Abstract 2日目 - 1月21日 金曜日- |
IRS(Inter-domain
Routing Security Workshop)Meeting Update |
発表者 |
近藤 邦昭 [株式会社インテック・ネットコア]
吉田 友哉 [エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社] |
概要:
2004年春にTCP
Vulnerabilityの問題がクローズアップされて以来、ISP間でのSecurityに関する情報共有が益々重要なものとなってきた。
Securityに関する情報は、Publicではない非常にクローズな場所で情報交換される一方、ISP間で相互に連携を必要とする場面や、今後検討していかなけれなならない事柄も数多くあり、それらはオープンな場で情報共有したり、あるいは非常に詳細に至る部分までコアな議論を行っていく必要がある。
これらの背景を踏まえ、2004年7月を第1回目とするミーティングから数えてこれまで3回に渡って開催された(3回目は1月のJANOG15前に開催予定)、IRS(Inter-domain
Routing Security)Workhop
のミーティングUpdate、今後の方向性、またどういった議論を行っていく必要があるのか、等について皆さんと一緒に考えたい。 |
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JPIRR、IRRの未来 |
発表者 |
吉田 友哉
[JPNIC IRR企画策定専門家チーム/エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]
川端 宏生 [JPNIC] |
概要:
現在JPNICで行っているIRRに関する様々な検討事項や周辺技術の調査に関するUpdateなどをざっくばらんにさせて頂き、今後のインターネットオペレーションにとって有効なIRRサービスとはどうあるべきか
、IRR全体の未来も含めて皆さんと一緒に議論させていただきたい。 |
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実際広域イーサネットはどう変わったか? |
発表者 |
チェア:
園 洋志 [エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]
パネリスト:
安東 宏二 [エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]
安藤 雅人 [株式会社パワードコム] |
概要:
広域イーサネットは圧倒的に良いコストパフォーマンスにより、MPLS-VPNと双璧を成すVPNサービスとして定着して来ている。
仕組みが単純でありユーザにとっての自由度は高いが、オペレータ側から見るとネットワークの大規模化に伴い、既存システムの限界や、オペレーションコストの増大も問題として見えて来ている。広域イーサネットがどう変わってきた来たか、これから何を解決しなくてはいけないか、ユーザとオペレータの双方にとって望ましい広域イーサネットの姿について模索する。
-どう変わったか?
信頼性
QoS
パワードコムで導入したEoEの話
(JANOG10で構想を発表したのを実際にやっちゃいました)
-これから、
802.1adとその先に、、、
VLAN数やっぱり4000じゃ。
回線設定は結構大変自動化プロトコルGVRPのようなものの具合は?
網構成変更は結構大変、ルーティングって実は素晴らしい?
マルチキャストってやっかい
ユーザループ対策もしなきゃ
異機種接続(LLDP、UDLD、PagP、LACP)ってやっぱりこれから
リンクアグリ問題よく使うけど、、、
L2サービスにこそv6実装?最後はPing?
構成管理
Ether網のインターワークもそろそろ考えよう?
10Gはこれからどんどん |
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一人じゃ出来ない・ネットワーク運用 |
発表者 |
松本 順一 [日本テレコム株式会社] |
概要:
ネットワーク運用と言えば従来から機器の信頼性や新しい技術が重視されてきた。しかし、実際の運用者は日々工夫を重ね、定められた条件の下ネットワー断時間を縮め、信頼性向上に努めてきている。それはNOCだけの活動に留まらず、現地保守運用者、ベンダーなども含まれる。
本発表では、より充実したネットワーク運用と迅速な復旧を行う為には、に焦点を当てると共に、他組織と協調についても注目し、その組織間協調と工夫によって生まれた創意工夫の例を紹介していく。発表は「NOCのみ」「NOC−現地保守者」「NOC−ベンダー」の3つのカテゴリーに分け、差を比べていく。
発表後は会場から意見・アイデアを集めて、工夫・コツの共有を図りたい。 |
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DNS 512byteの壁−OCN
DNSトラヒック分析より− |
発表者 |
吉村 知夏 [エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]
外山 勝保 [NTT]
石橋 圭介 [NTT]
豊野 剛 [NTT]
藤原 和典 [株式会社日本レジストリサービス] |
概要:
512byteを超えるリソース・レコード(RR)を設定した際、キャッシュサーバ側に思いも寄らぬ負荷を与えることがある。
本発表では、OCNで実際に発生したキャッシュサーバの挙動を紹介する。
また、512byteを超えるRRがどの程度存在するのか解決策であるeDNS0での通信量などをOCN実網トラヒックの解析を通して紹介する。 |
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「ガバナンスだってシステムであり運用だっ!」
〜運用現場にも影響する資源管理の行方〜 |
発表者 |
前村 昌紀 [JPNIC/フランステレコム日本研究所]
サトウススム [JPNIC]
吉村 伸 [メディアエクスチェンジ株式会社] |
概要:
インターネットが本格的に日本で利用されるようになって10年が経ち、広く一般の市民にも使われる社会資本とみなされるようになってきた。
JPNICはIPアドレスの管理やその他の公益的事業を通じてインターネットが動き続けるために、事業者やベンダーが単独ではできない、しかし必要不可欠だと思われる活動を行っている。
一方2004年はいわゆるインターネットガバナンスが大きく議論された年だったが、特筆すべきはその議論がベンダー,事業者,研究者など、「インターネットコミュニティ」と呼ばれるものの中ではなく、その外で活発だったことである。
社会資本化にあたってそのガバナンスへの多方面からの参画はむしろ当然と言え、インターネットのガバナンスは大きな転換点に差し掛かっている。
このパネルディスカッションでは、JPNICの現在の活動状況、及びインターネットガバナンスに関して2004年の議論と、どのような転換点に差し掛かっているかを概観し、これらを現在インターネットが抱えている問題と考え合わせた上で、今後のインターネットガバナンスの向かっていくべき方向性やその中での運用技術者や開発技術者、あるいはJPNICの果たすべき役割を、パネリスト、参加者とともに議論したい。 |
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P2Pアプリケーションの実例
〜工夫と課題『アリエル・プロジェクトA』と『Skype』〜 |
発表者 |
岩田 真一[アリエル・ネットワーク株式会社] |
概要:
アリエル・ネットワークでは、P2P技術を利用したグループウェアの開発を行なっており、実装と運用において数々のネットワーク的な問題に遭遇してきた。
NAT・ファイアウォールの問題、帯域節約、管理ソリューション、etc...。
本発表では、これらの問題を解決するために開発してきたアリエルの技術のまとめと、その対比としてP2P IP電話Skypeの仕組みについての解説を行う。 |
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LSI Web Serverについて |
発表者 |
弓手 大之 [株式会社イーツリーズ・ジャパン]
船田 悟史 [株式会社イーツリーズ・ジャパン]
大中 邦彦 [株式会社イーツリーズ・ジャパン] |
概要:
Ether,IP,Tcp,HTTP,file system をFPGAで実装し、1台で最大6Gbps、同時コネクション数65,536をたもつサーバです。
本発表ではSRSさくらインターネット様からの客観的評価に基づきまして、これからのインターネットにおきましてどのような貢献ができるかさぐってゆきたいです。
発表内容について
CPUもOSもなくLSI上で直に処理することにより、1台でHTTP上で6Gbps出力可能、同時コネクション65,536、コンテンツ保持をすべてシリコンによりディスクシークをなくした、LSIの可能性を発表してゆきたいです。
プラスなところ:
・SYNflood攻撃につよい(通常のCPUサーバの256倍のコネクションが同時ほじできるため)
・ディスクシークがおきないため、特定のコンテンツにアクセスが集中してもレスポンスがよい。
・バーチャルホストを実装しているため、負荷の重いコンテンツだけをもくもくと処理できる。
・リバースプロキシーを実装予定で、cgi処理といったレスポンスの重いものもキャッシュし、サイト全体のレスポンスもよくできる。
マイナスなところ:
・サーバサイドな動的な処理そのものはできない。
・プロトコルはftp,nfs,CIFSに対応できなくHTTPに限定されている。
・HTTPも基本的に1.0である。
・ベンチャー企業の製品である。 |
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パネルセッション |
インターネットの幸せのためにフィルタリングしよう! |
発表者 |
チェア:
水越 一郎 [エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社]
パネリスト:
戸田 洋三 [JPCERT/CC]
山本 功司 [株式会社インターネットイニシアティブ]
松浦 利光 [NECアクセステクニカ株式会社]
川島 正伸 [NECアクセステクニカ株式会社] |
概要:
昨今のインターネットでは迷惑メール、DDoSアタック、ワーム感染など多くのインシデントが報告されている。
生活に欠かせないライフライン、ビジネスのプラットフォームとなりつつあるインターネットをより快適に、より安全かつ安定したものにする為にどのようにすれば良いのかといった点が、現状では各ISPのポリシーや各ネットワーク機器メーカーの開発方針に依存している。
これらの問題を解決する為には、インターネットの性質として事業者間での運用は今後必須なものになる。
また、インターネット上の障害などによるISP間の連鎖障害等も、事業者間の協調運用により、その障害を軽減させより安定したインターネットの運用が実現する。
今回、「インターネットの事業者間の協調運用」をテーマとしてインターネットに関わる様々な立場から、これらの脅威に如何にして立ち向かう事が出来るのかを議論する。 |
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