


スタッフ経験者インタビュー
濱 啓介 (株式会社インターネットイニシアティブ) さんにインタビューしました。
スタッフ経験およびJANOGミーティングへの参加回数など教えて下さい。
私のJANOGとの出会いとスタッフ経験は以下のようになります。
○JANOG26(ミーティング初参加)~JANOG32
初参加の時、同じ業界で同じことをやっていて、同じことを悩み、そして似たようなことを日々やっている人たちを肌で感じました。
以降、半年に一度の本会議は 現地 or ストリーミング にて参加しています。
○JANOG33 プログラム委員(初スタッフ!)
自分も何か皆さんと共有したい、一緒に悩み、そして楽しみたい、そんな想いを抱いていたら、いつの間にかスタッフに応募していました。
○JANOG34 プログラム委員(2回目)
JANOG33の気持ちがさらに高まり、やり残したことへの挑戦、業界を盛り上げていきたいと考え、参加しました。
JANOG34での主な活動内容
JANOG34は、JANOG33に続き「プログラム委員」をつとめさせていただきました。
「プログラム委員」はおおよそ10名程度(実行委員のおよそ1/3)で構成されていて、JANOG本会議のプログラム募集から選定、登壇者の方と一緒にプログラムを作り、発表当日の準備、アフターケアまで行います。
メインコンテンツであるプログラムをJANOGerの皆さんに分かりやすく、そして登壇者の方がJANOGerに伝えたいポイントをまとめるお手伝いをすることが大きな役割です。
スタッフの中で登壇者の方と接する機会が多く、一緒に過ごす時間がおそらく一番長い(?)のも特徴の一つです。
担当したプログラムは何個でしたか?
3つのプログラムを担当させていただきました。
- Security Issuesへの取り組みと対応―「ちゃんと」「きちんと」伝えるためにできること~キャッシュポイズニングの手法を題材に~
- コンテンツ配信コスト構造の変化を目指して
- DCネットワークの新時代? ―ホワイトボックススイッチの利用可否―
上から DNS , トラフィックコントロール , 新機器/新技術 とレイヤーにとらわれない、多岐にわたるジャンルのプログラムを担当させていただきました。
ミーティングの回数は何回でしたか?(全体および個別を含む)
5カ月間の活動の中で、おおよそ20回弱のミーティングを行いました。
- スタッフ全員が集まる全体ミーティング 5回(1回/月)
- プログラム委員ミーティング 2-3回
- 個別ミーティング 9-12回(3-4回/1プログラム)
といったイメージです。
ここまで言うと「20回もですか??」と思われてしまうかもですが、すべてがすべて現地でFaceToFaceのミーティング、というわけではありません。
この中にはリモート会議(電話会議)も何回か含まれていて、例えば「急遽予定が入って現地に行けなくなった」「次回は軽い内容だからリモートで」ということもありますし、地方の方ですと大半をリモート会議で参加するケースも多いです。
業務時間外の活動はどれくらい(時間・日にち)ありましたか?
ほとんどのミーティングは 19~21時 の 2時間程度 です。
ミーティングのタイミングは、本会議に近くなれば近くなるほど詰めることが多くなるので、本会議1カ月前は濃密な時間になります。
余談になりますが、ミーティング後はだいたい懇親会(飲み会)が開かれます。こちらが本番??という声も??
業務とスタッフ活動のダブルワークはどうでしたか?
平日は業務時間外はスタッフ活動、休日はプライベートといった生活スタイルになりました。慣れると普通になってきますが、「平日の業務」と「実行委員の活動」でバランスをとるのはとても重要です。
実行委員の活動は、それはそれは楽しいので結果的に本業を疎かにしてしまいそうになります。が、それでは元も子もなく、両立するための工夫(周囲の理解を得ることも大事)しながら実行委員の活動をしていました。2日後に実行委員のミーティングがあるから本業の業務は事前に片付けよう、といったように予定を意識して日々の業務をこなしてきました。
委員の皆さんは「本業が大事」と意識していますので、スタッフ活動しやすい環境だと思います。
メールなどのコミュニケーションの頻度(全体では5401通)
日々、MLベースでコミュニケーションをとりますが、週に数通返信することもあれば、十数通流すこともあります。
本会議が近づくと、みんな盛り上がってきて(打ち解けて?!)メールの流通量が多く(急増することも?)なりますね。
スタッフ経験前のJANOGの印象
業界動向の「情報収集の場」といった印象が強かったのですが、同じ業界で同じことをやっていて、同じことを悩み、そして似たようなことを日々やっている人たちを肌で感じていました。
しかし、本会議に参加されている方や、スタッフの方が遠い存在で、登壇されてる方は雲上の「神」な印象をもっていましたので、一方的な情報収集にとどまっていました。
スタッフ経験後のJANOGの印象
まったく印象が変わり、JANOGがすごく身近になりました!
登壇される方に気軽に質問したり、スタッフ同士で日々の悩みを共有・相談、議論できる素敵な場となり、自分とJANOGの距離が急激に縮まりました。今では自分の視野や興味の範囲が広がり、とても良い刺激をもらっています。
あと、酒飲みが多くって楽しい人が多いのも良い!(笑)
休みの日にスタッフで出かけたりもありますよ!
今後JANOGミーティングに参加したいと思いますか。
はい、もちろん参加したいです。
またスタッフをやりたいと思いますか?
はい、作り手であるスタッフ(いつかは登壇にも挑戦?!)をやっていきたいです。
