JApan Network Operators' Group
JANOG35は特定非営利活動法人ふじのくに情報ネットワーク機構 のホストにより開催します。

運用から見た研究、研究から見た運用

概要

インターネットの未来に関する「尖った」議論が行われる場の一つとして、大学や企業の研究開発部門を中心とした、アカデミックなフィールドがあります。アカデミックなフィールドにおいては、日々次のネットワークアーキテクチャを模索するような活動が行われているにも関わらず、janogなどのNW運用者コミュニティとの間には大きな壁があり、技術的・人的交流が少ない実情があります。その結果、実NWの運用上の制約を無視した研究活動が行われていると指摘されるような事例が存在したり、逆にアカデミックの分野では既に解決されている問題へのソリューションがNW運用者のコミュニティへ共有されていなかったりと、様々な"もったいない"状況が発生していると考えています。

本セッションでは、そんな"もったいない"現状を打開するために、普段主に企業でSDNに関連した研究を行っている登壇者が、SIGCOMM'14などの最近の学会から、ユースケースの明確なSDNの応用事例をいくつかピックアップし、JANOGerの皆様を交え研究/運用双方の視点から実NWへの適用可能性などについて議論できればと思っています。

研究者にとってはネットワーク運用の現場の意見を知ることで、"実用化に向けて何が足りないのか"を知る機会に、運用者にとっては先端の研究活動から"SDNにこんな使い方があるのか"といった発見をもたらすことのできるような場にしたいと思っています。

発表者

金子 紘也 (日本電気株式会社)
石田 渉 (NTTソフトウェアイノベーションセンタ)

資料

運用から見た研究、研究から見た運用 事後資料 (金子)
運用から見た研究、研究から見た運用 事後資料 (石田)