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■ 「JANOG20の魅力、見所、込めた思い」 ■

インターネットって自分の生活にとってかなり重要な位置を 占めるようになったと思う今日この頃。JANOGはそのインターネット の発展を支えてきた団体のひとつです。私自身がJANOGを知るようにな って実はそんなに長くはたってませんが、過去のプレゼンには一通り 目を通しています。企業利益よりも技術的観点を中心にインターネット の課題を議論する集団って日本では他にあまり類をみないですよね。 商用利用が大半となり、クリティカルインフラとまで称されるように なってしまった今でも、この活動がインターネットの縁の下の力持ち となって大事なところを支えているんだろうと思っています。 私はNANOGのMLにも入ってますし一度だけですが参加したこともあります。 JANOGって比較的物静かですが、本当にクリティカルな議論はしっかり ML上であったり、会議であったりで出ていると思います。今回のJANOG のプログラムも、そういうタイムリーなものがすごく出揃っていると 思います。いくつか簡単に紹介させて頂きます。

まず、4 octest ASについてプログラムがあります。 4 octest ASの相互接続については既にMLでも実験結果の投稿があったり、 情報もある程度出てきていると思います。しかしオペレータや設計者の 観点ではまだ議論がされつくしてない、と思っています。「さぁ導入しよう」、 そう思ったときに不安点ができる限り解決しててほしい。そう思いませんか? 本会議で議論しましょう。

さて次にご紹介するのは今までのJANOGでは無いタイプのプログラムです。 「つぶらな瞳で!!!」普段なかなか本音を聞けない組織の人に 質問を投げかけてみたいと思いませんか?今回のJANOGでは普段通信関係の お仕事についていればお世話になる事が多い総務省さんと、謎のヴェールに 包まれているサイバーポリスの方をお招きして率直に質問してみよう!という プログラムを用意しました。質問の準備はいいですか?中傷的、無茶な質問は ご遠慮くださいませ。m(_ _)m

ラストになりますが、10年後のインターネットを救うかも、というプログラムが 用意されています。ルーティングとアドレスのこれからを考えるワークショップ。 200k経路を越えて、これからインターネットはどこへ向かっていくのでしょう? 増え続ける経路、IPv6時代とともにに増え続けるアドレス・・・果たして このままMorre's lawに従いルータのパワーアップだけに期待していいので しょうか?日々のメンテナンス対応、トラブル対応の工数が増える一方になって しまわないのでしょうか?このプログラムは少し内容が難しいです。なんとなく 頭の裏でくすぶっているインターネットへの不安をぶっちゃけて議論する。 そんなセッションになるかもしれません。

派手なプログラムは少ないかもしれません。でもこのJANOGがきっかけで 何か新しい活動が始まったり、ひとりひとりが大切な情報やJANOGをきっかけ に新たなアイデアをひらめいて持ち帰ってもらえると、これ以上なくうれしいです。

出席登録をお待ちしています。


JANOG20プログラム委員長
川村 聖一

日時: 2007年05月31日 08:31 |