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■ JANOG20 - これまでの道のり、そして未来へ ■

いよいよ来週はJANOG20 Meetingとなりました。
今回ホストを務めさせていただいています株式会社まほろば工房近藤です。

今回のJANOG20、私にとってはとても複雑な立場での参加です。一つは、JANOG会長としての近藤、そしてもう一つはホストとしての近藤です。立場はいろいろありますが、ここはひとつこの立場の枠を飛び越えてJANOGと私の微妙な関係についてお話したいと思います。

JANOGの創始者、これはご存じ前会長の石黒さんです。JANOG創設当初(いまでもそうですが)、石黒さんは私にとって雲の上の存在でした。そんな方が、NANOG(米国のJANOGですね)に私を誘っていただき、私はNANOG初挑戦したのでした。これはだいたい11年前の出来事。多くの雑誌にもこのときのことは寄稿していますのでご存知の方も多いと思いますが、事業者の垣根を越えての活発な議論にいたく感動したものです。問題は、「英語」。これは日本で作るしかない
そんなわけで、最初は、私の所属していたプロバイダのドメインでjanog@xxxx.xxxx.ne.jpなメーリングリストで発足、会則やポリシーなどを整え、Preミーティングを開催し、これらを採択、そしてJANOG産声を上げました1997年のことでした。

そして、祝うべき第一回のJANOGミーティング。場所は「東京オペラシティ」。
初回にも関わらず130名の方に参加いただき、大盛況のうちに終了懇親会も大盛況
それ以降、JANOGのメンバーはウナギ登りに増え現在では4300名に及びます。

ちなみに、私が会長に就任したのは2000年12月開催のJANOG7の時でした。思えば、7年も会長を務めているんですね。

この間、JANOGミーティングホスティングによる運営形態への変更や、ワーキンググループ制度JANOG Commentの制定など、いくつか新しいことをしてきたわけですが、思えばJANOGが大きくなるにつれて、業界からの期待度が高まっていくことについての答えだったのかもしれません。
もちろん、これらを私一人やったわけではなく、基本的には同僚ともいうべき運営委員、そしてメンバーの皆さんの協力のもとに行えたわけです。

特にここ最近では、ホスティングによるJANOG運営が順調に進み、毎回多大な協賛を頂き、皆さんに充実したミーティングを提供できているように思えるのです。これはひとえにミーティング実行委員、通称「スタッフ」の皆さんのおかげであることは言うまでもありません。充実したプログラムでミーティングが開催されるからこそ、ご協賛もいただける。そう思っているわけです。

じゃぁ、なぜ、JANOGはボランティアなのにプログラムが充実するか?単純な答えにたどり着きます。それは、「自分が聞きたいことをプログラムにする。」ということです。聞きたいからこそ、突っ込める。そして、スタッフだからこそ聞けることもある。そして、それを自分の知識として吸収し、JANOGを終える。そんな相乗効果がある。そして何より、実はみんなインターネットという環境が好きなんだな。と思うことです。日々の業務に追われながらも、なんかしっくりこないことが多い。その問題を会社の垣根を越えて付き合えるJANOGというコミュニティのなかで彼ら自身が答えを見つけて、楽しんで、技術や知識を身につけているんだと思うわけです。

まぁ、固い話をしてもつまらないのでこの辺でやめますが、JANOG10年です。いろいろな意味でインターネットもJANOGも変革の時期に来ているのかもしれません。


10年の節目で、何かが起きる。

さて、何が起きるのか、JANOG新しい時代を迎える10年の節目を皆さんと一緒に有意義に共有できるよう、会長としてホストとして、我が故郷であり、前会長の故郷でもある十勝・帯広で精一杯の体制でお迎えします。


現地でお会いしたときには、お気軽にお声をかけてください
ついでに、お気軽にマイクの前で質問などしてください

日時: 2007年07月07日 10:51 |