JApan Network Operators' Group

JANOG25

プログラム詳細

2010.01.21(木) 16:20~16:50
APNIC アップデート
発表者からのメッセージ
この10年余、インターネットは多くの変化、チャレンジを消化吸収してきました。そして、今、みなさんもご承知のように、IPv4アドレスの枯渇という、大きなチャレンジに直面しています。日本のインターネットは、技術面でJANOG、ポリシー面でJPNICという両輪がしっかりとかみあい、 APNICコミュニティーに対してもその両面から大きく貢献しています。IPv6への移行に関してのみなさんの実装経験は、これから移行してゆく地域のオペレーターたちにとって、たどりつくべきbeaconとなるように思います。そのようなコミュニティーのみなさんと、JANOG25を通して実際に語り合える機会をいただけたことを大変うれしく思っています。
IPv4アドレスの枯渇を目前に控え、今後大きな変化を迎えてゆくインターネットにあって、技術面からも、ポリシー面からも今後ますます、グローバルな視点を含みつつ、AP地域に根ざした情報発信が重要になってきます。日本の技術コミュニティーからのAP地域への情報発信に大きく期待をすると同時に、今まで以上に、日本のみなさんとの関係を深めてゆきたいと思っています。「APNICアップデート」を通してみなさんに現在のAPNICの位置づけ、今後の方向性といったものを共有できれば幸いです。
概要
  • APNICの2010年の活動計画
  • インターネットガバナンスとNumber Resource Organisation (NRO)の活動について
  • IPv4アドレス枯渇とIPv6実装にかかわるAPNIC統計のシェアー
  • IPアドレスの認証に関してのAPNICの活動報告
発表者 Paul Wilson (APNIC)
前村 昌紀(APNIC Executive Council チェア / JPNIC)
通訳:奥谷 泉 (社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
発表者紹介
Paul Wilson, APNIC 事務局長
  • 1989年、オーストラリア初の独立系ISP、Pegasus Networksの設立に、技術部長としてかかわる。
  • 1992年〜1997年、同社、CEOを勤める。
  • 1998年〜現在、APNIC 事務局長
  • 1990年代、国連、International Development Research Centre (IDRC)、その他国際団体の開発途上国におけるインターネットサービス開発援助活動を現地ネットワークオペレーターたちと共同して行う。
現在のその他の役職
  • Director, Asia & Pacific Internet Association (APIA)
  • Executive Committee, Asia Pacific Networking Group (APNG)
  • Grants Evaluation Committee, Information Society Innovation Fund (ISIF)
  • Executive Council, Number Resource Organization (NRO)
  • Advisory Committee, Internet Society (ISOC)
  • Advisory Committee, DotAsia Organisation (.Asia)
前村 昌紀,APNIC Executive Council チェア,JPNIC インターネット推進部 部長
  • 1994年、NECの商用インターネットサービス立ち上げにネットワーク技術者として参加。以降、インターネットインフラの運営に関する活動に関与
  • 1996年からJPNICのIPアドレス管理に関する方針検討に参画。以降、委員・役員としてJPNICのIPアドレス事業に関わる。
  • 2007年、JPNIC事務局に、IP事業部 部長として着任。
  • 2009年4月より現職
2000年10月から現在までAPNIC Executive Councilメンバ。2003年からチェア。
公開資料 資料1

→戻る




JANOG25 Meeting in Tokyo
JANOG25は株式会社グローバルネットコアのホストにより開催致しました。