こんにちわ。JANOG48でホストを務めさせていただきました、株式会社ミライコミュニケーションネットワークの山口です。

左がホスト加藤さん、右がホスト山口さん

 早いもので「JANOG48 in 大垣」からはや1ヶ月。JANOG47で様子のおかしい告知プレゼンをしてからおよそ7ヶ月が経とうとしています。

 今回我々は重大な決断に迫られました。

 JANOG46沖縄ではコロナ禍という現代社会が体験したことの無い不測の事態、誰も先がわからない中での判断でご苦労されたかと思います。続くJANOG47ではスタッフとして参加させていただきましたが、コロナ禍が収束しないあの状況では完全オンラインという選択肢しかなかったかと思います。このような情勢の中、それでもJANOGという火は消さないよう続けることは、手探りの状態で次のJANOG、未来へのJANOGにバトンを繋ぐためにできることをした判断だったのでしょう。

 一方今回のJANOG48はというと、判断当時はコロナは終息しているとはいえずオリンピック開催の是非が問われる中、それでも落ち着きそうだという展望もありました。そのような見通しの中、ホストによる我儘で「規模を縮小してでも現地開催」案でお願いいたしました。懇親会無し、現地登壇は1ステージのみ、あとはオンラインととても規模は小さくなります。

 これはどんどん規模が大きく活気あるものに成長したJANOG45までの流れとは完全に逆行するものです。広島から札幌までしか知らないJANOG参加者に対しては「しょぼい」という印象を与えるかもしれません。懇親会無しは世間の風潮でもありますが、流石にJANOGで懇親会なしは現地に行く意味があるのかと感じるかもしれません。感染者数は落ち着いてはいるものの、また状況がよくない方向に落ちるかもしれません(実際8月以降はよくない方向に転落した)。それでも現地で開催するべきか。

 ホストからすれば「完全オンラインとするのは簡単だけど、こんな中でも現地で会いたい」という強い想いがありました。

 この想いはスタッフの方々も同様で、気持ちよく方針が決まりました。進むべき方向が決まればあとは現地開催をいかに安全に、活気あるものにできるか、オンラインで何かできないかに絞って突き進み、あのとても暑かった7月14〜16日:JANOG48 in 大垣の開催まで本当によく頑張っていただけました。初めてのホストで比べるものもないのですが、本当に素晴らしいスタッフに集まっていただけたと感じています。

スタッフ兼ホストのみなさま

 この最高のスタッフの手によって困難な状況でもこうすればできる、というたたき台を次回以降のJANOGにブリッジできたのではないかと感じています。

 開催から1ヶ月が経過しましたが、大きな混乱も無くコロナ・クラスターが発生するような事態にはなっていないこと、これはご参加いただいた皆様のご協力と、スタッフ・事務局による準備のおかげです。

ソーシャルディスタンスの徹底も含め密対策も行いました

 また、現地開催はするものの来場者はそれほど見込めない状況にも関わらず協賛いただいた各社の皆様には本当に感謝申し上げます。JANOGという大切なコミュニティをこれからもご支援ください。

 7ヶ月前に「大垣ってどこ?」から始まったこの「JANOG48 in 大垣」は皆様のご協力・ご支援あって無事終えることができました。関わってくださった皆様には深くお礼申し上げます。

お土産も楽しんでいただけましたか?

 あ、もう対外的な文章はこのくらいにしておくとして。

 今回ホストの立場での参加となりましたが、ホストはどの程度口出ししていいのか、どの程度関わればいいのかよくわからず、規模縮小の判断をしてしまった負い目もあり、ホスト側は「まずスタッフに楽しんでいただく」をモットーにJANOGのコアな部分以外のところは現地担当としてガッツリ関わらせていただきました。

 スタッフの方々の大垣到着時の送迎(あ、僕じゃない)、スタッフへの毎朝の差し入れ(あれ、これも僕じゃない)、最終日も含めた全体のご案内(これも僕じゃ無いな)、気持ちよくJANOG48を進行いただける環境づくりは力を入れてやらせていただきました。ご満足いただけていれば良いのですが。

差し入れも含めサポートありがとうございました!
スタッフミーティングもソーシャルディスタンスを徹底しています

 個人的な思い入れとしまして、今回基礎デザインを担当させていただきました。立場上、直接デザインをする機会も無くなり悠々自適に上がってきたデザインに文句をつけるだけの簡単なお仕事でしたが、久々に現場ができて良い刺激になりました(自分で使うイラレ導入の稟議を自分で承認するところから)。

 今回はスタッフシャツの背中に背負う鮎とブリッジロゴ(胸のブリッジはスタッフ・いっちーさん作)、看板やネームカード、event hubで使う基礎デザインの大半をささっと仕上げました(綺麗にできてたのは事務局さんと設営会社さんの努力)。そのためホストとしての充実感に加え、デザイン参加させていただいた充実感でいっぱいです。

 そうそう、ステージ上の看板の「鮎ブリッジロゴ」に1つだけ「鮫ブリッジロゴ」が紛れていたのはお気づきでしたでしょうか。事務局トップのアイデアで開催2週間前に急遽作りました。鮎よりこちらの方がお気に入りですので、今後JANOGのホスト様で「サメ」が有名な開催地で実施する場合は是非流用ください。aiデータをお送りいたします。

 規模はともかく現地でお会いできた方、感染対策へのご協力も含めて誠にありがとうございました。

 唯一の心残りは、突然の緊急事態宣言に伴い東京スタッフの何人かに直接お会いできなかったこと。非常に残念でなりません。またどこかでお会いできることを祈っています。

 PS:鹿児島にも、もちろん行くよね?

山口さんありがとうございました!