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■ 「司会者としての誇り」 ■

JANOG20プログラムプロデューサ/JANOG運営委員の橘です。

本当であればミーティング開催前に書かなければいけないコラムを今頃書いて いるのですが、書く内容を考える段になって、何を書こうかと悩んでしまって います。ミーティングが終わってしまうと、準備の事を書くのもなんです し、、、ということで考えたあげく、自分がJANOGにおいて重要なものの一つ として取り組んできた「司会」について、少し書かせていただくことにします。

私はJANOGミーティングの本会議司会を数多くやらせていただきました。
このうち一度は、二人で分割して担当するという試みもさせていただきました。

さて、JANOGミーティングにおける司会の役割についてですが、私が思うに司 会とは、会においてスムーズな進行と熱い議論を行うためにあらゆる努力を行 う現場の最前線であると考えています。私はプロのアナウンサーではありませ んが、過去に色々な場所でマイクを持ってお話をさせていただく機会をいただ いたおかげで「進行させる」という作業にも多少は慣れ、司会やマイクを持っ て話すこと自体に楽しみを見出すことができるようにもなりました。

様々なコミュニティの集まりで司会をやっていると、それぞれのコミュニティ の個性を強く感じることができます。JANOGにおいて司会は進行役であると同 時に、時に議論や質疑応答に参加する事もあります。それらを通じて感じる JANOGの個性とは、発表者・出席者・司会者の距離が非常に近いということです。



JANOGにおいて司会をやる上で、私が注意して取り組んでいる事を紹介します。

JANOGのプログラムというのは、発表者が発表を希望して応募いただくケース、 プログラム委員が聞きたい内容を定めてプログラムを作りこんでいくケース等 があります。これらのプログラムは、できあがる過程においては発表者と担当 するプログラム委員は多くの時間を割き議論を重ねていますし、時にはJANOG のメイルリスト上で議論や意見募集を実施することもあります。

さて発表の準備が整い、いざ本番となるわけですが、この段階で司会者として 注意しているのは、出席者に有益な時間となることはもちろんですが、同時に 発表者に、議論や質疑応答を通じて、何らかのフィードバックを持ち帰っても らえるようにしたいという事です。

皆さんがJANOGにおいて発表する事を検討するときに、JANOGミーティングとい うのは良いフィードバックを得られる場所であり、良い交流を得ることができ る、、という点が発表へのモチベーションになれば幸いです。

JANOGミーティングにおける司会の役割は重要であるという自負が私にはあり ますが、あくまでミーティングの中心は出席される方であり、発表される方で あると考えています。

今後、ミーティングの運営形態の変化により司会の役割が変わる可能性はあり ますが、開催の都度、実行委員が検討を重ねて、司会を担当する人へ要望を伝 えてミーティングが開催されることに変化はないでしょう。

充実したミーティングを作る手助けをする事を、当日会場内において進行中に やれるのは司会者の特権であり誇りとするところです。

私はこれまで、出席した方、出席できなかった方を含めて、協力いただいたす べてのJANOGのメンバーの皆様のおかげで、司会という仕事に誇りを感じるこ とができました。

もちろん今回も同様です、心から感謝申し上げます。



JANOG20ミーティング 司会
橘 俊男


日時: 2007年07月26日 18:00 |