はじめに
JANOG58 プログラム委員のささしー/企画編成委員のまーしーがお送りします。
今回はday3 本会議場2F-B(真珠の間B)でご登壇いただくBIGLOBEの中野さん、津山さん、阿部さんとミーティングした際のインタビュー内容を皆様にお伝えします。
応募のきっかけ

(BIGLOBE 中野)
BGP Flowspecを採用している事業者はちょくちょくお見受けしましたが、新しい仕組みであるRedirect-to-IPを採用している話は聞いたことがなく、その知見を広く共有してみたいという思いから応募しました。
ドラフト版を採用した故の苦労話、途中で起こる仕様変更に対してどう乗り越えたのか?ぜひ聞きに来てください。
議論のポイント

(BIGLOBE 中野)
以下の点について、参加者の皆様と議論を重ねたいです。
・マルチベンダ採用による検証、運用コスト増による苦労
・IETF draftからstandardに至るまでの仕様変更に伴う各社互換性
本プログラムのターゲット層

(BIGLOBE 阿部)
BGP Flowspecはそれこそ10年前は議論が活発でしたが、最近ではあまり議論されていないトピックですので、改めて若いエンジニアの方々にBGP Flowspecにかかわる技術を伝えていきたいです。
また、本プログラムは新規技術を商用導入していくにあたってのストーリーを踏まえており、ベテランの方々には標準化に至るまでの苦労を、若いエンジニアの方々には導入までの工程に着目して聞いてほしいです。
今回のテーマ「技術の成熟と次代への継承」を踏まえて

(BIGLOBE 津山)
今回発表するBGP Flowspecは、まだ未成熟な分野であります。
どういう場面で使うか事業者ごとに異なっているという点でも未成熟だと感じるところがあり、今後成熟させていくためにもぜひ議論を取り交わしていきたいと考えています。
プログラム委員よりひとこと

(プログラム委員 佐々木)
DDoS対策は、ネットワーク運用者にとって常に温度感の高い、終わりのない課題だと思います。
本プログラムでは、マルチベンダーのバックボーン環境で、いかにして高度なDDoS対策を実現したか、その挑戦の裏側が語られます。
注目すべきポイントは、採用された技術「BGP Flowspec Redirect-to-IP」が、実はまだRFCのInternet-Draft段階であるという点です。標準化の途上にあるため、ベンダーごとに参照しているドラフトのバージョンが異なり、そのままでは「実装に互換性がない」という大きな壁がありました。
この「非互換な変更」という荒波を、独自の変換装置を開発することで乗り越え、商用導入まで漕ぎ着けた工夫は必見です。
「DDoS対策の導入方式で悩んでいる」「BGP Flowspecを実業務でどう活かすべきか」「標準化前の技術を商用環境へ取り込む際の作法とは?」「うちはこうやって非互換性を乗り越えた」「マルチベンダー環境でこんな苦労をしている」といった関心を持つ皆様、ぜひ議論にご参加いただきたいです。

