JANOG22 プログラム担当 波田野 です。
明日より開催される JANOG22 では、ネットワークオペレータ間のみならず、
インターネットを利用してサービスをつくったり、提供している技術者の方
たちともインターネットに起こりつつある問題点について共有する場とした
いと、スタッフ一同想いを持って活動をしてまいりました。
その想いの結実として、このたび以下の2つのプログラムについてWeb中継を
実施することとなりました。
▼ 7月10日(木) 15:45~ (約60分)
『IPv4アドレス 販売終了のお知らせ? ~ISPによるNATで起きること~』
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/program/day1/day1-5.html
▼ 7月11日(金) 14:45~ (約60分)
『IPv4枯渇、あなたがお使いのWebサービスは生き残れますか?』
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/program/day2/day2-5.html
☆今そこにある危機/レイヤーを超えて
詳細は下記に譲りますが、2つのプログラムどちらもが、IPv4アドレスの枯渇という
間近に迫り来る危機にどう対応していくか、ネットワークオペレータだけではなく、
上位レイヤーの人や利用者も含めて議論したい、という危機感を伴う意図を元に
企画されたものです。
今回は実際に影響を受ける可能性のあるサービス運営者の方々にもご登壇いただき、
ネットワークオペレータと上位レイヤーの人達の間になんとなくある溝、そんな断絶を埋め、
共有する場、そして交流できるきっかけを提供できればと考えています。
JANOG の会場にいらっしゃる方だけでなく、会場を離れている各レイヤーの技術者の
皆さんに是非ご覧いただき、今後のインターネットのあり方について考え描いて
いただければ幸いです。
どうぞご期待下さい。
☆アクセス先
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/broadcast/broadcast.html
(または、http://www.ustream.tv/channel/janog22)
☆番組の紹介
▼ 7月10日(木) 15:45~ (約60分)
『IPv4アドレス 販売終了のお知らせ? ~ISPによるNATで起きること~』
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/program/day1/day1-5.html
内容:
総務省やJPNICによる報告書において IPv4アドレス枯渇 への対策として
最も有力な候補とされているのが IPv6 です。
また、合わせて IPv6 までのツナギの移行方式として IPv6 と「ISPによるNAT」
による IPv4アドレス変換の共存が記載されていますが、これについて各方面と
協力して乗り越えていくべき課題が多々あることがより明確になってきました。
このツナギに登場する「ISPによるNAT」について、ISPの技術者から、NAT越えの
専門家から、アプリケーション開発者から多角的に検討し、具体的な課題の共有と
対策についての議論を進めていきます。
対象者:
▼ 7月11日(金) 14:45~ (約60分)
『IPv4枯渇、あなたがお使いのWebサービスは生き残れますか?』
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog22/program/day2/day2-5.html
内容:
これまで IPv6 への移行に関しては、主に基幹ネットワークとエンドユーザへの
普及という視点で、様々な議論がなされて来ました。しかし自社で大規模な
ネットワークを構築せず、iDCなどのハウジングサービスを利用してユーザに]
Webサービスを提供する中小規模なサービス事業者の、 IPv6 への移行という
視点での議論はこれまであまりされていません。
現在のインターネットでは、このようなサービス事業者がユーザに提供する様々な
Webサービスが大きな価値を生んでおり、IPv4枯渇後の世界を考えるにも
無視できない存在です。
そこで本セッションでは、IPv4枯渇を目前にして、Webサービスやその基盤となる
ホスティングサービスの IPv6 移行に関する現状、今後の展開などについて議論を行います。
対象者:
☆ Web中継 利用上の注意