみなすべきか?
・RAG、MCP、LLMでの深堀、もしくはその他の手段などどのようにデータを探索するか?
・音声・動画データ活用は取り組んでいるか、コストに見合っていますか?
・専門用語対応はRAGで十分か、それともFine-tuningが必要か?その更新を自動化できているか。

プログラムで扱う内容について

扱うこと
– AIを活用した具体的な業務改善例
– AI利用を促進するための取り組み・評価
扱わないこと
– 開発した環境・インフラについて

場所

本会議場1F(メインホール)

日時

Day2 2026年7月16日(木) 13:45~14:30 (45分)

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発表者

石島 貴市

KIICHI ISHIJIMA

ソフトバンク株式会社
池上 飛世

Takase Ikegami

ソフトバンク株式会社
釜田 英暉

Hideki Kamata

ソフトバンク株式会社

公開資料

各種情報

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アーカイブ配信実施する
SNSやSlackでの議論制限しない

ストリーミング配信

準備中

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です