
イベントトラフィックに対するトラフィックエンジニアリング
- 概要
- iOS7が発表になり、インターネットでのトラフィック量にも変化が見られ、JANOG/NANOGでも通常時のトラフィック量との違いが盛んに報告されました。iOS7アップデート、Windowsアップデート、楽天スーパーセール、AKB48総選挙?などイベントによるトラフィックの変化を見ることで、トラフィックエンジニアリングやCDNなど施してる対策などを議論したいと思います。
- 発表者
土屋 師子生 (シスコシステムズ合同会社)
亀井 聡 (エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)
松下 太志 (九州通信ネットワーク株式会社)
岩崎 磨 (楽天株式会社)
- 資料
- 資料: イベントトラフィックに対するトラフィックエンジニアリング (土屋)資料: CDNの配信の仕組みと国内における配備状況 (亀井)資料: ISPから見たイベントトラフィック (松下)資料: イベントトラフィックに対するトラフィックエンジニアリング (岩崎)
- 議論ログ
- Q: 会場からの質問A: 発表者からの回答/コメントC: 会場からのコメント
C: 設備増強方針に影響。実際にイベントによって増えるトラフィックが2倍までであれば冗長構成分で対応可能だが、それを超えている。次に備えて考えなければいけない。
Q: Xでのトラフィック交換に関して難しさを感じている。IXだと品質の担保がうまくできないように思える。その点に関して何かありますか?
A: Akamaiに関してはモニタリングしているのでお任せしちゃってもいいかもしれない。ただし、ISPの考えとは少し異なる状況があり得ると思う。
Q: ISPさんの中でもCDNに対する戦略が見える。何かシェア出来ますか?
A: サーバーコストとピアリングコストおよびトラフィックの影響を考えて、計画をしている。
Q: CDNの制御が今までのネットワークと違う。CSPさんの視点で何か共有して頂ければ。
A: 画像コンテンツはCDN、アカウンティングはCDNを経由しないトラフィックになる。実際のダイレクトコネクトのユーザを増やしつつCDNを上手く使う事を考えてる。
C: キャッシュをおいている。状況をシェアすると、9月18日を境にキャッシュのトラフィックが下がってる。しばらくずっと減っていたが、10月にまたドーンとトラフィックが上がってる。