JANOG21 Meeting @ Kumamoto|Jan. 24-25,2008|Parea Hall, Kumamoto city.

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プログラム 特集記事
「本当はもっとIPを使いたいんです! ―テレビ局編」
2008年1月24日(木) 11:05 - 12:35

―今回のプログラムはテレビ局とIP化に関する内容ですよね。なぜ、このようなテーマを選んだのですか?

伊賀野: 最近のJANOGの世界がちょっと狭いように感じたので、新しい職種の人ともJANOGで「交われないか?」と思い、プロデューサーとしてこのプログラムを応募しました。

―伊賀野さんは前回も、前々回もプロデューサとして、ノンサンプリング関連のプログラムを担当されてました。 あれはほぼ継続プロジェクトとして続いているのですが、今回のテレビ局のIP化関連の話も続けてみたいと思ってますか?

伊賀野: 正直なところ、あまり継続性のある性格では無かったりします(汗)。 今回の発表をきっかけに、更にDeepな世界が広がり、次回にも続くようなプログラムになると良いですね。それには、皆さんからの広い意見に基づいたディスカッションが必要不可欠だと思っています。 プログラム内では、ディスカッションに時間を割けるように配慮するつもりでいますので、是非、これを機会に会場のマイクの前で質問やコメントを頂けると嬉しいです。

あと蛇足かもですが、ノンサンプリングについては、今回iTSCOMの芦田さんが発表される事になっています。 ノンサンプリングの一つの完成されたアプリケーションとして非常に興味深い内容になっているようですので、こちらもお楽しみ下さい。

―みんながマイク前に並べるネタは十分にだされていると思いますよ。なんせ、過去数回の事前打ち合わせ中でさえ話がまとまりにくく突っ込みどころ、聞き所が満載な企画だったので是非会場の人からも切実なる疑問を投げかけてもらいましょう。

― 初日の第一発目なのですが、プログラムの焦点! ここだけは聞いて帰って欲しいところはどんなところになりますか?

伊賀野: 「放送と通信の融合」と良く言われますが、放送業界のコトを良く知らないなぁと思い、今回は一番メジャーと思われるテレビ局にスポットライトを当ててみたいと思っています。 彼らの業務を理解した上で、我々の得意なIPネットワークをどう使ってもらうか? どう提供できるか?という事を議論したいと思っています。 実際に登壇していただく方は現場の第一線で活躍されている方々なので、貴重な体験が聞けると思いますよ。

―なるほど。我々もテレビ局内での仕事。コンテンツがどのように撮られて作られるという過程はしりません。そのあたりの前提知識は事前に持っておいたほうがよいですか? それとも熊本に行けば、TV局コンテンツが作られる過程も知れる!ということでしょうか?

伊賀野: 時間が限られていたりしますが、プログラム内で、分かりやすいようにTV局の方に「TV局の業務」について説明頂こうと思っています。 また、何か事前に提供できる資料を準備できないかとも思っています。この資料を見ていただければ、どんなプログラムになるかというイメージも事前に掴んで頂けるのではと思っています。

―放送事業者の中のIP化ってどのくらい進んでいるのですか?

伊賀野: デジタル化/ハイビジョン化と同時にIP化も進んでおり、有効に使える技術と捉えられているようです。 色々お話を伺っていると、いざ使ってみると色々問題も露呈している段階で、もっともっとスマートにIPを使えるようにしたいというのが、現状のように感じています。 そのためには、何が必要かという視点でプログラム内で議論できればと思います。

―単純にIP化と言っても、どこで?というのが大切になると思いますが、IPを使う利点。このメリットはどこにあるか、実際にTV局の人に聞いてみたいですね。 常に我々がメンテしている世界が、他の業界ではこんな使われ方をしてて、見えなかった使い方が見えてくる。そこから、新しい技術やビジネスが見えれば皆、ハッピーハッピーになりますね。

伊賀野: このプログラムを通してなんとなく「ワクワクした気分」を持って帰ってもらいたいと思っています。 このプログラムが実務にどれほど有効かはそれぞれの立場で異なると思いますが、日々、同じような環境で同じような仕事をしていると忘れてしまっているような事が沸々と湧き出てきて、その時のトキメキを共有できると嬉しいです。

―このプログラムを聞いて、実務の幅が広がるというか、新しいモチベーションのキッカケになれることが「ワクワク」した気分を持って帰ってほしいですね。