

BGPセキュリティーの動向と日本の現状 ~ RPKI時代のルーティング ~
- 概要
未来の技術と言われてきたリソースPKI(RPKI)は、レジストリ側のテストツールの開発やルータの対応など少しずつ実際に使うことができるようになってきています。
最近になり、IPアドレスのOrigin AS番号を証明するRoute Origin Authorization(ROA)の作成・公開数がRIRなどの実験環境において徐々に増加してきています。ROAはすでに誰でも参照できるように公開されておりますが、残念なことに日本地域の経路情報に関するROAはとってもさびしい状態になっています。
今回の発表では、RPKIの実用化手法であるROAを用いたルーティングオペレーションについて、研究開発の動向や実機を使った検証結果を共有するとともに、RPKI時代のルーティングへの期待と、克服しなければならない課題について参加者と議論します。
- 発表者
岡田 雅之 (社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター)
吉田 友哉 (インターネットマルチフィード株式会社)
Randy Bush (株式会社インターネットイニシアティブ)
- 事後資料