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■ BuTaDoN! ■

「味覚の大地」帯広で、特に美味しい料理を3つあげるとすれば---
帯広を知る多くの人が「豚丼」、「ジンギスカン」、「スイーツ」を挙げるのではないでしょうか。
(スイーツが料理か?、というつっこみはおいといて、話は進みます:-)

今回は、この帯広三大美食(?)のひとつ「豚丼」のお話です。

豚丼とは、豚ロースを炭火焼きし、醤油ベースのタレで甘辛く味付けるドンブリ飯のことをいいます。
(「ぶたどん」です。「とんどん」と言うなかれ!^^)


この豚丼、歴史は意外と古く、1933(昭和8)年に今のスタイルで登場したとされます。

大正末期から道東各地では豚肉の需要が高く、主に豚鍋やぶたすきなどの調理方法で食べられていました。
この豚肉をもっと気軽に食べられるようにと、町の洋食屋さん「ぱんちょう」のご主人が鰻丼をヒントに考案したのが現在の豚丼の始まりと言われています。

戦争を経た高度成長期の1958(昭和33)年、「ぱんちょう」は豚丼専門店に衣替えし、この頃から帯広市内には豚丼を扱う食堂が増えはじめ、それぞれ独自の豚丼を創りあげてゆきました。
現在、十勝管内では100店近い豚丼のお店が美味しさを競い合っています。

(大手牛丼チェーンの店舗が帯広市内にあるので、豚肉を煮込んだ「豚丼」との食べ比べも可能です:-)


豚丼情報については、
- BUTADON.com 「十勝豚丼データベース」(十勝毎日新聞提供)
- 豚丼マップ (帯広コンベンション協会提供)
などが参考になるでしょう。


あまたあるお店のうち、今回は、現地スタッフいちおしの「ぶた八」をご紹介します。

ぶた八は、1989年の創業以来18年間豚丼を追求してきた専門店で、90年代前半からは帯広駅構内で駅弁としても売り出し、帯広名物「豚丼」が全国に知られるきっかけを作りました。

駅弁
写真1: 駅弁のパッケージ

お店のキャラクター(鉢巻ハッピ姿で片手に団扇)の「ブタ八」が親で、お店に出される豚丼は子どもとのことで、メニューもちょっと変わっています。
軽めの末っ子「四朗」から、特大盛りの長男「一朗」まで4種類のブタ丼があり、ご飯と肉の量が増えていきます。(一朗では肉が丼から激しくはみ出ています!)

二朗の写真
写真2: 二朗もなかなかのボリューム

十勝産豚ロース肉を炭焼きし、脂が落ちて柔らかくなったところにオリジナルのかけダレと漬けダレの二種類で味付け。この柔らかい豚肉と醤油ベースの甘めのタレがどんぶりのご飯に相性良く絡んで、一気に食べられる美味しさです(^^

お店の場所が帯広競馬場の西側、とちょっと駅から遠いのですが、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


■ぶた八
-住所: 帯広市西17条南3丁目1-39
-営業時間: 11:00〜21:00 (金土日、祝前日は〜22:00)
-定休日: 不定休
-交通: JR根室本線帯広駅からタクシーで10分

日時: 2007年05月27日 22:01 |