Day2(7月16日)午後に、CLI+SNMPに代わる管理プロトコルとして再び注目を集めているNETCONFとNETCONFで使用されているデータモデリング言語YANGについて、土屋 師子生さん(シスコシステムズ合同会社)に解説していただきます。プログラムの内容について、土屋さんと担当プログラム委員にうかがいました。 (聞き手=JANOG36企画編成委員)
土屋: コンサルタントシステムズエンジニアとして、新しめな技術や新製品を社内外に紹介したり、新しい市場を開拓したり、そこで得られたお客さんの意見などを開発にフィードバックしたりしています。
土屋: IETFで多くのデータモデルドラフトの提案がされていたり、チュートリアルが行われたりしていたので興味を持ち、非常にニュートラルな資料が出来たので、JANOGでもチュートリアルが出来ないかと思って応募しました。
土屋: NETCONFはSNMPが足りないと言われていた運用上の問題点を改善する為に生まれたプロトコルです。ただし、マルチベンダーで広く運用を行う為にはデータモデルの定義が必要でした。それがYANGです。
土屋: 運用者では無いので実際に使用してる訳ではないですが、CiscoルータのOSでは現在NETCONFを実装し、様々なYANGモデルに対応出来る様にしています。また、Ciscoに買収されたtail-fという会社はNETCONF/YANGに関するチュートリアルや推進をいろんな業界で行ってきた会社で、今まで気付かなかった様な使用例や着眼点があって、友達増えて楽しいです。
土屋: そもそもの応募資料がチュートリアルだったので、事前資料は初心者の方や名前は知ってたけどしっくり来てなかった人も理解しやすくなってると思います。また、YANGモデルを理解しやすくして頂く様に簡単なデモも用意しています。
コンテンツ側(?)のプロトコルは、HTTP/2であったり、QUICであったりいろいろと進化していく世の中だったりしますが、インフラをマネージするプロトコルって、ずっと変わっていないですよね? ずっとみんなが使っているTELNETであったり、SNMP であったり。
その歴史を噂に聞くNETCONF/YANGが変えて行くのか行かないのか? そもそもNETCONF/YANGってどのようなものなのか? を基礎から勉強する事が出来るプログラムになると思います!
「NETCONF/YANG」プログラムページ