JApan Network Operators' Group
JANOG37は中部テレコミュニケーション株式会社のホストにより開催します。

JANOGという打席に立ち続けよう

こんにちは! JANOG36まで会長をやっていましたが、JANOG37で11年ぶり2回目の一般参加をキメた川村です。

仕事の事情で木曜夜の懇親会から参加でしたが、改めてJANOGを好きになりました。私の感じた、JANOGのちょっ
と良いところを紹介させていただきつつ、この11年間私がJANOGを通して得られた事を共有してみようと思います。
一般的にJANOGに対して持たれている印象と異なる内容もあるかと思いますが、誤解を恐れずに書いてみますね。

ヒアウィーゴー!

[改めて良いと思ったこと]

1. 笑顔が多い

懇親会や本会議をとおして様々な企画がありましたね。「BoFでこんな話でたよ!」「懇親会でxxxに会った」「今回yyyさん来てないねー」「今回もすごい人ですねー」という話の合間にみなさんから溢れる笑顔、そしてその笑顔の中で本業の悩みや課題を相談しあいながらヒントを得て、「来週改めて話しましょう」と未来へつながっていく。素敵な場だな、と思いました。競合やライバルでもある他社が混ざりあう、異様とも言えるこの雰囲気、多少まざりにくいのかもしれません。私自身も会社の経営者が変わる度にJANOGがどう業務に影響を与えるか、の説明が大変でしたし、これからもきっとそうあり続けるとおもいます。結果なんてすぐ出るもんじゃないです。でも、辛いばかりの活動は、いくら成果が出るといっても続かないですよね。JANOGという場をうまく活用して成功を掴んでいる方々のベースには、この笑顔が重要な材料になっているのだと思いました。

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2. 未完である

よくも悪くも全ての完成度が「そこそこ」のJANOG。企画からプログラム内容まで新たなチャレンジであったり、新たな層の取り込みであったりの工夫が凝らされている事を感じました。たくさんの人と出会い、運用プラクティスを共有し、自分の明日の仕事に役立てるのがこの会の本質だとすると、未完であり続ける努力はその時代に合った価値を産んでるんだと思いました。

3. プログラムだけじゃなく展示も面白い

今回展示の説明員やってたんですが、みなさんJANOGの展示工夫されてますね!また説明員もガチな方々ばかりで話していてとても楽しかったです。「昨日プログラムであんなコメントが出て」とか立ち話しながら意見交換できてとても勉強になりました。

[私とJANOG]

一歩離れて改めて思ったのですが、今の私の日常業務や会社の評価査定では必ずといっていいほどJANOGが登場します。
JANOGで出会った人からふと業務のヒントを頂いたり(逆に私も何かしら提供できていると思いたいのですが)、築いた人脈が商売に大きく貢献したり、JANOGで本来なら会社の許可すら取れないような発表をやった事で新たなプロジェクトが始まったり、今までメーカーさんに要求しにくかった要望が通りやすくなったり、どのOSバージョンを選ぶ?という単一業務から会社全体の戦略に影響を及ぼす中期計画資料まで、だいぶJANOGに依存してきていた気がします。ここまでドップリ使い倒せたのも、最初全然業務貢献できていなくて、小言を言われながらもあきらめず行き続けた事が幸いしたのだと思います。最近では旅費を負担する若者支援制度(私も委員の一人です)などの取り組みも始まり、必ずしも会社の理解を得る事が参加に重要ではないという環境が作られてきてるのかもしれません。

メーリングリストで会社へのフィードバックみたいな話が時々出ますが、実は私最近は会社へのフィードバック一切していません。出張報告も書きません。

「何のために行くんだ」
「どういう成果がえられたか」

という「ほうれんそう」も大事なんですが、結局その場にいたかどうかが勝負を決める事が多い世界だと感じています。毎回、ちゃんと仕事の成果を出そうと必死に考えて行ってます。報告は、その仕事の報告の中でJANOGを使ったかどうか、だけです。

今回は滞在時間が短いながら変わらず有意義で、これからも私はJANOGという打席に立ち続けようと決心したJANOG37でした。若い人に道ゆずる?とか私にはまだ早そうです。
いっしょに行きたいっす。いっしょにいきやしょう。

じゃ、JANOG38で会いましょう!