プライベートクラウドを”継承”する ― Cycloudのネットワークを全面刷新した話

概要

我々が所属するCIU (CyberAgent group Infrastructure Unit) は、サイバーエージェント社内にプライベートクラウド「Cycloud」を約20年にわたり運用・提供してきました。

長い歴史を持つCycloudですが、長期運用を続けていく中で以下のような課題がありました。

– パブリッククラウドに慣れたユーザーにとって非直感的な仕様
– 数年に一度のDC・VM基盤移行 / 定期的メンテナンス時のVM移設作業
– 特有のネットワーク仕様
– VRF / Subnetが手動デプロイでスピード感に欠ける
– LBのソースIP維持の設定が複雑(DSR/Proxy Protocol)
– VRFでのネットワーク分離が完璧ではない
– ネットワークがスケーラブルではないこと
– VRF境界のFirewallの輻輳
– 拠点間接続のコストパフォーマンスが悪いこと

これらの課題を解消するために2024年頃より刷新計画を進め、晴れて2026年4月に新リージョンの提供を開始しました。

本セッションでは、これらの課題にどのように対応し、どのような苦労があったかを共有します。
そのうえで、国内でも数少なくなったプライベートクラウドがこの先どのように成長・継承していけばよいのか、会場の皆さんと議論したいと思っています。

議論ポイント

■ テクニカル
– EVPN/VXLANファブリックについて
– EVPN Route Type 5 についての知見・苦労話
– マルチベンダーでの EVPN/VXLAN 環境の事例はありますか
– 負荷試験はどうしていますか
– ファブリックの監視はどうしていますか
– 拠点間接続での波長貸しサービス / 400G-ZR 導入について
– DSR廃止後のLBアーキテクチャ(N+1構成など)についての知見
– マルチテナント環境における Firewall の在り方をどう考えるか
– NW刷新に伴う検証環境はどのように準備していますか

■ 組織・運用
– ネットワーク以外のチーム(サーバー基盤・アプリケーション等)との連携について
– 責任分界点の決め方(例: MetalLB等サーバーサイドでBGPを扱う場合の棲み分け)
– プライベートクラウドとパブリッククラウドの棲み分けについてどう考えますか
– プライベートクラウドやネットワーク刷新を経験した方の苦労話・知見の共有
– NW刷新プロジェクトにおけるCoding Agent / AIの活用について

プログラムで扱う内容について

TBA

場所

本会議場2F-B(真珠の間B)

日時

Day1 2026年7月15日(水) 14:45~15:30 (45分)

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発表者

小障子 尚太朗

Shotaro Koshoji

株式会社サイバーエージェント

公開資料

各種情報

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SNSやSlackでの議論制限しない

ストリーミング配信

準備中

アーカイブ配信

本会議終了後、順次配信予定です