IPv6のトンネル/ネイティブ環境のサービスや,IPv6をプラット フォームとして利用するサービスが徐々に提供され始めている.
現状ではこのような各種IPv6関連サービスは既存のIPv4環境と混
在して実現される「IPv6/IPv4デュアルスタックネットワーク」
であり,この環境に存在するノードは「IPv6/IPv4デュアルスタ
ックノード」となる.
これらの環境では従来のIPv4のみのネットワークにはない問題が
発生している.
本発表では下記問題について事象の解説,実験結果の紹介,解決
法の提案などを行い,会場の皆様のご意見を伺いたい.
1.「IPv6/IPv4デュアルスタックノード」における主にTCPのIPv6
→IPv4フォールバックについて実験した結果の紹介と解決方
法についての提案を行う.
2.IPv6対応環境が整ってくると,IPv4アドレスとIPv6アドレスの
双方をDNSに問い合わせることになり,DNSクエリは増加すると
考えられる.Longhornでのクエリの発生状況,ドメインの自動
補完がDNSに与える影響などを解説し,DNS運用の立場からこれ
らの問題を提起する. |