FAIL (the browser should render some flash content, not this). FAIL (the browser should render some flash content, not this).



■ Column アーカイブ ■

■ 『JANOG20 を楽しむための 8 の方法』 ■

こんにちわ。JANOG運営委員のなかにしです。
(運営委員ってナニモノ?って辺りは後日、誰かが説明してくれるでしょう。)


今回、スタッフコラムの初回です。
初回って言うのは、本当のところ、少々プレッシャーを感じていなくもないです。
特に悩みどころはテーマについて。
なにぶん、初回なのでテンプレートがない。 :-)

んー、と思いつつ、今回は『JANOG20 を楽しむための 8 の方法』と題して、
ワタシの過去の経験と、ここ数年 JANOGに参加してきた経験を合わせて考えて みたいと思います。

今回のJANOG20本会議に初めて参加される方は "初JANOG攻略法" として
過去に数回参加した事はあるけれど、イマイチ楽しみきれていない
という方は "JANOG20対策法" として
JANOG常連の方は、今一度初心に帰るつもりで(?)、読んで頂ければ幸甚です。


『JANOG20 を楽しむための 8 の方法』

1. 発表内容を知る
 先ずは基本中の基本から。
 本会議でどんなテーマが発表されるのか、どんな内容が発表されるのか
 という辺りを、事前にアタマに入れて下さい。
 本会議のプログラムは下記 url で既に公開されています。
 http://www.janog.gr.jp/meeting/janog20/program.html ※随時更新中

2. 発表内容を予習する
 発表テーマをアタマに叩き込んだ後は、その概要を読みましょう。
 6月初旬にプログラムのページで "abstract" と呼ばれる発表内容の概要の
 paper が掲載されます。
 abstract を読んで、発表内容の key word 等を予習してみて下さい。

3. 発表資料を読む
 発表資料は6月後半頃に JANOG web に掲載されます。
 この資料は、実際の発表資料と全く同じではありませんが、 abstract を
 もう少し具体的に読むことが出来る資料になります。
 ここまで読めば、当日の発表内容はほぼ、事前にアタマに入った事になる
 しょう。

4. 議論に参加してみる
 この項目からは、当日の参加方法になります。
 発表時間は大体、発表者による発表の時間と会場のみなさんとで議論する時間
 の割合が 50/50 となっています。
 『議論』というとちょっとムズカシイ感じに思われるかもしれませんが、
 「分からない事をちょっと質問・・・」
 とか、
 「理解できなかったんだけど、もう一度教えて・・・」
 という内容でも全然 OK です!
 会場のマイクに是非並んで下さい!

5. 懇親会に参加してみる
 事前の予習から、本会議がだいぶ楽しめた後は懇親会にも是非、参加してみ
 て下さい。
 JANOG 本会議の目的は技術の交流や発表/議論だけではありません。
 ネットワーク業界の人と人を繋げる場でもあります。
 「知り合いがいないから心細い・・・」と思われる方も多いかもしれませんが、
 ココは一つ、多くの業界仲間を作る場と思って、参加してみましょう!

6. 協賛ブースを覘いてみる
 JANOG20 の会場には、ご協賛企業の展示ブースがあります。
 日頃お世話になっている会社さんなども協賛しているかも?!
 新製品/新ソリューションのご紹介等も行われています。
 業界の今後の動向等の情報収集にも役立てて下さい。

7. JANOG20 オプショナルイベント "ジンパ" に参加してみる
 「ジンパってなんやねん?」と思われた方も多いはず。。。
 今回 JANOG20 は北の大地・北海道 帯広での開催。
 北海道といえば "ジンギスカン"
 やりましょう。食べましょう。楽しみましょう!開催しますから!
 詳細はコチラ

8. 会社に JANOG の参加報告をしましょう
 この項目で 「うげ〜ぇっ」 と思わないで下さい。(^^;
 やっぱり、参加したからには報告書を書いて皆さんなりの感想を会社に
 フィードバックしてくれたら、JANOGを運営する側はかなり幸福です。
 そして、上司や同僚に 「お、コイツ、やるな・・・」と思わせて下さい。
 こう思わせることが、次回のJANOGへの参加の架け橋になるはずです。
 「次回のJANOGはどこで?」という問いには、JANOG本会議最終日に発表しま
 すので、是非お楽しみに。

と、色々書いてみましたが、忙しくて無理・・・と思われるかもしれません。
全部を実行できなくても、これらの項目の幾つかを実行してみるだけで、
JANOG20 が十分楽しめるハズです。是非お試し下さい。


では、7月の帯広で多くの方々とお会いできるのを楽しみにしています。

日時: 2007年05月26日 11:00 | 

■ 楽しんだもの勝ち! ■

JANOG20 実行委員の樽井行保と申します。今回、縁ある方々のおかげでSC(実行委員長)としてスタッフに加わることになり、微力ながらお手伝いさせてもらっています。

今年の夏のJANOGミーティングは第20回目。10周年。年2回、当たり前のように開催されているJANOGも、私たちの日々のネットワーク運用と同じように、関係者の陰ながらの努力があって初めて成り立つものです。これだけ変化の激しい業界ながら10年間も活動を継続してこれたのは、その努力に値する存在価値をJANOGが持ち続けている証です。

JANOGミーティングの魅力は、「議論に参加すること」だと思います。JANOGにはITフィールドの様々な専門家が集結するため、ある程度、知識に差があるのは当然のことです。本会議で意外と素朴な質問がされていたりもします。せっかくオープンな場が用意されているのですから、「JANOGならでは」という情報を聞き出したり、立場の異なるもの同士が相互理解するチャンスを生かさない手はありません。常連さんに圧倒されず、積極的にマイクの前に立ってみましょう。

また、議論に加わる一番の近道は自ら発表することだと思います。いろんな立場の人からコメントをもらうことが大切な一歩になるかもしれません。幸運にも私は前回のJANOG19で発表の機会を頂きました。そこで「JANOGだから発表して面白いこと」「JANOGで発表したから得られる成果、フィードバックがあること」の2点を実感しました。これからも多くの人に発表者としての醍醐味を味わってもらえることができたら、また、JANOGがそういう雰囲気を維持することができたら、それは素晴らしいことだと思います。

なお、既にメーリングリスト等でお知らせしました通り、今回のJANOG20では水曜日の基調講演を始めとした記念イベントも企画中です。十勝・帯広の美味しい食べ物、スイーツ、飲み物を頂きつつ、「今までの10年間を振り返り、今後の10年を考える」またとない機会になると思います。本会議はもちろん、それ以外の時間も真面目に楽しむのが Network Operators' Group の特徴。そうです、JANOGは「楽しんだもの勝ち」なのですから。

2007年5月29日 樽井 行保 (Yukiyasu Tarui)

日時: 2007年05月29日 09:39 | 

■ 「JANOG20の魅力、見所、込めた思い」 ■

インターネットって自分の生活にとってかなり重要な位置を 占めるようになったと思う今日この頃。JANOGはそのインターネット の発展を支えてきた団体のひとつです。私自身がJANOGを知るようにな って実はそんなに長くはたってませんが、過去のプレゼンには一通り 目を通しています。企業利益よりも技術的観点を中心にインターネット の課題を議論する集団って日本では他にあまり類をみないですよね。 商用利用が大半となり、クリティカルインフラとまで称されるように なってしまった今でも、この活動がインターネットの縁の下の力持ち となって大事なところを支えているんだろうと思っています。 私はNANOGのMLにも入ってますし一度だけですが参加したこともあります。 JANOGって比較的物静かですが、本当にクリティカルな議論はしっかり ML上であったり、会議であったりで出ていると思います。今回のJANOG のプログラムも、そういうタイムリーなものがすごく出揃っていると 思います。いくつか簡単に紹介させて頂きます。

まず、4 octest ASについてプログラムがあります。 4 octest ASの相互接続については既にMLでも実験結果の投稿があったり、 情報もある程度出てきていると思います。しかしオペレータや設計者の 観点ではまだ議論がされつくしてない、と思っています。「さぁ導入しよう」、 そう思ったときに不安点ができる限り解決しててほしい。そう思いませんか? 本会議で議論しましょう。

さて次にご紹介するのは今までのJANOGでは無いタイプのプログラムです。 「つぶらな瞳で!!!」普段なかなか本音を聞けない組織の人に 質問を投げかけてみたいと思いませんか?今回のJANOGでは普段通信関係の お仕事についていればお世話になる事が多い総務省さんと、謎のヴェールに 包まれているサイバーポリスの方をお招きして率直に質問してみよう!という プログラムを用意しました。質問の準備はいいですか?中傷的、無茶な質問は ご遠慮くださいませ。m(_ _)m

ラストになりますが、10年後のインターネットを救うかも、というプログラムが 用意されています。ルーティングとアドレスのこれからを考えるワークショップ。 200k経路を越えて、これからインターネットはどこへ向かっていくのでしょう? 増え続ける経路、IPv6時代とともにに増え続けるアドレス・・・果たして このままMorre's lawに従いルータのパワーアップだけに期待していいので しょうか?日々のメンテナンス対応、トラブル対応の工数が増える一方になって しまわないのでしょうか?このプログラムは少し内容が難しいです。なんとなく 頭の裏でくすぶっているインターネットへの不安をぶっちゃけて議論する。 そんなセッションになるかもしれません。

派手なプログラムは少ないかもしれません。でもこのJANOGがきっかけで 何か新しい活動が始まったり、ひとりひとりが大切な情報やJANOGをきっかけ に新たなアイデアをひらめいて持ち帰ってもらえると、これ以上なくうれしいです。

出席登録をお待ちしています。


JANOG20プログラム委員長
川村 聖一

日時: 2007年05月31日 08:31 | 

■ JANOGスパイラル?! ■

みなさんにご覧頂いている JANOG20 web Movable Type(以下MTと略)というpublishing system を使って更新しています。従来は、更新を全てAdminと呼ばれるシステム担当のCommitteeにお願いしていたのですが、MTを使って実行委員が作業することにより、Adminさんの負担を減らすことができ、JANOGの皆さんに、よりタイムリーに webで情報をお伝えすることができるようになりました。 このMTは JANOG19から導入したのですが、私はMTを使うのが初めてで、私のワンクリックが JANOG20 web をめちゃくちゃにしては大変!と思い、私的なPCにMTをインストールしてこっそりblogを立ち上げ、練習をしてしまいました。

さて、インターネットでは日々様々なそして便利なツールが開発、公開されています。インターネット上のツールは便利で簡単に利用できる反面、インターネットそのものは、経済活動の大きな位置を占め、気軽にちょっと試してみる、が難しい側面も出てきました。新しい技術の導入や、新しい人を育てる、といった場合、10年前だと、「まぁ、やってみろ」ぐらいで済んでいたのですが、今ではなかなかそうはいきません。テスト環境を作って、マニュアルを作って...etc...。それでもテスト環境では発見できない問題があったりして、実運用時に try & error をすることになります。

try & error の回数をなるべく減らすには、他の人の経験談がとても役に立ちます。JANOGの発表の中には経験談も多く、発表を聞いた人はそれを自分の運用の場に生かし、発表者は他の人から別のアイデアをもらい、さらに手法がブラッシュアップされていく。そんな素敵な関係を培える場所がJANOGなのです。

JANOG20には「インターネットオペレーションを語る(仮)」というセッションがあります。きっと、経験豊富な方々が過去の10年、そしてこれからの10年をよりよくするために熱く語られることでしょう。そして参加者のみなさんが(このセッションに限らずですが)議論に参加しやすいよう、事前に役立つ情報を提供できるよう、JANOG20のwebを整備していきたいと思っています。ぜひ、ちょこちょこチェックして下さいね!


JANOG20 広報委員 三ツ木絹子

日時: 2007年06月01日 09:00 | 

■ 「JANOGの過去・未来」 ■

皆さんこんにちは、JANOG運営委員をしています浜田です。
JANOG19でも過去を振り返るコラムを担当していますので、まずはそちらを参照していただければと思います。
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog19/2006/12/janog_1.html

- JANOGの過去

JANOGのWebのトップから「ミーティング(過去&将来)」をたどってみましょう。
最初の頃のJANOGミーティングでは、当時の様子が写真で掲載されているものがあります。それを見ると、今でも参加されている方が結構いらっしゃるのが分かります。みんな若いですねー。

発表内容も見てみましょう。
NetNewsの話など懐かしい感じがしますが、当時も今も、新しい技術への理解を深めたり、問題を解決していこうという姿勢は変わらないように思えます。

- JANOGの転機

私が思うに、富山で開催したJANOG9は1つの大きな転機だったのではないかと思います。
それまでのJANOGは東京もしくは大阪、京都など、いわゆる大都市圏でしたが、このJANOG以来それ以外の地域での開催も行いはじめました。
地方での開催では、特にホスト企業の熱い思いというものがあります。「JANOGに行きたくてもなかなか行けない」という声に対して、何とか地元で開催し、地元エンジニアにJANOGに参加してもらいたい。そういう思いからか、本会議以外の部分、ホスピタリティの面でも非常に手厚く、すばらしい会議になったことを覚えています。

また地方開催をはじめたことによる副産物としては、2日間以上の開催が始まったことではないでしょうか?
それまでの1日開催では時間的な制約もありましたが、2日間になると余裕もあるため議論も深まってったように記憶してます。もちろん懇親会後も会社に戻る必要がないため、朝まで技術論に花を咲かせることも出来ましたし・・・:-)
これ以降は都内での開催でも2日間の日程になりましたので、議論を存分に出来るようになったと思います。

- JANOGの「未来」

記念すべきJANOG20を迎え、JANOGも満10歳となるわけです。
ネットワークの状況もずいぶんと変わり、「ネットワークオペレータ」という定義に含まれる人たちも多様化してきているように思えます。
私の認識ですと、「JANOGの過去」の時代ではルータやサーバを買って、ラックにマントして、UTPやファイバを這わせ・・・。トライアンドエラーでサービスを立ち上げられた感じだったと思います。そもそもインターネットのユーザが、オペレータに近い存在で、インターネットが使えることが大事で、細かいことに気にせずにいられた感じがあります。

一方、「未来」ではどうでしょう?
ユーザはいわゆる一般の方・企業ユーザが増え、インターネットというもの自体が、単にWebを見るようなものから、いろいろなアプリケーションが乗る「インフラネットワーク」になりつつあります。
今回の発表にも垣間見ることが出来ます。

「つぶらな瞳で総務省」

エンジニアは技術だけ考えていればよかった時代は終わって、役所の方とも協力していかないとうまくいかない。「インフラ」になった、ってことだと思います。

「高速切替技術の紹介(仮)」

IPのルーティングって結構おおらかでBGPでデフォルト3分〜1分半。OSPFでもデフォルト40秒だったりします。そんな世界で高速切替を考えるわけです。それだけセンシティブなアプリケーションが増え、ニーズが高まっているってことなんだと思います。

JANOGはもともと間口が広くて、いろんなエンジニアの方がいらっしゃるコミュニティーです。
そういう意味では、これからの10年はさらにいろいろな方、ISPだけでなく、放送など他の業界のエンジニアや、総務省以外の役所の方との交流なんか盛んになるかも知れません。ISPではありませんが、NGNなって言うのもありましたね。


正直どうなっていくのかも分からないのですが(^^;

ただ、これからの10年も技術を掘り下げていく姿勢は変わらないのではないかな、と思います。

------------------------
JANOG運営委員 浜田泰幸

日時: 2007年06月04日 15:32 | 

■ 「JANOG WEB」 ■

最近のJANOG WEBの管理を行っている「だぁやま」です。

JANOGのスタッフは全員ボランティアですので、個々に会社に属して個々の業務をこなしつつ 空いた時間でJANOGの仕事を進めてます。
PUBの仕事は、HTMLを書いて公開して、MLに投げてという地味な作業ですが、
実は情報量が多く、手順書がないとキツイ作業です。

情報源から的確に情報を収集し、編集、公開というフローの中でも
どの情報が最新なのかという情報の管理や不足している情報の収集などWEBに公開するまでが大変です。

これらの大変さを軽減させ、他のスタッフに割り振りしやすくすることができるのがやはり手順書であり 今回から本格的にWEB運用手順書の整備を進めています。



しかし、よくよく考えると、いつからWebページの情報量が増えたのでしょうか?

JANOG11秋田で、華やかなページが作成され、途中テキストベースに戻り、
JANOG15つま恋で、華やかページが戻ってきて、
JANOG16JANOG17(初Flash利用)と続き、JANOG18で一連のWebページの流れが完結したと思っています。
JANOG19からは、より多くの情報を発信するため、CMSとしてMovableTypeの利用を決定し、JANOG史上最も多い情報を発信しました。

では、なぜWebページを華やかにしたり、情報量を増やしたりしたのでしょうか。
それは、みなさんにJANOGにきてほしいからです。
特に、遠隔地などの場合、
会社に提出する開催概要やJANOGの説明ページが簡素すぎると出張の許可が下り難い(経験談)
といった場合に少しでも許可が通りやすいようにWebページを作成しています。
また、JANOGに興味が薄れてきた方などを、現地情報等を増やして、JANOGへの出席を促せればと思っています。

私は、メーリングリスト上での活動のほか、本会議での熱い議論や本会議後の居酒屋での談笑も、 JANOGの重要な要素と考えております。
みなさんの出席をお待ちしております。
そして、飲みましょう!語りましょう!

最後に、私は、JANOG20のWebページに掲載されている情報は、JANOG20の本会議にだけ利用されるのではなく、
あとに続く人たちにも役立つように、Webページを更新していきたいと考えております。

JANOG20 広報委員長 山田幸志

日時: 2007年06月15日 22:52 | 

■ インタビュー記事 ■

こんにちは。JANO20広報委員の山川です。

JANOG20開催まで、後3週間「プログラム」の作りこみも佳境に入ってきました。

みなさんが期待を膨らませ、この「プログラム」を聞きたい!
この「プログラム」に質問したい! この「プログラム」で是非議論したい!
そんな「プログラム」JANOG20WEBに公開する仕事を担当しています。

最新情報は、注目プログラムの「インタビュー記事」
おすすめプログラムの関係者から、インタビュー形式でプログラムにかける思いを紹介しています。

もちろん、これら以外もおすすめプログラムですよ。
来週には「事前資料」の公開を予定しています。


お楽しみに。

------------------------
JANOG20 広報委員 山川哲司

日時: 2007年06月20日 10:23 | 

■ 広い大地で心も広く! ■

JANOG20 実行委員の工藤です。

御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、生まれも育ちも北海道のバリバリの「道産子」です。という背景から今回LAチェアという立場で参加させてもらっています。

さて、せっかく道産子がコラムを書くのですから地元ネタっぽいところを一つ。
私は北海道では「道北」と呼ばれるところの出身です。今回の帯広は「道東」と呼ばれています。他に有名な都市では、札幌は「道央」。函館は「道南」になります。
「あれ?西が」と思われた方。スルドイです。「道西」と呼ばれる地域は存在しないんですね。ちょっとしたトリビアです。

で、帯広が属する「道東」ですが、北海道出身の私が言うのも何ですが、最も北海道らしいと思います。札幌や函館に観光や仕事で行かれた方は多いかと思いますが、気候や食べ物以外で「広大な北海道」って実感できませんよね?道東ではこれが実感できます。
もちろん食べ物もおいしいです。これからJANOG20のWebで続々と情報を更新していこうと思っていますので楽しみにしてください!もちろんJANOGが終了してからでも帯広に仕事や観光で訪れた際に有効活用できること間違い無しです。

今回10周年記念としてオプション開催される「ジンギスカン・パーティー」ですが、これはスゴイです。何と言ってもお店で食べるジンギスカンとは違い、屋外でみんなで豪快に鍋を囲むという最高の環境を味わえます。さらにメーリングリストでもちょっと話題になりましたが、お洒落な「生ラム」ではありません。そこでの言葉を借りるなら「冷凍円柱肉」です。この食べ方を覚えて帰るだけでも価値があります。

広い大地でジンギスカン鍋を囲みながら、いろいろ語り合える良い機会なのだと思いますが、みなさんいかがですか?
ここ最近メーリングリストも盛り上がっていますが、年に2回みんなで顔を合わせてみっちり話し合うことができるミーティングは非常に重要な場だと感じています。
JANOGは参加されているみなさんがメーリングリストで意見を述べたり、ミーティングに出席して議論することで機能するはずです。
過去の10年間も素晴らしいコミュニティとして運営されてきましたが、これからも今のような活動が継続されることを期待します。もちろん私も微力ながらお手伝いしていこうと思います。

日時: 2007年06月21日 09:07 | 

■ プログラム委員的コラム ■

JANOG20プログラム委員の松崎です。

今週はとあるカンファレンスに参加中です。コーヒーブレイクの時に隣にいた
人と軽く立ち話しました。この人はなんでもイタリア政府のIT担当官だそうで、
色々な苦労話を聞かせてもらいました。日本のISPの協力体制ってどうなのよと
聞かれたので、JANOGとかで議論してるよと答えてみました。するとISPってそ
れぞれ仕事で競合相手なのにうまくいくのかいって聞かれました。うまくいっ
てるのにはいろいろな理由があるだろうけど、一つに僕達は問題を共有してる
ことが挙げられるんじゃないかな。つまりお互いに関わり合いながら、同じ様
な課題を持ち、同じ様な問題で困ってることを知っている。そんな風に言って
みたら、そうだね、それは重要なポイントだねと納得してました。

JANOG20ではそんな僕達が困ってることや経験した事、一緒に考えたい事など様々
なプログラムがあります。発表者が語る内容もさることながら、会場からの質
疑応答で繰り出される生々しいコメントや質問も現地で味わえる醍醐味の一つ
です。会場には何ヶ所かホワイトボードを配置してもらいました。プログラム
の時間内に聞けなかった質問や、より細かい質問などにご活用下さい。さらに
質疑の時間が足りなければ懇親会も利用できます。発表者の方には可能な限り
懇親会にも参加頂いていますので、お酒の勢いを利用するなどして交流してみ
てはいかがでしょう。質問したいけど発表者が見つからないなど問題があれば、
近くのスタッフらしき人に聞いてみて下さい。きっと力になってくれます。

幾つかプログラムの紹介をしておきます。まずはOCN吉田さんと僕でお届けする
「BGP運用 〜時代と共に○○編再び〜」です。実はJANOG13「最近のBGP ○
○編」として2人で発表を行いました。あれからもう3年。BGPを取り巻く環境は
大きく変化し、実装や機能の変化もありました。新たなcapabilityやタイマの
変更、トラヒック制御の手法など、時代と共に変わってきたBGPについて大いに
語りたいと考えています。

そしてベライゾンビジネス伊賀野さんプロデュースの「Operators' Life with
no-Sampling Flow Data」は、全データを解析してやるという意気込みが伝わる
ネットワークの計測ネタです。僕達はより良い網設計や運用のためにネットワー
クを正しく理解しようと努め、様々な手法でネットワークの現状をとらえよう
としています。そんな中、流れるトラヒックを全て解析しちゃう真向勝負な手
法で見えて来た事象や傾向、更にはその利用方法は必見です。

また、今回はJANOGの10周年記念とのことで07/11(水)に基調講演パネルディ
スカッション
が企画されています。長年インターネットに関わって来た方々に
語って頂くインターネットやそのオペレーションに対する思いは、是非聞いて
みたいプログラムです。パネルディスカッションではJANOGの次の10年に託して
と題してJANOG自身について語り合う予定ですので、今一度JANOGの意義や参加
の仕方などを見直す良い機会になればと考えています。

皆様の参加をお待ちしています。会場で会いましょう!

JANOG20プログラム委員長
松崎 吉伸

日時: 2007年06月22日 09:27 | 

■ 実行委員長、JANOG20を熱く語る(?) ■

運営委員で、今回JANOG20では実行委員長の片割れでございます、前村です。


運営委員といっても、前回JANOG19で久しぶりにプログラムを1つ持って途中でPCに参加するまで、5年間くらい実行委員やっていなかったですから、本当に久しぶりに最初っから実行委員会をやっています。


さてさて、何かこうかなぁと考えていました。スタッフコラムJANOG19からの企画ですが、実行委員の皆さん、すっごく良いこと書くなぁ、と感心してばかりでして。


プログラムに関して2つ書こうと思います。


一つは水曜日の特別企画です。始まった最初の最初は金曜1日,次には木曜日午後からの1.5日、最近は木金フルに使って2日、という日程のJANOGでしたが、今回はその前に一日、特別企画があって、JANOGミーティング初、基調講演をやります。


一人目は、JANOG初代会長の石黒邦宏さん。思い起こすと石黒さんと初めて会ったのは、1995年のNSPIXPミーティングのとき。当時は某ISPのネットワークオペレータでした。それがZebra http://www.zebra.org/の開発を始め、ベンチャー企業を立ち上げ、次にZebraで築いた技術を持って米国に乗り込んでIP Infusionを立ち上げたわけです。Zebraはフリーウェアですから、なんでそんな金にならなさそうなこと始めたんだ?と最初は心配していたのですが、今やIP Infusion製のルーティングソフトウェアは日米のトップベンダを含めかなりの数採用されています。実は同い年なんですが、あやかりたいものです。


その石黒さんが故郷帯広でしゃべってくれるのは、「インターネット基盤技術はこれからのインターネットを支えきれるのか」JANOG20本会議でも、ルーティングアーキテクチャのパネルがありますが、石黒さんもルーティングの心臓となるルータを作る立場から、つぶさに技術の最前線を眺めてきたわけです。その石黒さんが、「もうこれ以上は無理かも」とちょっと弱気になりながらも、これからのインターネットを支えていくために向かなければならない方向を指し示してくれます。


もう一人は村井純さん。説明の必要もありませんよね。(ないですよね、石黒さんにたくさん書いて村井さんの紹介ちょこっとですけど、別にそれは村井さんをナイガシロにしているのではなくてですねぇ。。(以下略))「日本のインターネットの父」と呼ばれるこの方が、遂にJANOGに登場。3ヶ月前くらいにお願いしたのですが、「喜んでお引き受けします」とこの上ないお言葉をいただきました。


石黒さんがインターネットのネットワーク基盤を支える技術を語った後で、村井さんの講演テーマは「インターネットが実現したこと、これから実現すること」。ずっとネットワークに関わってきていると、ネットワークというものが自己目的化してしまいます。ですが、本当はネットワークというのものは、その上のアプリケーションを通じてフル活用して人の役に立つためにあるわけです。村井さんの講演はインターネットが今まで人類に何をもたらして、これから何をもたらすのか、もたらすべきなのかを指し示すことになると思います。


たまに達成するべき要求が大きすぎて八方塞がりのような気持ちになるときがありますが、村井さんの講演は、やもすれば近視眼的になりがちなネットワーク屋の仕事を、夢と使命感に満ちたものに感じさせてくれるのではないでしょうか。


お二人の基調講演のあとは、僕がモデレータとなり、お二人に加え現JANOG会長・近藤邦昭さんにも加わってもらってパネルディスカッションです。 JANOG,インターネット,オペレーション、10年、そんなキーワードがパネリストの皆さんにどう絡んでいるのかを見るだけでも楽しそうな気がしますが、会場からもお声をいただきながら、面白いセッションにしたいと思います。


実行委員長としては、木曜金曜の本会議も、おすすめしたいものばかりです。僕個人としては今後のインターネット全体を考える上で重要な、 「ルーティングとアドレスのこれからを考える @JANOG20」 「IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広 で考える」がおすすめです。


「ルーティングとアドレスのこれからを考える @JANOG20」は、なんとRobert Ruszukが出てくるんですね。加藤朗さん,水越一郎さん,河野美也さんという、第一人者揃いのセッションは、ram@iab.orgにsubscribeしておきながら議論について行けていない僕にとってはあの場で何が展開されているか理解する絶好の機会となるでしょう。また、さっきスタッフメーリングリストで、もう一人凄いパネリストが追加になるとか言っていたけど。。


後者は手前味噌ですみません。ただ、IPv4アドレスがなくなった後、本当に皆さんどうやっていくのでしょうか?僕自身未だにイメージがつかめていませんが、今後5年、あるいは10年を見ていく上で、一つの最重要課題だと思います。JANOGメーリングリストでも容赦ない盛り上がりを見せていました。このままインタラクティブにメーリングリストでの議論を当日につなげて行きたいと思います。


あと一つ、最後のセッション「インターネットオペレーションを語る(仮)」も見逃せませんね。江崎浩さんにもお出ましいただき、荒野高志さん,石井秀雄さん、そして石黒さんというJANOG創設運営委員たちが加わります。どういう話が展開するかドキドキします。お願いだから現運営委員会へのお叱り、なんて内容でないことを祈ります。


長々と書いてしまいましたが、何を隠そう実行委員長の僕が一番楽しみかも知れない、JANOG20です。皆さんもどうぞお楽しみになさって下さい。そして、当日に向けてメーリングリスト上でいろいろと情報が公開されたり、意見が募集されたりすると思いますが、どうぞ積極的にお考えをお示し下さい


帯広で、またオンラインで、お会いできることを楽しみにしています。

日時: 2007年06月25日 08:49 | 

■ IP Anycastで見えてくるインターネットの接続図 ■

IP Anycastで見えてくるインターネットの接続図

IP Anycast を使った運用自体は馴染みのない方が多いかもしれませんが
A.DNS.JP では Anycastを使って運用している事をご存知の方は多いのでは
ないでしょうか。

このプログラムでは、国内のみの運用から、海外での運用が加わった場合に
DNSクエリはどのように変化するのか、興味深い結果を示してくれます。

BGPのパス属性をいじってみると、こんな線やあんな線もみえてくる???

また今回の計測に使用されているツールも便利そうなので別用途で使って
みるのも楽しいかもしれません。

ライトニングトークですので10分と短いプレゼンとなりますが
休憩時間や懇親会を使っていろいろ質問してみてください。

時間は短いですがお勧めのプログラムですのでお見逃しなく。

プログラム委員 川島正伸

日時: 2007年06月25日 16:09 | 

■ IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える ■

IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える

IPv4アドレス枯渇が叫ばれた1992年頃にはCIDRNATが導入され、
延命されてきたことは皆さんご存知のことと思います。
また、並行してIPv6の開発が着々と行われてきたこともご存知でしょう。

さて、今回はどのように乗り切っていくのでしょうか?

アドレス売買等も視野に入れたIPv4延命策(再利用)なのでしょうか、
それともCIDR/NATのようなIPv4での技術的な延命策(機能拡張)でしょうか。
もしくはIPv6導入にインセンティブを与えるような方法(IPv6利用促進)なので
しょうか。

いずれも一長一短があるので複雑に絡み合って進行するのかもしれません。

JPNICや世界の各RIRからアナウンスメントが出始めている状況下、
「IPv4アドレスを新規にもらえなくなったら、どう対応するべきか?」
JANOG MLで、そして帯広で一緒に考えましょう!

本プログラムに対するコメントをお待ちしています。:-)

プログラム委員 川島正伸

日時: 2007年06月25日 16:10 | 

■ JANOG20 - これまでの道のり、そして未来へ ■

いよいよ来週はJANOG20 Meetingとなりました。
今回ホストを務めさせていただいています株式会社まほろば工房近藤です。

今回のJANOG20、私にとってはとても複雑な立場での参加です。一つは、JANOG会長としての近藤、そしてもう一つはホストとしての近藤です。立場はいろいろありますが、ここはひとつこの立場の枠を飛び越えてJANOGと私の微妙な関係についてお話したいと思います。

JANOGの創始者、これはご存じ前会長の石黒さんです。JANOG創設当初(いまでもそうですが)、石黒さんは私にとって雲の上の存在でした。そんな方が、NANOG(米国のJANOGですね)に私を誘っていただき、私はNANOG初挑戦したのでした。これはだいたい11年前の出来事。多くの雑誌にもこのときのことは寄稿していますのでご存知の方も多いと思いますが、事業者の垣根を越えての活発な議論にいたく感動したものです。問題は、「英語」。これは日本で作るしかない
そんなわけで、最初は、私の所属していたプロバイダのドメインでjanog@xxxx.xxxx.ne.jpなメーリングリストで発足、会則やポリシーなどを整え、Preミーティングを開催し、これらを採択、そしてJANOG産声を上げました1997年のことでした。

そして、祝うべき第一回のJANOGミーティング。場所は「東京オペラシティ」。
初回にも関わらず130名の方に参加いただき、大盛況のうちに終了懇親会も大盛況
それ以降、JANOGのメンバーはウナギ登りに増え現在では4300名に及びます。

ちなみに、私が会長に就任したのは2000年12月開催のJANOG7の時でした。思えば、7年も会長を務めているんですね。

この間、JANOGミーティングホスティングによる運営形態への変更や、ワーキンググループ制度JANOG Commentの制定など、いくつか新しいことをしてきたわけですが、思えばJANOGが大きくなるにつれて、業界からの期待度が高まっていくことについての答えだったのかもしれません。
もちろん、これらを私一人やったわけではなく、基本的には同僚ともいうべき運営委員、そしてメンバーの皆さんの協力のもとに行えたわけです。

特にここ最近では、ホスティングによるJANOG運営が順調に進み、毎回多大な協賛を頂き、皆さんに充実したミーティングを提供できているように思えるのです。これはひとえにミーティング実行委員、通称「スタッフ」の皆さんのおかげであることは言うまでもありません。充実したプログラムでミーティングが開催されるからこそ、ご協賛もいただける。そう思っているわけです。

じゃぁ、なぜ、JANOGはボランティアなのにプログラムが充実するか?単純な答えにたどり着きます。それは、「自分が聞きたいことをプログラムにする。」ということです。聞きたいからこそ、突っ込める。そして、スタッフだからこそ聞けることもある。そして、それを自分の知識として吸収し、JANOGを終える。そんな相乗効果がある。そして何より、実はみんなインターネットという環境が好きなんだな。と思うことです。日々の業務に追われながらも、なんかしっくりこないことが多い。その問題を会社の垣根を越えて付き合えるJANOGというコミュニティのなかで彼ら自身が答えを見つけて、楽しんで、技術や知識を身につけているんだと思うわけです。

まぁ、固い話をしてもつまらないのでこの辺でやめますが、JANOG10年です。いろいろな意味でインターネットもJANOGも変革の時期に来ているのかもしれません。


10年の節目で、何かが起きる。

さて、何が起きるのか、JANOG新しい時代を迎える10年の節目を皆さんと一緒に有意義に共有できるよう、会長としてホストとして、我が故郷であり、前会長の故郷でもある十勝・帯広で精一杯の体制でお迎えします。


現地でお会いしたときには、お気軽にお声をかけてください
ついでに、お気軽にマイクの前で質問などしてください

日時: 2007年07月07日 10:51 | 

■ 帯広だぜ! ■

観光関連でもう一つ。

「さぁ帯広だ!」

実は、今回のJANOG20にあたり過去4回の下見を実施。中々の強行日程もあり、毎回刺激的な下見でした。
このコラムでは、実はあまりJANOG20に関係ないですが、帯広を知ってもらい、そしてまた別の機会にぜひ帯広を訪れていただいきたい!ということでコラムを書いてみたいと思います。



■第一回目下見 「ホスト一人旅」

JANOG20帯広開催を最終的に決定すべく、2006年12月に帯広へ渡航(海越えるしね・・)
雪はそれほどないものの、それでも。意外と寒い

とりあえず、現地の商工会議などにつてのある方とお会いするため、車を走らせる。空港から市内までは通常は40分くらいだが、まぁよく凍った路面なのでスピードも抑え気味。
つーか、街路灯がなく真っ暗・・・・怖すぎます。久々に何も明かりのない道路を運転してビビる僕

とりあえず、一通り挨拶を追えて、一路実家へ。実家は隣町の「芽室(メムロ)」

次の日、会の取り回しをお願いしているイーサイドさんのご担当者と合流。会場の視察。

開口一番、「寒いっすね」といわれた。

とかちプラザを初めてこの目で確認。意外といい設備に感心。この時点でJANOG20の成功を確信。
隣のホテルノースランドも訪問。担当の方の北海道弁にも誘われ、ずぶずぶに北海道弁になる私
(ただ、余り標準語とかわらないので、気づかれないはず・・・。)

私は東京で打ち合わせのため、そのまま帰還。
残されたイーサイドさんのご担当者の方がどうされたのかは、のまま・・・。

ちなみに十勝Tips。
北海道、特に十勝の冬は底冷えする土地柄。私が子供のころは氷点下30度というのは結構あったため、今回の氷点下数度というのは、「温かい」。ただ、最近では、寒くても氷点下20度というから、最低気温のレベルで、ここ20年くらいで10度上昇しているということになる。温暖化の影響かもしれません。



■第二回下見 「波瀾万丈」

第二回目の下見!今度は、スタッフの皆さんと一緒に行きました。これも1週間前に日程がきまるという強行日程。

当日は、波瀾万丈。4月なので、もうそろそろ雪もないだろーとタカをくくっていたのが敗因。

現地は大雪・・・・。私は航空会社に「羽田に戻るかもしれません」と脅されつつも、なんとか予定通り到着。
札幌・千歳経由の方は大変な目に・・

  1. 千歳につけずに、旭川に着陸。
      旅行時間が8時間にも及ぶ大旅行を経験。
      本人いわく「海外じゃねーんだから」というが・・・。
      北海道には2時間くらいでついているはずで、陸路でなんとか帯広に到着。

  2. 千歳につけず羽田へ・・・
      これがすごい。本当に羽田に戻りやがった・・・。
      常人ならこれであきらめるが、彼はあきらめなかった。なんと、もう一度トライ。
      夜遅くに帯広到着

結局、無事に着いたのは、陸路で着た人と、帯広に直接来た人。



ここで、北海道Tips。

実は北海道、東西を分ける大きな日高山脈が真ん中に鎮座。これが東西の気候を大きく変えるわけです。通常雪を運ぶ雲は日本海側からくるのでこれが石狩平野を中心とする西側に雪を降らせます。一方、東側の十勝平野はこの山脈で雪雲が止められるため、余り雪が降らない。

冬に北海道に渡航されるときは、とかち帯広空港が実は着陸できる確度は高い。



とりあえず、これら遅れている人をしり目に、現地視察開始

まずは、十勝平野を望む「ハナック」の上の展望台に・・・

皆さん。新雪です!

こどもごころを忘れない私たち雪だるまを作ったのは言うまでもない・・。

夜は夜で、近くの繁華街へ。意外と繁栄しているので、とりあえず現地では有名な平和園ジンギスカンを堪能。

さて、次の日、とかちプラザ、ホテルノースランド、無事視察を終え。満足した方々。昼飯に豚丼へ!Go!
豚丼屋で出迎える豚の置物になんとなく切なさを感じつつも堪能し、一部の方々は帰路へ。

残った数名で、十勝全体を視察。
池田のワイン城で、チーズ・ベーコン・ワインなどのお土産類を購入。

時間があったので、近くをドライブ。気がつけば忠類まで着てしまった。
そこには、なんとナウマン記念館がある。

まず二度と行くまい・・・・。



■第三回 「もっと遠くへ」

さて、三回目。今回は約一名ANAのシステムトラブルにもろに巻き込まれた以外は、無事到着。

さらに、会場下見もちゃんと真面目に行った上で、ジンパ会場を下見に。
会場はグリーンパークの隣にある、グリーンステージ。広すぎます。ってか、無駄に広くね?

ちなみにここ、昔は、北海道釧路集治監十勝分監があった場所。だから広いともいう。

さて、今回は、思い切って遠くまで行きましょー! ということで 
 - オンネトー
 - 阿寒湖
に行ってきました。

途中、足寄町を通ります。そう、そうです。「チハル」の出身地で「ムネオ」の聖地です。
足寄駅がちょっとした展示場になってるんですが、いやぁいろいろ面白いアイテムがありました。

無事、オンネトーに到着。晴れていたので、すごいきれいな湖を堪能。



■第四回 「ちゃんと下見」

いや、ちゃんと下見してますよ。でも今回はもっと真面目に最終調整。
時間をかけて会場の状況、机の配置を確認。
ホテルノースランドでも場所の確認や配置の確認。
ジンパの肉屋で一通り注文。

完璧です。もう非の打ちどころがありません!

じゃぁ、ワイン城に行きましょう(^^;

ついでに、ハルニレの木を見に行って・・・。

そして、そうだ!アイスクリーム!ということで、有名なハッピネスデイリーへ!

が!無念、時間切れで食べれませんでした。誰かこの思いを遂げてきてください



十勝Tips

ちなみに、ワイン城、火曜日が定休日。第三回のときには、休館していたのでいけなかった。
で、このワイン城、すぐ近くにドリカム記念館があります。

実は、ドリカムの吉田さん、池田出身。もっといえば、高校は帯広柏陽高校出身。私は帯広三条。
帯広三条と柏陽は過去は別々の高校だったが、三条は女子高、柏陽は男子校。この男女半分を入れ替え、現在の形に。そんなわけで、この二つは親交が深い。



■そして本番。

そして、来週には本番がやってきます。
どんな会になるやら・・・・楽しみにして北海道にきてください。お待ちしています!

日時: 2007年07月07日 11:30 | 

■ 「司会者としての誇り」 ■

JANOG20プログラムプロデューサ/JANOG運営委員の橘です。

本当であればミーティング開催前に書かなければいけないコラムを今頃書いて いるのですが、書く内容を考える段になって、何を書こうかと悩んでしまって います。ミーティングが終わってしまうと、準備の事を書くのもなんです し、、、ということで考えたあげく、自分がJANOGにおいて重要なものの一つ として取り組んできた「司会」について、少し書かせていただくことにします。

私はJANOGミーティングの本会議司会を数多くやらせていただきました。
このうち一度は、二人で分割して担当するという試みもさせていただきました。

さて、JANOGミーティングにおける司会の役割についてですが、私が思うに司 会とは、会においてスムーズな進行と熱い議論を行うためにあらゆる努力を行 う現場の最前線であると考えています。私はプロのアナウンサーではありませ んが、過去に色々な場所でマイクを持ってお話をさせていただく機会をいただ いたおかげで「進行させる」という作業にも多少は慣れ、司会やマイクを持っ て話すこと自体に楽しみを見出すことができるようにもなりました。

様々なコミュニティの集まりで司会をやっていると、それぞれのコミュニティ の個性を強く感じることができます。JANOGにおいて司会は進行役であると同 時に、時に議論や質疑応答に参加する事もあります。それらを通じて感じる JANOGの個性とは、発表者・出席者・司会者の距離が非常に近いということです。



JANOGにおいて司会をやる上で、私が注意して取り組んでいる事を紹介します。

JANOGのプログラムというのは、発表者が発表を希望して応募いただくケース、 プログラム委員が聞きたい内容を定めてプログラムを作りこんでいくケース等 があります。これらのプログラムは、できあがる過程においては発表者と担当 するプログラム委員は多くの時間を割き議論を重ねていますし、時にはJANOG のメイルリスト上で議論や意見募集を実施することもあります。

さて発表の準備が整い、いざ本番となるわけですが、この段階で司会者として 注意しているのは、出席者に有益な時間となることはもちろんですが、同時に 発表者に、議論や質疑応答を通じて、何らかのフィードバックを持ち帰っても らえるようにしたいという事です。

皆さんがJANOGにおいて発表する事を検討するときに、JANOGミーティングとい うのは良いフィードバックを得られる場所であり、良い交流を得ることができ る、、という点が発表へのモチベーションになれば幸いです。

JANOGミーティングにおける司会の役割は重要であるという自負が私にはあり ますが、あくまでミーティングの中心は出席される方であり、発表される方で あると考えています。

今後、ミーティングの運営形態の変化により司会の役割が変わる可能性はあり ますが、開催の都度、実行委員が検討を重ねて、司会を担当する人へ要望を伝 えてミーティングが開催されることに変化はないでしょう。

充実したミーティングを作る手助けをする事を、当日会場内において進行中に やれるのは司会者の特権であり誇りとするところです。

私はこれまで、出席した方、出席できなかった方を含めて、協力いただいたす べてのJANOGのメンバーの皆様のおかげで、司会という仕事に誇りを感じるこ とができました。

もちろん今回も同様です、心から感謝申し上げます。



JANOG20ミーティング 司会
橘 俊男


日時: 2007年07月26日 18:00 | 

■ コラム最終章 ■

こんにちは。JANOG運営委員の池尻です。

newkaicho.jpg

今回のJANOG20はいかがだったでしょうか。


初日の基調講演に始まり、3日間まるまる楽しんでいただけましたでしょうか
発表者のみなさま、ミーティングを企画してくれたスタッフ、そしてホスト企業・後援団体・協賛企業のみなさま、本当にありがとうございました。


今回のJANOGは一出席者としても非常に考えさせられる節目となる会合だったように思 います。「IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える」「ルーティング とアドレスのこれからを考える@JANOG20」など、インターネットを取り巻く世界が 、これまでの常識が通じる当たり前のものから、当たり前のものでなくなる、概念す ら変わるのではないかというような変革期に今まさしくいるんだな、と実感しました 。


そんな10年の節目にJANOGの運営委員の体制を変更することとなりました。
DAY2のクロージングでアナウンスさせていただきましたが、今回のJANOG20(正式には 8/10)をもって、4名の運営委員の方々(近藤さん、前村さん、橘さん、齋藤さん)が 退任されました。
それに伴い、JANOG会長についても近藤さんから私池尻が引き継ぎいたしました。


ここで改めて、自分とJANOGのかかわりを振り返ってみたいと思います。。
私自身、JANOG1でのLocal Arrangement担当に始まり、2002年10月のJANOG10の時か ら運営委員になって活動してきました。ミーティング実行委員長や個人情報保護 WG Chairなどいろいろやらせてもらいましたが、一貫して、その時々のJANOGに 求められている(と信じる)ものをやる!、というのがベースにあったように思います。議論が盛り上がりそうなネタ探しや、ときには法律も交えたまじめな話など、やることは違えど、JANOGに対する思いは一貫していたように思います。
今回、会長を引き継ぐことになり、重責を感じながらも、そこは同じ。今、そしてこれからのJANOGに期待されているものってなんだろうか、と改めて考えるわけです。


DAY1のパネルディスカッション「JANOGの次の10年に託して」では覆面「ジャノ坊」 として、その答えを見出すべく、議論に参加させていただきました。「JANOGでの議 論って実は世界的に見てもけっこう進んでいるんだよね。。」これは、私がとても印 象に残った議論のひとつです。そういうJANOGでの議論を少しでもより外に見せてい くことができれば、運用者コミュニティがもっと広がる可能性があるな、と感じずに はいられませんでした。またそこに新たなJANOGの意義が生まれる可能性もあり ます。
簡単なことではないかもしれませんが、今後のJANOGに対する期待のひと つではありそうです。みなさんはどう感じられましたか?


でも、いままでの10年も、そして今後の10年でも、

JANOGに変わらないものがあります。

それは、JANOGはメンバーのみなさんのものである

ということです。


議論するのも、何をするのも、主役はみなさんです。ここはこうしたらどうか、これはよくないとか、JANOGの活動に対する前向きな提案、ご意見等ありましたら、いつでもお願いします。私もJANOGメンバーの一人として、みなさんとともに今後のJANOGの発展に少しでも貢献していきたい、と思っております。


最後に、JANOG運営委員会としては、2007年8月10日より池尻を新会長として、前回の JANOG19より新たに加わっていただいた3名の新運営委員(山崎さん、仲西さん、川村さん)を含めて8名の新体制でやっていくことになりました。
このたび退任された方々のご尽力に感謝するとともに、今後の新しい運営委員会をよろしくお願いいたします。


では、新たな気持ちで、次の10年の第一歩

JANOG21でお会いしましょう!

日時: 2007年08月11日 00:00 |