概要
近年NISTを中心に耐量子計算機暗号(PQC)の標準化が進められており、それに従い欧州・中国など各国でも移行活動が進められている。本発表では、まずPQC移行についてのNISTや各国の動向を紹介する。さらに、SSL/TLSプロトコルではPQC導入がオープンソースプロジェクト(OpenQuantumSafe, OpenSSL)で進められていることを紹介し、弊社独自での組み込み機器向けライブラリを紹介する。また、各ネットワーク技術でのPQC移行活動の例として、DNSSEC,RPKIにおけるPQC移行に向けた標準化活動や、IETFで審議中のドラフトを紹介する。最後に、インターネットルーティングセキュリティにPQCを導入した際の影響を調査し、その結果を共有する。
議論ポイント
・PQCについて知っていましたか?
・PQCへ(2035年までに)移行しないといけないことは知っていましたか?
・PQC移行に着手されていますか?
・されている場合、いつから着手していて、どのくらい移行が進んでいますか?
・されていない場合、PQC動向のキャッチアップはされていますか?また、いつから着手するという予定はありますか?
・PQC移行において課題になりそうなことは何でしょうか?(例えばパケットサイズの増大、次世代ルータの処理性能不足など)
場所
本会議場3 グラングリーン大阪北館5F 5-1
日時
Day3 2026年2月13日(金) 13:40~14:40 (1時間)
発表者
高橋 康
パナソニック ホールディングス株式会社
Yasushi Takahashi
矢内 直人
パナソニック ホールディングス株式会社
Naoto Yanai
公開資料
各種情報
| ストリーミング配信 | 実施する |
| アーカイブ配信 | 実施する |
| SNSやSlackでの議論 | 制限しない |
| プログラム種別 | 登壇者から応募のあったプログラムです |
アーカイブ配信
本会議終了後、順次配信予定です
